| 螳螂拳・「楸腿」を使う! |
| 伝統的 楸腿(漢字は当て字) |
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今回は螳螂拳における、「楸腿」の使い方に付いて小生なりの考察をしてみたいと思う。 |
| 九星会的 楸腿 |
| 後年、台湾武壇系に伝わる秘門螳螂拳の楸腿を学んだ。(正確に言うと、師匠に沢山掛けられた) それは、素早く刈り飛ばすといった雰囲気ではなくて、どちらかというと子供の頃に友達にイタズラで掛けたり掛けられたりした、「ひざかっくん!」の感じに似ていた。(笑) つまり、相手の膝裏を一旦力が抜ける方に押してから、鎌で刈り取るように掛け倒すといった雰囲気であった。 ただこの掛け方でも、相手が逃げるつもりでいれば、往々にして脱出されてしまう事があるし、また体格の大きな者には掛からない事もあった。そのため小生は、楸腿の完成には最初の技の導入部における「つくり」の部分・・・・・つまり「崩し」の部分に注目するようになったのである。 こうして研究した結果、九星会としての楸腿の対人練習法が完成し、現在はこれを新中国拳法の技として小生は指導している。 今回はこの楸腿練習法を、連続写真で解説してみたいと思う。 さて、楸腿の使い方には、基本的に攻撃時と防御時の2パターンが存在する。 この脚払い(正確には脚刈り?)的な技である楸腿を攻撃時に成功させるには、まず相手に深く侵入する必要がある。 この時のポイントは、相手を如何に後退させずにその場に留まらせるか、という所であろう。 もちろん、従来の螳螂拳本来の持ち味でもある、スピードに頼る方法でもいいのであるが、相手の方のスピードが勝れば逃げられる事は必定であり、その点を考慮しなければいけない。 また、防御時においては、相手の攻撃完了時のバランスを即座に崩して、そこに居着かせてしまう必要性がある。 これは相手の攻撃を化勁にて崩しておく必要があり、相手のバランスを触れながら巧みに崩す技術が必要である。 |
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| *連続写真のため、番号は便宜上のものである。(左側が小生) @ 相手と捕蝉式にて向かい合う A 右足を踏み込みながら、右手で相手の前手を抑える。 B その前手を更に左手で抑え直して、崩捶を打ち込む。 C 右足の角度を変更すると共に、楸腿の動作に入る。 *この侵入時に我の左手が、圧手から変化してして相手のセンターを肘にて制していると ころと、崩捶を打ち込んだ手を離さずに、絶えず相手に一定のプレッシャーを掛け続ける 事が崩しに繋がり、相手の後退を阻んでいる。 |
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| D 絶えず相手のセンターを制す形で、自分の借り倒す左脚を円弧を描いて相手の膝裏 に侵入させる。 E 一旦相手の重心を、左脚の接触部にて乗せるように安定化させる。 * 安定化とは、相手が「まだ自分が崩れて倒れないんだ!」といった一種の安心感を誘 う事ができる。 F その直後に、曲げていた左手を伸ばして、相手の左外側から巻込むように払う。 G 脚の方も連動して、相手を乗せていた重心を弾くように飛ばしてしまう。 * 九星会で指導する楸腿は、一旦相手は自分が倒れないのでは? といった感じになって から、一気に借り倒されかんじである。 また、侵入時に相手を押すような行為は厳禁である。押してしまうと、単純に相手は後ろ へ下がってしまう。 |
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| @ 平行立ちにて向かい合う。(左側が小生) A 相手の右順歩捶を、45度斜め後方に左脚を引きながら躱す。(体捌き) B 体捌きにて順歩捶を見切って後、まず左手で軽く相手の腕に触れ、続いて右腕で巻き 取るように受け代える。 *この時、右手で相手を引張っているようにも見えるが、ここで相手を引いてしまうと相手 は変化してしまうので要注意! あくまで相手の勢いを殺さずに、化勁の発想で相手を導いているのである。 |
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| C 相手を前方へ崩せるだけ崩しながら、楸腿の脚を、やはり丸く後方より巻込むように掛 けていく。 D 相手の重心が、しっかり前に出たところで、それを後ろに逃がさないつっかえ棒のよう に自己の脚を相手の膝裏にて固定する。 E そのまま相手を押すのではなく、やはり左肩口から巻込むように手を払ってバランスを 崩すように転倒させる。 *相手の力とぶつかる行為は、全て避けるべきであり、如何にしたら異なるベクトルによっ てその攻撃を化していくかが、この楸腿を学ぶ仮定で修得すべきポイントである。 |
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| これは門弟の攻撃的楸腿であるが、最初の攻撃時に強く入りすぎて相手の重心を押し 出してしまっている。 たったそれだけの事が、技の成功の可否を決めてしまうのである。 小生の攻撃時の姿勢と比較すると、ポイント等が分かって勉強になると思われる。 |
