八卦掌基本功 No.2







八卦掌基本功(手法)


八卦掌における基本手法は、「裹・滾・鑚・ソウ」の四つになる。
まずは基本的な一つ一つの手形を学んぶ事が大切であり、分解写真のように一動作ごとに区切って行う。
各動作における勁力がある程度付いて来た後、連続して止める事の無い様に滑らかに手法を行う。



「裹」・・・写真左のように、腕を内側に持ってくる螺旋力でその勁力を得る。この時の右脚も、腕と相隋して充分内側に捻じられており、単なる右手による内受けではなくて、あくまで全身による螺旋力の体現にならなければいけない。
また、この定式においては、特に自己の中心線のガードを意識し三尖相照などの各種基本的要訣を守ること。

「滾」・・・写真右のように、「裹」で内側に捻り貯えたエネルギーを、今度は外側に向かって変化放出する。
腕をころがすような動作からこの名前が付いたのだろうが、動作の意味が分かってくると言い得て妙な感じがする。体軸を中心にして、小手先の動作にならない様に行うこと。そのエネルギーの伝達を確認するには、実際に誰かに相手をしてもらって「裹」で受け、「滾」で大きく相手を崩せるかどうかで分かる。

「鑚」・・・「鑚」は、前出の動作の螺旋勁により相手の攻撃を崩しておいて、その威力を返してやるように滑らかにだされる。その名前から、捻じりながら真っ直ぐ突き出すだけのように思い勝であるが、その軌跡は一般的なストレートと異なり、僅かに弧を描く点がポイントである小生自身は、指先から手の甲側、更に手首の上までに強く意識を集中する。

「ソウ」・・・これだけ文字がありません。(笑)
動作としては、八卦掌における伸筋抜骨を錬功するものであり、右手だけを突き出すのではなく、胸や頚部・反対の左手も最後の一伸びをする。これは、十字勁をゆっくりとこなうような感じである。
「裹」・「滾」・「鑚」と体内における一種の流れ(内勁)を滞ること無く行うのに対して、この「ソウ」だけは一旦その流れに異質な感じを与える動作となる。ただ、四方にぐっと伸びた体は当然の如く収縮を望む状態になり、「陽極まれば陰に転ず」の陰陽論の如く身体は動くことになり、「裹」の動作に戻ることとなる。表現を変えれば、これは開合でもある。

連続動作

@から順番に進み、Cから再び@に戻る。
今回の写真の手法は、ほぼ体の横にて行っているが、他に正面や身体の反対側、それから後方などへも練習を行う。最終的には、四方八方へ向かって歩法を交えて行い、更に両手で交互に行ったり上中下に手を出す位置を変えるなどしてと、バリエーションを増やしていく。
また、あまりいわれないがこの手法を反対動作にして行う事も必要である。



八卦掌基本功1

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