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形意拳紹介 No.2(鑚拳的招法) |
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形意拳の原形として心意六合拳があるといわれている。
以上が内三合である。また外三合は
となる。 |
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| さて形意拳紹介のNo.2では、五行拳中の二本目に学習する「鑚拳」を取り上げてみたいと思う。 形意拳の中では、五行拳というものは基本中の基本であり、昔日には一本目の劈拳のみで3年も練習させたそうである。こういった話しは、つい最近も台湾に中国武術の勉強に行かれた方から、「形意拳の練習は、空けても暮れても劈拳ばっかりやらされた〜」と感想を聞いたところである。 さて、そんな五行拳の中で一番有名な技が「崩拳」であろう。 名人と呼ばれた郭雲深に始まり、尚雲祥などが来る日も来る日もこの崩拳のみを練習し続け、功夫を得たという話しはあまりにも有名である。また、「半歩崩拳、あまねく天下を打つ」という歌も郭雲深から始まった。 小生はこの五行拳の中でも、「鑚拳」が割りと好きである。注目度は低いが、捻じりながら突き出される拳には勢いがあり、ものを貫き通すような雰囲気が非常に惹かれる。 今回の招法を紹介するにあたって、より分かり易い劈拳の三連打にしようか迷ったのであるが、皆にこの鑚拳を見直して欲しいと思ってこちらを解説するものである。 |
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五行拳として学ぶ鑚拳の拳理に関しては、またいずれ別の機会にしたいと思う。ここでは如何に相手に近付き、相手の手を封じながらこちらの攻撃を命中させるかを解説する。 尚、右側が小生(TanTan)であり攻撃側である。相手を務めてくれたのは門弟のK江クン。 |
@ 小生は三体式で「攻め」の構え、K江クンは掌心を上に向けた「受け」の構え。 A 後の左脚を半歩引きつけて間合いを詰める。この時、非常に重要なのは相手にこの「忍び寄り」を感じさせないことである。 ここで注目して欲しいのは、小生の右手である。自分の身体が前方に間合いが詰まったことを相手に悟らせないように、肘を曲げ接近距離を誤魔化している。 またこの時に、単純に手を曲げてしまっては、相手はこちらが近付いたことをしっかり認識してしまう。それをさせないためには、腕の曲げ方を少し斜めにして肘をサイドに張る感じで行うのである。 |
B 前足は大きく踏み出すが、ここでも前腕をあまり前に出さない。そのかわり相手の前腕を円動作(本当は多角形による擬似円運動)によってすくい上げる。ここでの相手の接触には細心の注意が必要であり、押したり引いたりのベクトルを相手に感じさせると、不必要にな攻撃心や「逃げ」の動作を誘ってしまう。 C 引く押すではなく、形意拳独特の鋭く巻き込むような纏絲勁で相手の前手を下げる。この動きは槍で相手を巻き込む動作と酷似している。 |
D ここで左手で更に相手の腕の動きに別のベクトルを加える必要がある。Cの動作でどれだけ鋭く相手の腕を巻き込んでも、人間の脳はその動作の方向性を割り出して回避行動に移ってしまう。これを乱すのためには、Cの右手の動きが相手に若干押す感じで内側への纏絲勁なのに対して、左手は引き気味で外側に流すように行うことである。 更に注意しなければいけないのが、右手で巻いた擬似円運動のベクトルは打ち消さないということである。 尚、この動作を行いながらも相手への忍び寄りである後ろ脚の引き寄せを忘れてはいけない。 E 一気に残る間合いを前足を出すことにより詰めて右鑚拳を打ち出す。最後の鑚拳自体は、通常五行拳で学ぶ勁道と同じであり胸部の爆発呼吸をプラスすれば更に威力を増す。 また、封手として残っている左手は当たる瞬間に打撃と反対のベクトルが働き、鑚拳が相手に当たる威力を高める。 |
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横方向の写真でこのように見る限り、相手に近付く「忍び寄り」は理解しにくいが、遠近感や角度等の微妙なずらしを行い悟らせないようにする。 また相手に接触してから、単純な円運動ではなく擬似円運動を展開して、相手にその方向性を感知させないということが大事である。相手にとっては、自分の前手が瞬間的に洗濯機の中に放り込まれたような感覚が襲う訳である。 |
F 相手が先に上げた招法に動じること無く左腕でカバーした場合。 G 相手の右腕を封じていたこちらの左手を、やはり形意拳的な槍状の纏絲を用いて、一旦相手の方に押すようにしてから下へ捲き落とす。(大東流の一教のような感じと言えばご理解いただけるであろうか?) この時、相手の右腕を自分の左手で封じるようにして(十字手)反撃を封じる事を忘れないようにする。 |
H もう一度右手による鑚拳を打ち込む。この写真では間合いを詰めていないが、場合によっては前脚の踏み込みと後脚の跟歩を使ってもよい。 |