| キャンピングカーの電気、サブの上手な使い方(^^) | ほないこか! ベガベガとTakeNファミリーの キャンピングカ〜ライフ Home/ このページの歩き方/ メニュー/ サイトマップ |
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目 次
1.一般的なキャンピングカーの電気の使う量は?
1-1.サブの容量って?
1-2.サブは何泊もつの?
1-3.電気食い...FFヒータ、12Vコンプレッサー式冷蔵庫
2.サブの充電
2-1.走行充電
2-2.ソーラーは?
2-3.AC充電
3.サブの寿命
4.まとめ
4-1.キャンプ&キャラバン時
4-2.普段
電気の悩み、つきませんね〜。ここ数年は贅沢になってきたんか(笑)電気と
言えば電子レンジやクーラー、発電機等の話題が主流ですが、基本に返ってご
く普通にキャンピングカーを使う際の電気のちょっとした知識や気をつける
ことについてまとめてみました。
不十分な点や全部には当てはまらないこともあるかと思いますが、少しでも
ご参考になれば幸いです。
1.
一般的なキャンピングカーの電気の使う量は?
キャンピングカーの電気、みなさんご存知のようにこの元になる
"サブバッ
テリー"は 80A〜200A(100A×2ヶ)程度の容量と限られており、それを上手に使
うことがキャンピングカーと仲良くするコツです。何事も限られた中で楽しむ
んがキャンピングカーの極意(汗)ですから足りないからと言ってすぐ発電機回
したりするんやなくて、まずは "節電"しつつうまいことこのシステムと付き
合う、これが大事と思いま〜す(^^)
1-1.
サブの容量って?
上で 80A〜200Aなんて書きましたが、例えば 100Aのサブって言うのは正確に
は "100Ah"、この "h"は hourで、つまり一時間当たり
1A使うと 100時間持つ
ことを意味します。但し、実際はこの 70〜80%ぐらいと考えたほうがいろんな
理由で現実的です。また、大電流で使うと計算より短目になったりもします。
ます。
1-2.
サブは何泊もつの?
ではサブの容量っていうのを理解したところで、何泊ぐらいサブがもつか?
ちょっと考えてみましょう。
サブの容量は一般的な 100Ah = 70〜80Ah使用可とします。
・照明
複数の和の平均で 30W程度、夜 17:00〜23:00
の 6時間
30W/12V*6時間
15Ah/day
・テレビ
66Wテレビデオ、ニュース+@程度は見るとして
1時間
66W/12V*1時間
5.5Ah/day
・水ポンプ
1.5A*20分
0.5Ah/day
・換気ファン
3A*30分
1.5Ah/day
・各種充電等
10W 2時間
10W/12V/90%(インバータ効率)*2時間
1.9Ah/day
・その他
0.5A*24時間
12Ah/day
計 36.4Ah/day
そう、結構長い時間照明つけて TVもちょいつけたりしても
100Ahのサブで
2泊はOK、キャンプ場のように外でランタンつけてなら何泊もできますね、結
構楽勝なです。
1-3.
電気食い...FFヒータ、12Vコンプレッサー式冷蔵庫
ところが、電子レンジ等使わなくても 2泊持たないことが多いよ〜っていう
話しを聞くこともありますね。この理由は後述の充電不足やサブのへたりっ
ていう大きな課題が有りますが、FFヒータと 12Vコンプレッサー式冷蔵庫って
いう電気を食う設備、これが問題になります。
まず FFヒーター、トルマの自然対流式の FFヒーターはまったく電気を使わ
ない(もちブロワを回さなければね)ので非常に OKなんですが(そのかわり
LPの
充填問題がありますね)、軽油orガソリンの FFヒーターや
LP式でもアメリカ製
の盛大にブロワを回すタイプは結構電気を食うんですわ。
計算してみましょう!
・ベバスト FFヒーター
寒冷地(SKI場等)での運転を想定
運転時間 夜 17:00〜翌朝 9:00の 16時間
(温度上昇によるカットオフ、再起動を想定)
起動回数 1回/2時間程度...よって 8回
8A*4分*8回 = 4.3Ah/day
最大燃焼 起動回数と同じ
3.5A*5分*8回 = 2.3Ah/day
通常燃焼 起動回数と同じ
1.5A*70分*8回 = 14Ah/day
微弱燃焼orカットオフ 起動回数と同じ
0.5A*40分*8回 = 2.7Ah/day
∴ 23.3Ah/day
よって上と足すと、
計 36.4
+ 23.3 = 59.7Ah/day
いや〜、これやと 2晩は厳しいですね(*_*;
この結果からサブ 100Ah一個で冬
に連泊しようとすると照明やら TVやらけちってなんとかっていう感じかな?
で
も不可能ではないですし、私も JB時代の初めはそうしてました。
ちなみにLP式でアメリカ製の盛大にブロワを回すタイプはさらに電気を食う
ようです。
次に最近多くなった 12Vコンプレッサー式冷蔵庫、これは結構電気食うんで
すわ。よって、私は 3way冷蔵庫がオススメなんですが、LPの充填問題以前に冷
えが今一って言う情け無い話しがあって...エレクトロラクスも結構情け無いけ
どビルダーの取り付けがまず話しにならんのよね〜...で、気軽に冷えるってこ
とでコンプレッサー式も増えてきてるんかなと考えています。
あまり詳しくは無いんですが、適当に計算してみると、
・12Vコンプレッサー式冷蔵庫
ON時 3.5A、OFF時 0.5A、コンプレッサー稼働率
30%とすると、
(3.5A*30%+0.5A*70%)*24時間 33.6Ah/day
結構食いますね...冬の FFヒーター以上、これで稼働率が上がればさらに食う
ことになります。最近紹介されてる WAECO( http://www.waeco.de/ 参照)でも
65Lタイプが外気温 32℃時 1.45Ah/h、25℃で 1.1Ah/hとの記述がありますの
で、これも一日 30Ah程度食うことになります。
以上より、夏のコンプッレッサー式冷蔵庫や冬の
FFヒーターを考慮する
と 100Ahのサブ一個では安全なんは 1泊、よってこれらの設備をある程度安
心して使おうとするとちょいお金かかるけどサブをパラにすることが要となり
ます。もちろん、冷蔵庫と FFヒーター両方とも電気食うからさらに倍は不要...
食うシーズンが逆なんでこれはちょっと救いですね(^^;)
2.
サブの充電
ここまではもちろんサブが満タンな場合の話し...ところが満タンで使ってる
人は以外と少ない...これが一番問題かもしれません。
そう、思ったほどには十分には充電されないんです。
2-1.
走行充電
ただで工夫無しでできる充電、それが走行充電ですね。最近は一部の中古を
ベースにしたやつは別として、キャンピングカー用にオルタネータ等強化され
ているベースが使われているのでだいぶんマシになってきました。でも、オル
タネータが強化されても充電電流はある値(バッテリーの充電時のインピーダン
スっていうやつに制限されてしまいます)以上には増えるわけでは無いので、必
然的に走行充電の "時間"に制約されてしまうんです。
100Ahのサブ一個当たり 1時間の走行充電で、空に近い状態で
20〜15A、半分
以上入ってる状態では 15〜10A程度しか入らないと考えてください...というこ
とは、荒い計算で恐縮ですが、
・走行 3時間での充電状態
空に近い = 20%残の場合
20Ah + (15A*2時間 + 10A*1時間) 60Ah
= 60%充電
50%残の場合
50Ah + (15A*1時間 + 10A*2時間) 85Ah
= 85%充電
なんて雰囲気...う〜ん、って思ってしまいますね。50%残で
5時間以上は走ら
んと厳しいんちゃうかなぁ〜(*_*;
なお、サブパラの場合も時間が倍になるん
ではなくて、やっぱり同じ時間になると考えて下さい(オルタネータが強化さて
れることは必須)。
2-2.
ソーラーは?
残念ながらキャンプorキャラバン中はあまり期待できないんですわ。簡単に
計算すると 50Wタイプで晴れとしても、
50W/16V*5時間*75%
11.7Ah/day
ぐらいなんです。ま、照明分くらいなんですわ。これが曇りとか冬ではさらに
NGですね。
つまり 50Wクラスで駐車場に 1週間置いといてやっと満充電になる、そんな
ふうに家に置いといて役立つシステムなんですわ。
2-3. AC充電
ということで、後は AC 100Vからの充電ってことになります...って言っても
なかなか機会無いかもしれませんね。私はマンションの
6階に住んでますんで
JB時代は 2回ほどしか経験有りませんでした(汗)。
出先ではキャンプ場ぐらいしかないですね。車にもよりますが、サブパラで
も 500W未満なんで電源容量の無いところでももちろん
OKです。
幸運にも家で AC接続ができる方は以下の
2点に留意してください。
・いくら常時接続 OKの充電器でも 2日充電したら必ず外す
これは故障を考えてです。10年以上使われる車、充電器は
DC/DCコンバ
ータっていう回路なんで長く使った際の故障確率が若干高いんです(DC/
DCの設計者が言うんやから間違いないです、汗)。知らない間に壊れて過
電圧がサブにかかったなんてことになったら最悪破裂して非常に危険で
す。
・空に近い時はまず帰着したらすぐ充電する
もちろん次の日でもいいですが(^^;)...いままで、出発前に充電してな
んて書いてましたが、サブの寿命考えると空に近い場合はまずは数時間
以上充電して下さいませ。
で、やっぱりしゃーない出先でジェネ回して...ってことになりそうですが、
ちょっと待ってください、実はジェネの充電っていうのもそうは入らないんで
すわ。これは AC充電も走行充電もどちらとも同様に充電に時間がかかること
が原因です。
・AC充電(ジェネ等含む)の時間...走行中と同等以上が要
走行充電と同等、またはそれ以上に時間がかかります。充電器がサブ容
量の 1/10程度の電流で充電するようになっているため(大電流で充電す
るとディープサイクルバッテリーは痛んでしまいます)です。ほぼ、
(サブバッテリー全容量 - 残容量)/全容量
* 7〜10 (時間)
例えば
(100Ah-50Ah)/100Ah* 7〜10 = 3.5〜5時間
となります。この 7〜10っていう係数は充電器によります。もちろんサ
ブパラならそれに対応して充電電流が倍のものが要です。
なお、デルコのボイジャーは普通の充電器では入らないなんて話しを聞
きますが、そうですね、2〜3割程度時間が長い程度と考えたら
OKです。
...いかかがでしょう? これ読んで、そうか、AC充電は時間かかるさかいやっぱ
りジェネ回しまくろ〜ってことにならないようにお願いいたしますね(汗)。ぜ
ひやっぱり節電が大事と考えていただけるとうれしいです。
3.
サブの寿命
さて、もひとつ気になるのがサブの寿命、安いものでも
80〜100Ahクラスで
1万強、普通は 2.5万程度ぐらいするしろもんですから、長く使えて欲しいです
ね。
しっかり管理して、気をつかって使うと
3〜4年と考えてください。さらに、
FFヒーターやコンプレッサー式冷蔵庫、インバータ+電子レンジ等の大電流を食
う設備がなくて照明等だけなら 5〜6年使っておられる方も多くおられます。
なんだ、結構長く使えるんや〜...ところが、いや、1〜2年で、という話しも
聞きますね。サブの場合 "ハズレ"っていうのもタマ(う〜ん、1割りぐらいかな
ぁ)にあって不良とも言い切れず困ったものですが、ユーザーとしては使い方で
がんばりたいものです。
ではそのコツをまとめてみますね。
・バッテリープロテクターが働くまで使わない
ぜひ電圧計を用いて普段から電圧をみて、節電の一つの指針としてくだ
さい。空近くまで使うと寿命に響きますので、
11.5V以下には極力しない!
ことを心がけるとさらにいいと思います。
と言っても、FFヒーターやコンプレッサー式冷蔵庫で電気を食ってしま
うなら、素直にサブをパラ化することをオススメします。
・大電流使用は極力少なくする
やはり寿命に関わるので、インバーターによる電子レンジ等はサブパラは
必須した上で 1日 1〜2回、5分まで、とかにするとダメージは無いと思い
ます。また、こういった大電流は使用前にサブの電圧が
12.0V以上あるこ
とを必ず確認して下さい。
・空に近い状態で放置せずすぐ充電
12V以下で放置はしたくないですね。11.5V以下の場合は早めに充電して
ください。
キャンプ&キャラバンではこういった状態にならないような計画を、家で
はなんとか充電する手段を考えることが大事かな?
家にて AC充電が不可
で、かつ充電不足気味の方はこれまた素直に(高いけど、汗)
50Wクラス
のソーラーの導入の検討をオススメします。
・走行充電の監視を
充電のメインは走行充電ですから、ちゃんとされてるか電圧計でみてく
ださい。走行充電時、
13.0〜13.3V : サブが空に近い状態
13.4〜13.6V : 50〜80%充電
13.7V : ほぼ満充電
(14.2V以上 : 要オルタネータ出力電圧チェック)
が目安かな(もちバッテリー、車によっても異なるんで参考値)?
例えば
なんぼ走っても 13.4Vから上がらないとすれば、どこかに異常があるか
も、可能性 = チェックポイントを列挙すると。
電圧計の誤差
これは正確なテスターで一度チェックを。
走行充電の配線系の異常
どっかの配線の先をとめてるネジが緩んで抵抗持ってたり(放置
すると熱を持って最悪火が出ます)、フューズが飛んでたり、メ
インバッテリーからサブバッテリーの間の配線を一度確認して
下さい。
メインバッテリーの劣化
メインが劣化すると電圧が上がりません。バッテリー液は必ず
タマに点検して液面を保ち、サブと同様
2〜4年に一度交換とな
ります。
サブの劣化
以上の異常が無い場合、やはりサブの劣化が考えられます。
4.
まとめ
ということでまとめてみますね(^^)
4-1.
キャンプ&キャラバン時
・節 電
電気が苦手な方も、ちょっと上記を参考に電気の使用量を把握して、上
手に節電してサブを持たせてください。
・監 視
そのために何より大事なのは状況を把握すること、サブの減りだけでは
なくて、充電の様子からトラブルまで把握できます。
これはもちろん電圧計を用います。
<停止時> (注:
無負荷で 10分以上経過後)
10.5V 11.0V 11.5V 12.0V
12.5V 13.0V
---------+---------+---------+---------+---------+---------+----
| | |
|
使用禁止| できれば使用は控え|
良好、電圧を監視して | |
即充電 | て早めに充電 |
節電生活を | |
| | |
|
---------+---------+---------+---------+---------+---------+----
↑
12.6〜8V
満充電
<走行充電時>
13.0〜13.3V : サブが空に近い状態
13.4〜13.6V : 50〜80%充電
13.7V : ほぼ満充電
(14.2V以上 : 要オルタネータ出力電圧チェック)
また、大きめの負荷を引いてる時は 0.2〜0.5V(電子レンジ使用では
1V以
上!)電圧が低下します。
<参考ページ: 簡単サブバッリー管理 >
・計 画
で、大事なのは計画!
電気を使いすぎないような、ある程度走行充電が
できるような計画をぜひ立ててください...これが上手に考えられるのが
ベテランキャンパーってことかも知れませんね。
4-2. 普段
・充 電
AC電源が取れる方は次の 2つの目的で充電してください。
空に近いサブの劣化防止
電気をいっぱい使って、かつ帰り道の走行充電が足りなかった
場合、ぜひ早めに充電して回復させてあげてください。
次のキャンプの準備
近距離で走行充電が不十分になりそうな場合は出掛ける前に
AC
充電して補ってください。
・設 備
電圧計
まず必要なのは電圧計ですね、これはぜひある程度精度のわかった
ものをサブバッテリー直に接続してください。
<参考ページ: 電圧/車内外温度計 >
サブパラ化
自分の使い方を把握して、サブ容量が明らかに不足な場合、イン
バーターで電子レンジ等大電流をとる場合は、お金がかかって恐縮
ですがサブパラ化を検討してください。
<参考ページ: サブバッテリーの複数接続
サブバッテリーと充電器...サブパラ化への対応 >
ソーラー
近距離キャンプが多い等走行充電が不足し、家で充電できない場合
はソーラーの追加を検討して下さい。
<参考ページ: ソーラー(太陽電池)によるサブバッテリーの充電 >
・点 検
電気だけではなくて全部についてですが、普段からの点検が大事です。
以下を重点的に点検してくださいね。
各配線、ビス等緩んでないか?
各設備はきっちり動くか?
へんな音やにおいがしないか?
フューズは OK? 予備もあるか?
メインバッテリーの状態は?
キャンピングカーは空間・電気・水
etc. すべて制限ある中で、その制限を楽
しみながら、いろいろ工夫する...これも大きな醍醐味です。ぜひ上手に付き合
って、キャンピングカーを使いまくりましょうね。