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キャンピングカーの冬対策、大きく分けて
5つ気をつける点があると思いま
す。水の凍結、ヒーター、シェルの断熱、バッテリー、車の準備かな。順にふ
れていきますね。
目 次
1.水の凍結
1-1.清水の凍結
1-2.排水タンクの凍結
1-3.ボイラーの凍結と使い方
2.ヒーター
2-1.軽油凍結防止
2-2.LPの充填
3.シェルの断熱
3-1.窓の断熱
3-2.キャブ部の断熱
4.サブバッテリー
5.車の準備
5-1.スタッドレス&チェーン
5-2.小物
改訂履歴
1.水の凍結
どんなに断熱のいい車でも熱源がなければ凍結します。つまり使わないで置
いている時は必ず凍結の問題があります。また、もちろん
SKI等キャンピング
カーが大活躍する場面では凍結の危険ももちあります。
1-1.清水の凍結
北海道等常に零下近い可能性があるなら水を抜く必要がありますね。タンク
だけでなくラインも。どの車も必ず水抜が可能ですから説明書を見てくださ
い。たまにしか、また夜中しか零下にならないのであればタンクの満タンを避
けた上で、ラインの水を抜いておけば OKです。この場合、ラインの水はポン
プスイッチを切ってかつ蛇口を開けて水を落としておく程度でいいでしょう。
実使用時は FFヒーター使用によって凍結を避けます。たまに水を流してやる
事も対策になります。車によっては FFヒーターをつけても途中のラインが凍る
場合もありますが。
1-2.排水タンクの凍結
一番の対策はこまめに捨てる事です。CWでは不凍剤も売ってるようですね。
LLCを用いるという事を聞いたことがありますが毒物ですので厳禁です!
問題は
SKI場等での連泊、無害な洗剤を使ったり、お湯や特殊なスポンジを使うことに
よって排水を環境に対してローインパクトにすれば側溝へのダンプもルール違
反ではないと思いますが...しかし誤解は受けそうですね〜、慎んだ方がええか
な?
も一つ、排水のバルブが凍って捨てられないっていう事があります。いざと
なったら下からバーナーで暖める事になりますが、グリース等で凍結は避けら
れます。
1-3.ボイラーの凍結と使い方
まずは普段置いてる時は体積アップを考慮して、釜の半分も水を抜いたらえ
えはずです。このためボイラーの水抜穴にコックをつけてる方が多いですね。
ZiL等ボイラー位置が清水タンクより高い場合は水抜き穴使わなくてもボイラー
の空気抜きレバーを開ける事によって水を清水タンクに落とす手で
OKです。
そして使用時ですが、まず、いろんな思想はあるけど、シーズンによらずい
つも使用時は満水にしておいた方がいいと考えてます。何より冬に温水使わな
いと意味無いですし、バンテック車等低圧ポンプを使ってる場合はポンプから
の圧力が逃げて清水の出が悪くなる弊害もありますから。
で、使い方ですが、
a.走行中燃焼筒に風が吹き込んで凍ることを防ぐため、出発前にちと温度を
あげる。
b.就寝前と朝にサーモが働いて燃焼がストップするまで沸かす。
で SKI等でも OKと聞いてます。一応このように数時間放置した後の温度は確か
めておいて下さいね。a.はボイラーにラジエター水で暖める機能(モーターエイ
ド)があれば不要です。
なおボイラーの着けっ放しは LP消費量がトルマ
FFよりはるかに大きいので
お勧めできません(FFヒーター一体型を除く)。
2.ヒーター
大きく LP方式と軽油方式に分かれますね。特に後者は軽油凍結の問題があり
対策が必要です。またトルマ等一部を除き両者ともある程度消費電力が大きく
燃料と電気双方が生命線になります。
2-1.軽油凍結防止
軽油は流動性悪化と言って低温になると流れが悪くなります。これがよく言
う凍結です。軽油には種類と温度範囲があって、
特 1号 夏専用
1号 夏〜冬かかり用
2号 一般冬用
3号 寒冷地用、流動性悪化 -12℃以下を保証
特 3号 極寒冷地(北海道等)用、流動性悪化
-19℃以下を保証
となってます。よく言われるのは現地近くや、SKI場へ向かう高速の
SA(例えば
関越下り、時期やスタンドによって違うので要
TEL確認)で 3号軽油を入れるこ
とです。これは車にとっても基本ですね。でも
FFヒーターにとってはこれだけ
では不十分なケースがあります。
3号は -12℃を切ると流動性が悪化してくるそうです...それでも普通の車の
エンジンはもう少し気温が下がってもかかってくれるんです。これは燃料ポン
プに根性があって少々流れが悪くても供給できることや、車によってはライン
にまでヒーターがついてたりするからです。
これに対して FFヒーターのポンプは非常にか弱いので根性が無く、流動性悪
化がおこるとすぐ送れなくなるんですわ。
そこで対策ですが、-10℃を切りそうな時、寒い風が強そうな時は
3号軽油を
入れるとともに実績のある不凍材を入れることが大事です。Fcampで評判がいい
のは唯一、ルート産業の「ディーゼルエイダー不凍」です。手に入りにくいで
すが、たまにイエローハットで扱ってます...取り寄せ可かな?
でも、逆にこれ
さえ買っておけば燃料充填の心配は無いんですから
LP充填の手間や LP切れの
心配のことを考えると楽と思ってます。
注意点は 3号軽油と不凍材を入れた後、まだ気温下がる前に
FFヒーターをつ
けてその新しい軽油を FFヒーターへ十二分に回すこと、軽油のタンクの残量が
少ないと FFヒーターへ燃料が行かないようになってる車種もあるんでタンク半
分近くは残るようにしておくこと(途中で入れれば大丈夫ですよね、これは)で
す。
そうそう、細かいテクニックですが、FFヒータの小さな燃料ポンプを断熱材
で包んで直接風がかからないようにすることは結構効果があるそうです。
追記:
ディーゼルエイダー不凍の入手について(2001/12/21)
イエローハットで昨年は注文可能でした。店頭になくても定番商品な
ので倉庫には必ずあるそうです。倉庫から取り寄せの場合のイエロー
ハット内の注文品番は "012038"とのことです。値段は
800円程度で
した。なお、寒冷地(関西以東かな)でないと店頭においてある確率は
かなり低いです。
(Special
Thanks to YOSHITAKE)
2-2.LPの充填
軽油やガソリンのタイプは車の燃料と兼ねますのでタンク残量を気にかけて
おけばいいですが、LPの場合充填の問題がありますね。よく断熱された車で、
かつ燃費のいい FFヒーターでも極寒地では 5kgを
2晩ほどで使い切ることも
あります。そのため、予備を必ず持った上で燃費を気にかけてください。FFヒ
ーターの機種、メーカーによって燃費は大きく違いますので断熱と合わせて、
自分の車の実力を把握する事が大事になります。
なおイワタニからカセットガス 5本を使うユニットが出てますが、使うに従
って温度が下がりガス圧が低下して FFヒーターが不完全燃焼する可能性があり
ます、ご注意を!
3.シェルの断熱
シェルの実力はパネル、FRP一体に関わらずかなり高いそうですね。バンコン
やバスコン等では金属ボディーの断熱が問題になるケースもあります。ここで
はシェル自身は OKとして他の部分について書きます。
3-1.窓の断熱
特に 1重窓の場合何らか断熱したいですね。断熱だけでなく結露や凍りつく
事により水がついて車内を汚したり場合によっては木をいためる可能性があり
ます。簡単なのはおなじみ銀マット!
しっかり窓枠にジャストサイズに作れば
そのまま固定されて隙間もなくなりますから Goodです。
2重でも湿度や温度差によって結露したり、特に金属製の窓枠のものはそこが
結露だけでなく凍りついたりします。こまめに拭いてやる等してください。
3-2.キャブ部の断熱
クラスAだとフロントガラスからの放熱が大きな問題になるのですが、キャブ
コンやバンコンでは結構簡単に断熱ができます。これができると一番面積の大
きな窓からの熱の逃げを避けれますから効果大です!
どの車もキャブ部とシェル部の間を隔てるカーテン等がついてますが、その
厚さや密閉度まで十分考えられているものは少ないです。そこで分厚い生地で
作り、マジックテープ等で隙間ができないよう工夫すると格段に FFヒーター
の効きが良くなります。これは夏のキャブ部のエンジンの熱が上がってきたの
を防ぐのにも効果的です。
4.サブバッテリー
メイン、サブとも冬は厳しい季節です。特に一晩中 FFヒーターを使う場合サ
ブバッテリーの容量と充電が生命線になります。FFヒーターの種類によって消
費電流が違い、羅列してみると、
a.ベバスト AT-2000...新ZiLや ATOM,JBで採用のもの、軽油orガソリン
100Aクラスサブバッテリー
1ヶで SKI場 2泊ギリギリ
b.トルマ FFヒーター...旧 ZiLで採用のもの、LP
ブロワ(送風機)無しだとまったく消費なし、ブロワありでも a.の
2倍
以上の持ち。アネックスで用いているボイラーと一体型は
a.に近い消
費電流になります。
c.アメ車等で用いてるやつ...LP
大小あるけど a.より消費電流大!
となります。で、電気の良さは LPと違って充填が
SKI場等でもすぐ可能なこと
(笑)です。完全停泊ではなく風呂や買い物等で走ればある程度は走行充電がで
きますよね。例えば SKIならいくつかをはしごしたりすれば楽勝です。あまり
オススメできませんが少しの間エンジンをかける手も非常手段としてはありま
す。また、小さな静か目の発電機を持っていて補充電する方も多いです...これ
は FFヒーターだけに限らず電気を心配して保険のために持つ/使う方が多いで
す。ま、その前にサブをダブルにするのが他の用途を考えても得策で、かつ安
い手です。
デジタル電圧計を用いてサブバッテリーを監視してあげるのが望ましいで
す。特に a,cの場合必須かな?
この管理については、
<キャンピングカーのエレキのページ>
をご参照いただけるとうれしいです。
5.車の準備
これは一般的なことですね。スタッドレス、チェーン、バッテリー、LLC、オ
イル等十二分に準備&チェックしてください。特にキャンピングカーとしての注
意点は、
5-1.スタッドレス&チェーン
普通車で SKIに行く場合チェーンのみっていうのも多いですね。しかしキャ
ンピングカーは非常に重く一端滑り始めると凶器になります。そこでスタッド
レスは必須となります。この際、4駆用のいかにも効きそうなタイヤは耐過重の
面で NGの事が多いです。ぜひトラックタイヤに詳しい店で十二分に仕様を満た
したタイヤを選んでください。ノーマルに比べ柔らかく、その分運転や空気圧
管理には十二分に注意が必要です。
で、チェーンも必須と思います。登りだけではなくて
4WDでも 2WDでも大差
がない下りこそ危ないです。この場合は前輪に巻くケースも考えられます。よ
って前後違うタイヤの場合は両者とも用意する方が懸命です。4輪分とも用意さ
れる方も沢山おられます。チェーンも耐過重に注意してください。トラック用
の亀甲あたりが最適ですね。ワンタッチの利便性をとって耐過重は不足します
が RV用を用いておられる方も多くおられます。この場合は耐久度が低いです
からよく監視しながら自己責任で使用することになります。
5-2.小物
小物としていくつか羅列しますね。
a.軍手、懐中電灯、ボロ毛布...チェーンを巻くのに軍手と懐中電灯は必
須、ボロ毛布を作業時下にひくのに用意する方もおられますね。スタ
ックした際にも有用です。
a.ワイパー...雪用もあるけど、とりあえずオニューにするだけでも大きな
違い。
b.スクレバー、雑巾...フロントガラスについた氷を取るのに必須。\100で
ありますね。
c.スプレーグリス or CRC556...凍りつかないように鍵穴等へ、場所によっ
て適宜使い分け。
d.ウォッシャー液...濃度を上げるのを忘れずに!
c.ブースターケーブル...寒いほどバッテリーは弱ります。トラックの場合
電流容量が大きなものが必要です。
d.軽油凍結防止剤...FFヒーターでふれましたが、もちエンジンにとっても
必要です。
・2001/12/21
1-3.ボイラーの凍結と使い方
旧:
ZiL等ボイラー位置が清水タンクより高い場合は水抜き穴使わなくてもポンプス
イッチを切ってかつ蛇口を開けて水を落とす手で OKです。
改訂後:
ZiL等ボイラー位置が清水タンクより高い場合は水抜き穴使わなくてもボイラー
の空気抜きレバーを開ける事によって水を清水タンクに落とす手で OKです。
2-1.軽油凍結防止
追記: ディーゼルエイダー不凍の入手について(2001/12/21)