佐久間町通信2006年7月号

ナショナル モーターサイクル ミュージアム訪問

4月、バーミンガム近郊の英国ナショナル・モーターサイクル・ミュージアムを訪問。 
いきなり、ちょっと前に火事に見舞われた時の惨状が保存してあった。
この状態から多くのバイクを修復して再公開できるようになったというから、
英国人のバイクによせるなみなみならぬ情熱を感じた。






入り口付近ホールに展示されていたJPSノートン。
OHV2気筒の非力なエンジンで4気筒勢と戦うために車体が極限まで開発されている。
スイングアームの動きを利用して燃料ポンプを作動、キャブより低い両サイドのタンクから
ガソリンを汲み上げる。低重心と空力にこだわった車体は悲壮感すら漂わす。
エンジンが非力ゆえ機体を極限まで研ぎ澄ました大東亜戦争末期の日本の飛行機に
通じる美がある。直立したリアショックに時代を感じる。






1952年、BSAがジョフ・デュークを乗せてワークス参戦をもくろんで
製作した250ccレーサー、MC1。 あこがれのバイクについに遭遇! 
いろいろあって実戦には使われなかったが見どころの多いバイクである。
まずベベルギアを組み合わせた単気筒ラジアル4バルブのカム駆動。
三角形状のスイングアーム、シーリーを先取りするようなフレーム形態。
みにくいタンクの形状も独特のイギリス臭さでマニア心をくすぐる。
ぜひ走ってほしかった、涙なしには鑑賞できないバイクである。






シーリーG50。500ccOHC単気筒レーサー。
最近レプリカで製作されたものでオリジナルよりはるかに速い。、
イギリスのクラシック・レースシーンにはこういうレプリカがたくさんある。
フレームはシーリーのMk2、キャブはガードナーだ。 
最近のこの手のレーサーはエンジンは60馬力、車重が110kgほどというから
恐ろしい戦闘力だろう。






1920年代のブラフ・シューペリア。
詳細は憶えていないがここはブラフコーナーでスゴいバイクがいっぱいあった。
やはりブラフのオーラはすごい。ダンヒルのパイプ、ロールス・ロイス、
モールトン自転車と共通するものがある。






すいません、何だかワカらないがノートンらしい。
ここ10数年英国の旧車雑誌、バイク雑誌を読んでいんかったので、
その間に作られたものだろう。しかし昔のノートンレーサーほどのオーラはない。
現代の日本製ワークスレーサーのほうがカッコ良い。
悲しいがこれが英国バイク界の現状だろう。