TanTan的「立技合気上げ」

立った状態での合気上げにチャレンジ!



 立った状態での「合気上げ」

「合気上げ」というと、通常「座取り」の形が一般的でないだろうか?
小生も最初に学んだ形は、やはり座取り合気上げであった。しかし、元々中国拳法は戸外で練習することが多く、当然戸外で正座という訳にもいかないので必然的に立った状態での合気上げの形を練習せざるを得なかった。
この「座取り」と「立った状態」における技術の差異や目的等、自分の師よりあまり聞く機会はなかったのだが、実体験から、正座した状態だと相手が逃げる事が少なく、比較的相手の中心点を攻めやすく感じる。逆に足が自由な立った状態であると、相手はこちらの力を察知し素早く反応して「逃げ」の体勢に入りやすく、初歩では練習そのものができなかったように感じた。

さて、雑誌「秘伝」の取材を受けた時に小生は不思議に思ったことがある。
それは立ち姿での合気上げの依頼がほとんど無く、編集者の方もあまり興味を示されなかった。これは、小生がひろりんごさんの「座取り合気上げ」の掲示板から注目されたのでしようがないのかもしれないが、立って合気上げをする方が数段難しいことを知っている小生としては、何とかこちらの写真も撮って頂きたかったのである。
取材時には、実際多くの技を写真に収めてもらったので、ひょっとしたら立った状態合気上げも撮ってもらっているのかもしれないが、紙面では使われ無かったので今回こちらに載せようと思う。
写真があまり上手く撮れていなかったので、パソコンでブレ等をかなり修正したのだが、不鮮明な点は何卒ご容赦願いたい。

 写真解説:立技「合気上げ」


@まず前屈立ちで相手に両腕を掴んでもらう。

この時相手の持ち方及びポジションには本来限定した取り決めはなく、最初から思いっきり押さえてもよく、またこちらが上げるタイミングに合わせて押え込んでもよいし、途中で力を抜いてもよいことになっている。
特にこちらが妙な挙動をした場合は、手を離して打撃したり頭突きをしてもよい。
ちなみにこの写真では、もう既に合気勁が掛かってしまっているので、相手のK田クンが微妙に浮いている。
*一時期「座取り合気上げ」の掲示板で、指の動きについて盛んに議論されたことがあるが、合気勁に指の動きはまったく関係なく、小生の指先は中途半端な形になっている。
*掴んでいる方が合気勁Tを掛けるのは禁止


@ 相手の押え込むベクトル



A相手を崩したところ。

この時に使われる力が「雑力の無い力」である。この実際に崩す最中に「雑力(ノイズ)」が発生すると、必ず相手はその力感を頼りにこちらに反撃してくる。
この時注目して頂きたいのは、先にも書いた通りK田クンの足が自分の上半身のブレーキ(つっかい棒)になった状態で、停止しているところである。当然逃げるためにここで歩法を使って回避してもよいのであるが、合気勁が上手く決まると足の運用が通常の様にはできなくなる。
ちなみに、K田クンの意識的はまだこちらを攻撃する気力を維持しているため、足のベクトルが攻め状態にもなっている。また、この状態は相手が自分が不利な状態にならない様に、こちらに一生懸命ぶら下がり続けているともいえる。(写真AA、緑の線がアーチを掛けるイメージ)
小生はここで合気勁Uによる、「伸筋の統合」を部分的に使っているため@の写真とは異なり指先が伸びている。


AA 相手に逆流するベクトル



Bそのまま後方に向かって吹っ飛ばす。

これについては特に解説の必要は無いと考える。写真Aの状態から勢いよく崩しただけである。





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