イスラエル護身術「クラブ・マガ」
「KRAV−MAGA」体験記!




クラブ・マガ受講証明書


2000/10/22 日本名古屋(NAGOYA・JAPAN)上陸!



護身術VS武術VS武道

この日、名古屋で初めてイスラエルの護身術「クラブマガ」の講習が、クラブマガ協会のヤニロブ代表を招き開催された。
この日本では聞き慣れない名称の、護身術「クラブマガ」の詳細に付いては、今回ヤニロブ代表を招聘された日本の明石市で「実戦総合武術・功朗法」の横山総師範のHPにて紹介されているので、そちを参照にして頂きたい。
中国拳法家である小生が注目したいのが、このクラブマガという護身術は、イスラエルという比較的治安に問題のある国で生まれ、広く普及している点や、イスラエルの軍隊でも採用されている点などであり、その実用性の高さは充分推測できるのもであった。さて、小生が始めてこのクラブマガを知ったのは、この春(2000年)TBS系列で放映された「世界ウルルン滞在記」という番組内においてであった。
番組の内容は水野美紀さんという女優が、イスラエルを訪問して現地の護身術を学ぶという内容であった。
番組の最初のうちは自分自身も武術を教えている手前、「イスラエルなんかの・・・・・」といった、色眼鏡的な見方をしていたのは事実である。しかし、番組の進行と共に即戦性を重視し、どうしたら危険な場面より自分を守り脱出させていくかといった、単純にして明快なことをどのように身体と頭が理解し反応していくか?といった過程に非常に興味を覚えたのである。
唐突であるが、小生が学んできた中国拳法は武術である。
当然の事ながら身を守ることも、闘うこともできるのであるが、時間の経過と共に武術とは異なる健身という目的や、更には精神修養の「禅」的な修養として練習されるようになり、本来の闘争の部分を忘れてしまうというような本末転倒的な現象が起こっているのも事実である。
道徳や法の整備と共に文明の進歩は、身体を使った闘争などといったことは野蛮なことであり、そういった技術を学ぶことすら寸毫も理解できないといった「文明人」になることこそが、これまでの日本では尊ばれてきたといえよう。しかし、誠に残念ながらそうした高尚な人間の育成を目指し、教育を施してきたはずの日本では、近来犯罪の増加を招き、もはや都会でなくても「危険」が日常に忍び寄っているような事態を招き寄せてしまった。
こうした現在において武術・武道は、その本来持っていた意義を再確認し、それを証明する必要性に迫られているといえるのではないだろうか?
武術・武道における人を殺すような技術は、現代において使うべくも無いが、少なくとも自分の身を守り、効果的に危機を脱する護身術として、多くの人が簡単に習得できる姿に変わる時期にあるのかもしれない。




クラブ・マガの特徴

今回のクラブマガの講習会で気が付いたその特徴に、「反応の速さ」が上げられる。
危害を加えようとする相手に対して、ともかく察知されること無く自分の反撃を開始する。それは、刃物や拳銃が携帯され常時犯罪に使われるイスラエルならではの発想であると感心した。
とにかくヤニロブ代表の相手をしてみると分かるのだが、こちらに気付かせずに掴んだ手を外したり、ナイフの刃先を外したりするのが実にうまい!そこでのコツとしてヤニロブ代表が語られたのが、「自然な反応」という実に東洋的なアドバイスであった。
これは、ことさら言わなくても日本の武術(道)でもよく注意されることではあるが、相手に突き付けられたナイフなどを払うのに、いかにも武術的な「受け」のモーションなどをすると、相手が素人であってもこちらはあっという間に刺されてしまう。これを防いで自分の身を守るためにも、そのシチュエーションに合った自然な動きを習得し、相手の反応を押さえながら危機を脱する訳である。
これに関しては、武術(道)をしている者は特に反応の直前に独自の「溜め」を作ってしまい、これがナイフで刺されてしまう原因のようでもある。

クラブマガの特徴として、もう一つ上げたいのが、その止まることの無い連続した攻撃である。
ヤニロブ代表の攻撃(反撃)は、一撃ではない。
パンチでも膝蹴りでも連続で掛けれるのなら、相手が転倒し反撃ができない状況になるまで、息つく暇無く続けられる。そこにある連続技は、ボクシングのようなワン・ツーでもなく、またキックボクシングの対角線の攻撃でもない。ひたすら一度打った所への、執拗でスピーディーな攻撃である。
そして、相手の反撃力を奪った段階で、素早く逃走に移る。
このタイミングの取り方が絶妙であり、相手を倒したり捕縛したりすることを主眼にする武術(道)からみると、あまりにいきなりに攻撃が中断され「逃げ」に入る。

そう、護身術にとって大切なのは自分の身を守ることであり、相手を倒すことではないのである。





名古屋講習会のスナップ

連打が止まらない!

ヤニロブ代表は身長も高いのだが、何と言っても日本人より手足が長い!!

名古屋講習会参加者一同
(居合いのセトさん&リョヲさん&かねこさん&Seiyaさんなどネットでご活躍の人もいますよ〜)



*今回の「クラブ・マガ」名古屋講習会にてお世話になった、横山総師範&ヤニロブ代表そしてスタッフのみなさまに改めてお礼申し上げます。
総合実戦武術功朗法の横山総師範のHPに、「クラブ・マガ」のお話しがアップされました。興味をもたれた方は訪問してみよう!!http://www.geocities.co.jp/Colosseum/8337/israel.htm 「護身術セミナーと武術交流」l



「クラブ・マガ」No.2

「TanTan館」