イスラエル護身術「クラブ・マガ」

「KRAV−MAGA」体験記!No.3



首を締められた場合(寝技編)


@仰向けに倒された状態で、相手がサイドより頚部を絞めてきた場合。
A左手で相手の腕を素早く掴み、横にずらすようにしながら脇腹に掌打の一撃を加え、相手との距離を確保する。
*素人は掌打ではなくて、相手を瞬間的に押しやるようにする。


B右掌打によって確保した空間に、左脚を強引に入れ込み、膝頭を相手の胸部に当てる。この時差し込んだ右手は戻して、相手の腕を掴む。
C左膝で相手を押しやると、簡単に相手の拘束が外れる。Bから写真のように身体を若干反らせると、力が入りやすい。


D左手で掴んだ相手の腕を外さないようにキープして、相手をコントロ−ルしながら右脚底にて相手の顔面に蹴りを入れる。この時、一発で相手がひるまないようなら、繰り返し攻撃を重ねる。
相手の戦闘意欲が落ちた所を見逃さずに、すかさず脱出して逃走に移る。
*余談であるが、ヤニロブ代表のような身体の大きな白人が小柄な日本人に掛ける場合は、写真Cの段階で相手は吹っ飛んでいく。
当然の事ながら、脚が長いのであ〜る♪






中国拳法にも、地趙拳といって倒れた(寝た)状態での打撃を得意とする拳種がある。
ただ中国拳法のこの種の技術は、往々にしてその使用法が対打や散打といった限定された状況で練習されることが多いため、この様な単純に首を絞められた状況でいざ技を使おうとすると、一体何から使うべきなのか迷ってしまうことがある。(笑)
この様な冗談のような状況を無くすためにも、個々に限定された状況設定での練習も必要であろう。ただし、柔道や柔術のような寝技の練習は、護身術や拳法にとってはあまり重要ではない。
あくまで危機を脱出することこそが、その狙いであり、ここでは「相手を捕縛する」・或いは「勝つ」といったことは二次的なことでしかないのである。(組技系の武術を否定するものではなく、あくまでその分野や目標としているものの差違を強調したい。)

基本技術


最後にクラブマガにおける「ナイフ捕り」における基本を紹介する。
相手の持つナイフを捌く時には、相手のナイフを持つ腕を弾く訳であるが、弾く時に掛ける方向に注意が必要である。
安易な腰の回転を主軸にして行うと、相手の腕を真横に弾いてしまい、たいして崩すことができないものである。これは素手の場合は大した影響が無いが、相手が刃物を持っている場合重要なタイミングを逸してしまいかねない。
これに対して、左の写真のように相手の側に斜めのベクトルで、左掌にてこれを弾くと相手は体軸ごと多きよろめくことになる。
単純なことであるが、講習会での参加者は、この方向性に気付く人が少なかったように小生は感じた。
余談だが、この払いをヤニロブ代表が行うと、相手の手にしているナイフが吹っ飛ぶこともあった!!これは、ヤニロブ代表の掌が大きくて、軽い打撃にも重さが充分あるためである。(笑)



※ 2003年2月5日付けのメールにて国際クラヴ・マガ協会 日本総本部クラヴ・マガ日本総責任者 松元氏という方よりクラヴ・マガ会長エヤル・ヤニロヴ氏よりの依頼として、ロゴの使用及びその技術の掲載に関して削除の依頼を受けました。小生は名古屋講習会及びその後の懇親会にて、ヤニロブ代表と中国拳法家として交流をし、イスラエル護身術の長としての彼を尊敬しておりますので、その依頼ということで今回ロゴは削除致します。しかし、講習会で学習した技術の紹介は、あくまでレポートであり他団体より何ら規制を受けるものではありません。よって削除致しません。
尚、蛇足として功朗法の横山総師範と松元氏の間に現在トラブルがあるようですが、当事者間で法的に解決が勧められる模様です。


TanTan館