北海道ツーリング旅行記
2000年8月18日から8月22日までの北海道ツーリングの記録です。
参加者はカワーダとキタさん、ともに37歳秋田在住の勤め人。
カワーダのバイクはTDM850、クラウザーK3付です。見た目は巨大で、足つき悪いけど、走り出したら、思いのままに走る良いバイクです。今年の6月に大型二輪の免許を取り、7月に購入した新車なのです。今回のツーリングの目標は「立ちゴケしないこと」!。
キタさんのバイクはBMW−R1100S。2台のBIGBIKEで北の大地を走り回ろうという寸法です。
今回のテーマは、北海道グルメツーリングです。
積丹半島でウニ丼、ビール園で生ビールとジンギスカン、旭川でラーメン、船長の家でカニ、うわさの回転寿司でおすし、川湯温泉で特別料理、とまぁ、体重増必至の計画です。
8月18日(金)快晴
午前5時、カワーダが秋田市を出発。めざすは青森フェリーターミナル、約200km。
キタさんは別の町に住んでいるので、午前6時出発。青森フェリーターミナルで落ち合うことになっている。
道の駅なみおかでキタさんと合流。午前10時に青森フェリーターミナルに到着。
青森フェリーターミナルで予定外の事件が発生した。しけで高速フェリー「ユニコーン」はバイクを積載できないというのだ。「ユニコーン」は欠航しないが、バイクはだめ、揺れて倒れるといけないから、との説明であった。
しょうがなく普通のフェリーで函館まで行くことになった。午後2時函館着の予定が午後4時15分函館着となった。
情報1 高速フェリー「ユニコーン」はあてにならない。しけに弱すぎる。
午後4時15分函館着、めざすは長万部町の二股ラジウム温泉!
おりしも北海道警による取締り「試される走り 北の路作戦」実施中でもあり、我々はいつもより順法な速度で国道5号を北上した。
森町の5号線沿いにある土産物屋「海商」でカニを購入し、宅急便で送った。
午後6時30分、二股ラジウム温泉着。あれっ?
情報2 二股ラジウム温泉は経営者が代わった。去年までの女将さんはもういない。 バイクの駐車場も玄関脇になった。
まずは質素な夕食をいただき、そして風呂に入った。いやもう、二股ラジウム温泉の風呂は最高っすよ。
朝早かったので午後9時就寝。
8月19日(土)快晴
朝風呂に入って、午前7時に朝食。
出発前に玄関前で写真を宿の従業員に取ってもらった。そのとき、またも驚くべき情報が!
情報3 二股ラジウム温泉は、現在の施設を取り壊し、新館を隣の敷地に建設するとのこと。現在の風呂ドームも壊すそうだ。9月から新館を建設し、11月には完成予定だとのこと。 ひなびて、床も傾いている、まさに秘湯という感じの二股ラジウム温泉は、まもなく消える。
午前7時30分二股ラジウム温泉を出発。めざすは積丹ウニ半島。
国道5号から道々9号を北上し海岸線へ。道の駅いわないで休憩。
情報4 道の駅いわないのトイレはバスターミナルの道を挟んで隣りである(けっこう分かりづらい)。
積丹半島でシーサイドランを楽しんだ。道の駅オスコイ!かもえないで休憩。
続いて神威岬へ。休憩。
さらに進んで11時30分頃、積丹町の「みさき」食堂に到着。うに丼セットを食す。うまい
情報5 「みさき」食堂は、新しくて明るくて清潔な食堂。うに丼は2000円、うに丼セットは割られたウニが二つと生うに丼と味噌汁とお漬物がついて3000円。生ウニの甘さがたまりません。
うに丼に感動し、緩みきった私は、店を出た直後、立ちゴケをやらかしてしまいました。
情報6 クラウザー社のK2(パニアバッグ)は素晴らしい。立ちゴケの衝撃をほとんど吸収し、車体は左前ウィンカー小破損のみ、バッグ自体は擦り傷のみ。装備して良かった。
気を取りなおして国道229号を余市にむかった。余市を素通りして国道5号を南下、具知安から道々478号を東進して、羊蹄山吹き出し清水公園で大休止。
国道230号で中山峠、定山渓を通過して札幌へ。
この日の宿は北海道農業従事者健康保険会館、午後4時に到着。ツインで一人5000円。
札幌東急で買い物をしたあと、サッポロビール園へ。生ラムジンギスカンを食べ放題、ビール飲み放題で食す。
ビール園のビールってなんであんなにうまいのだろうか?
ホテルまで30分、歩いて帰った。
8月20日(日)快晴
早朝、バイクの整備をした。空気圧の調整とチェーンオイルの吹き付け。
午前8時40分出発。めざすは旭川ラーメン村。
道央自動車道を北上。ラーメン村到着は 午前11時30分頃。
この日も暑い。
ラーメン村の一番人気は「山頭火」だった。すでにならんでいる客が20人ほど。我々はあきらめて「元祖旭川ラーメン」という店でラーメンを食べた。まぁまぁってところかな。
旭川から国道40号を北上。愛別から道々101号に入った。前方に車両なし!爽快に飛ばしました。滝上から国道273号に入り、紋別へ。
紋別の道の駅流氷館で-20度を経験。小休止。
サロマ湖北岸のXX岬へ。民家があったり、なんともない岬でした。
サロマ湖をぐるっとまわってトコロへ。この日の宿は「船長の家」。
情報7 船長の家は、食いきれないほどのカニ料理で有名。たらばカニと毛ガニがところせましとならぶ。味もおいしい。今回は花咲カニがなかったのが残念(予約時に「カニの追加はいらないか?」との問い合わせがあったところをみると追加注文で出てきたのかも)。
情報8船長の家に一人で予約したライダーは3人づつ相部屋になる。ソロライダーでも安心して予約できる。
カニの食べ過ぎでへろへろしながら満腹感にひたり、キタさんが先に寝てしまったので、文庫本を読みふける。
キタさんが「蚊が入る!」との理由で窓を閉めてしまった(網戸あり)。「暑くて寝苦しい」との私の抗議を無視して。私は暑くて汗を流しながら寝た。キタさんも汗をかいてのたうっていた。結局、キタさんは午前3時に窓を開けた。
8月21日(月)くもり、快晴、霧、快晴、霧、くもり
午前7時半から朝食。朝食は普通の和食。
天気予報によると最高気温が24度くらいだったので、メッシュジャケットをしまい、普通のジャケットを着た。
午前8時出発。めざすは知床半島。網走に近づくにつれ、空は曇から晴れへ。
ウトロまでは晴天。オシンコシンの滝で休憩。
知床横断道路はライダーのパラダイス、走りを堪能しました。登りは途中まで晴れ、そのあとは雲の中へ突入した。峠の頂上も霧の中、下るにつれて晴れ間が戻り、羅臼は晴れ。道の駅で弁当を購入し、小腹を満たした。
中標津めざして知床半島を離れた。途中、国道335号をはずれて、田舎路に入った。
北海道の田舎路は直線が多く見通しが良い。とはいえ、交差点に入ったら、スピードを落とし、右を見て左を見て、止まろうかな、右をもう一度見て、よし、左折だ、うぉ、エンスト・・・。この旅行2度目の立ちゴケをしてしまいました。
またしてもクラウザーのパニアバッグに助けられました。しかしドイツ製品は頑丈だ。
気を取りなおして中標津の回転すし「すしロード」へ向った。「すしロード」は国道272号沿いの判りやすいところにある。駐車場も広く、入りやすい。
情報9「すしロード」はライダーにサーモンを一皿サービスしてくれる。ネタも大きくて美味しい。シャリが大きいのでお腹もくちくなる。
午後2時、お腹が一杯になったところで開陽台へ向った。すしロードから中標津市街へ向い、最初の信号を左へ。開陽台まで一直線でした。
空はくもり、今にも降りだしそうな感じだった。ハイジの店でコーヒーを一服。
この日の宿、川湯温泉に向った。途中、道に迷ったものの、計根別に到達、無事、弟子屈へ向うことができた。
午後4時30分、川湯温泉到着。「川湯温泉観光ホテル」は新しくて感じの良い温泉ホテルでした。着後すぐにバイクを整備した。それから風呂に入り、午後6時15分から夕食だ。
情報10川湯観光ホテルは、インターネットで宿泊プランを予約すると8000円くらいから泊まれます。また、屋根付の駐車場にバイクを駐車させてくれます。
キムチ鍋、フカヒレ茶碗蒸し、カニ甲羅ちらし寿司などの懐石風夕食を食す。昨夜のカニ尽くしに比べるとインパクトが足りないが、落ち着いた美味しさがあった。
食後、ひまつぶしに川湯ホテルプラザというべつのホテルの風呂に入りに行った。
私はホテルに戻って寝たが、キタさんはホテル内のラーメン屋に食べに行った。
8月22日(火)くもりのち晴れ
この日は川湯温泉から苫小牧まで400km弱を走破する日。
くもり空の下、午前7時40分出発。
屈斜路湖畔を走り、国道241号へ。あとはひたすら走るのみ。足寄まで行く途中、霧にみまわれ、雨具をつけるかどうか迷ったが、結局、着なくて正解だった。
双湖台で休憩。
足寄を越え、国道242号を南下し、池田から道東自動車道を走った。
午前11時45分、清水ドライブインに到着。牛とろ丼を食す。今年は注文後5分で出てきた。
情報11清水ドライブインの牛とろ丼は美味しい。しかし、1999年8月、3人で注文し、一人分は5分後に、残る二人分は30分も待たされた上(数度の催促あり)、「遅れてすみません」の一言もなく、べちゃっとした牛とろ丼を食わされた。サービス悪すぎ!(食い物の恨みは怖いぞ)。
貸しきり状態の店内で、無事に牛とろ丼を食べ終えた我々は日勝峠を越え、日高へ。連なるトラックの後ろでたっぷりと排気ガスを吸ってしまった。
峠を越えたあたりで快晴になった。暑くて死にそうになり、日高ウェスタン村の駐車場でメッシュジャケットに着替えた。
情報12北海道は寒暖の差が激しい、夏でもメッシュジャケットはいらないとの意見もあるが、私としてはメッシュジャケットがあったほうがよいと思います。1999年、2000年と8月に北海道ツーリングしましたが、メッシュジャケットの効果は絶大でした。Tシャツ1枚で走るのは危険です。メッシュジャケットを着ましょう!
日高で給油。走行距離320kmでもTDM850のタンクには4リットル残っていました(満タンで20リットル)。
日高から国道237号を南下。午後3時半、鵡川町に到達。時間調整のため「四季の湯」温泉に入った。町営の保養施設でなかなか良いお風呂でした。
情報13「ワンダードライブ北海道」というガイドブックによれば、「四季の湯」は国道から離れた場所にあるかのごとくですが、実際には国道235号沿いにあります。
午後4時30分、苫小牧東周文ターミナルへ出発。「四季の湯」からは20分くらい。
ターミナルでラーメンを食べ、お土産を買った。
情報14新日本海フェリーの苫小牧ターミナルは東日本フェリーの苫小牧ターミナルとは、かなり離れた別の場所にある。新日本海フェリーのターミナルは規模が小さく、レストランはない。しかし、売店に軽食コーナーがあり、ラーメン、カレーライス等を食べることができる。
午後6時45分、バイクの乗船開始。
情報15新日本海フェリーはバイクの荷物を降ろさせる。ただし、荷物を船室に持っていかなくても良い。じゃまにならないところに置いて、転がっていかないようにする。壁近くにパニアバッグがスッポリ入るスペースあり。ハンモックのような網棚もあるが、みなさんヘルメットだけを載せていた。あご紐を網に通して締めれば、網棚から落ちない。
乗船後、二等寝台の場所を確認し、速攻でレストランへ。レストランはビュッフェ方式、トレイを持って、好きな料理をとって、最後にレジで会計する。我々は料理少々と生ビールをチョイスし、宴会モードへ。レストランの一隅に屋台コーナーがあり、まさに居酒屋状態と化すのであった。
食後、キタさんは寝台に引っ込み、私は酒を飲みながらラウンジの大スクリーンで巨人の負け試合を鑑賞したのでした。
8月23日土砂降り
午前7時よりレストランで朝食。料理1品、ご飯、味噌汁、コーヒーで880円。
午前8時、定刻どおり秋田港着。
クルマの下船が先でバイクの下船は後。車両甲板に降りる直前から雨が降り出した。その時点では小降りだったので、私は上着だけ雨具を着用。キタさんはズボンだけ雨具にした。下船し、気をつけてと手を振って分かれた後、土砂降りになった。下半身ずぶ濡れ、しかし、私の家はフェリーターミナルから10分のところにあるのだ。
出勤前の妻と夏休中の子供に「ただいま」と声をかけ、水を滴らせながら浴室に入って、私の旅は終わったのです。