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Tactical Kung-Fu・九星会
「Tactical Kung-Fu」とは・・・? |
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| この日本において、中国の武術が知られるようになってから、もう25年以上の歳月が流れたといえよう。 思い起こせばその全ての発端は、一人の香港のクンフースターによって生み出されたのかもしれない。これに関しては異論反論おありであろうが、小生自身の中国拳法という存在への取り組みは彼に憧れてのことであった。 もちろん彼とは、ブルース・リーである。 当時の日本武術界においては、当然クンフー(当時はカンフーと言った)という概念はなく、専門家の間でさえ中国式空手とか中国唐手などと呼ばれており、空手とクンフーを異なるものであることを強調した「ドラゴンへの道(邦題)」を子供時代に素直な気持ちで見ていた小生には、世間の混同がひどく気になっていった。 そして、知らぬ間にその単純な疑問への追及が、B・リーが映画の中で強調する「拳法」という武術に大いなる興味を持たせるようになっていったのである。 さて、当時の日本においてのクンフー(功夫)はメジャーではなかったが、すでに「中国拳法」の名称で紹介されていた。 当然小生の住んでいた愛知県の田舎では、そういった異国の武術を教えてくれるような場所はどこにも無く、また現在のようにビデオも普及していない時代では、もっぱら書籍の情報に頼るのが常識であった。 そして、小生が最初に手にした書籍が松田隆智氏著の「中国拳法入門(新星出版社)」である。 この書籍は主に螳螂拳の套路「小虎燕」を紹介しており、その他に「三才剣」や「棍術」そして「飛双剣」という変わり種の暗器も紹介されていた。 また、コラム形式で幾つかの中国拳法も紹介されており、松田氏の語る独特の口調は、まだ見ぬ拳法に熱い想いを抱かせるのに十分過ぎるほどであった。 その後は、松田氏の著作を見かける度にゲットし、また笠尾恭二氏の著作も幾つか入手した。もちろん当時の興味は、もっぱら見馴れぬ漢字によって綴られた「発勁」や「含胸抜背」などの謎の技法群であった。(笑) それから時間の経過と共に、自ら武術を学ぶきっかけを得、何人かの師に巡り合い現在に至ったが、その過程において中国拳法とは、本来中国では「国術」或いは単に「武術(ウーシュー)」と呼ばれており、このような呼び方はまったくしないということであった。 自分自身は、中国の方に付いて学んだこともあったのだが、あくまで「中国拳法」としての呼び方を通してきた。それは、長年書籍などで慣れ親しんできた、この和名の名称に愛着があるとともに、小生はこの一旦日本人に学び直された形での「中国武術」というものを「より昇華させてみたい!」という日本人としての欲求が次第に大きくなっていったからである。 現在の日本における中国武術界は、いわゆる連盟により運営される表演中心の「武術太極拳連盟」と現代式の「散打」に向かう団体、それから個々人で運営さているいわゆる「伝統拳」などに大雑把に分かれる。 当会も、あえて分類するのならこの「伝統拳」に入るのであろうが、小生はここに「中国拳法」という分野を提唱したい。つまり、一旦日本に入ることにより、日本人の代を経た存在を分けるべきだと考えるのである。 そして、更に小生の運営する「九星会」においては、この中国拳法を「中国の伝統拳」ではなく「中国の古武術」として認識し、現在の日本武術界の一種の方向性である「身体技術の効果的運用」に中国拳法として取り組むものであり、また伝説となってしまった先人の技術である「秘伝」の解明を目指すものである。 幸い、中国拳法には多くの身体的表現をこなす語彙が存在し、この取り組みを助けてくれている。 この日本に中国武術が、中国拳法として根づいて久しく、また自分の技術ももはや伝統拳ではないといえよう。よってこれを更に一歩推し進めて九星会は「Tactical Kung-Fu」を標榜するものである。 |
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| 九星会は・・・? |
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| 九星会は、主に名古屋市内を中心に活動しています。 指導内容は、TanTanこと伊藤真一がこれまで学んできた台湾武壇系の中国武術を始め、大陸で伝承のある伝統拳の指導も行い、極力創作等をせずに古武術としての体能を追求していきます。 練習会は套路(型)と併せて、必ず対人の練習を行います。 ポピュラーなところでは太極拳の捶手などですが、攻撃をするためには、まず防御を完成させていく事が肝要になります。そのために聴勁という相手の状態を見抜く技術に精通し、また九星会で常用する各種の勁で相手を崩してしまいます。 九星会では「全ての技術に理屈有り!」という考えから、通常「秘伝」と呼ばれる類の技術もその多くを公開して、会員のレベルアップを図っている方針が、保守的な考え方の多い武林において際立った特徴となっています。 また、現代スポーツで重視され勝ちになる「筋力」のみに自己のエネルギーを頼るのではなく、あくまで自分の体重を利用した中国拳法独特の技術中心の指導が行われています。 |
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「写真で見る中国拳法入門」(松田隆智著) 新星出版社/1979年初版発行・¥780 北派の総合拳法として「螳螂拳」を紹介している。 松田氏の若さと共に、炸裂する巻頭カラーページは当時の青少年に大いなる夢を抱かせた。ちなみに松田氏は当時既に40代であり、この表紙は旋風脚である! また、閃電手で有名な蘇c彰師範の八歩螳螂拳「穿弓腿」は、この書籍で紹介されている。 |
