現代和室考』 2004年度 建築塾修了論文

 

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【7】これからの「和室」

 「畳敷きの部屋」のエッセンス。高度経済成長期に普及した「和室」に欠けてしまった要素を整理することで、今の時代にあった畳敷きの部屋もしくは空間を住宅の中に取り入れることができるのではないだろうか。

・畳の上に座った時に快適な空間
 畳座の視点での開口部、造作。適度な通風・採光の確保。

・隣接する部屋への繋がり(平面系)
 間仕切り装置を多用して空間自体を開閉できるように工夫。個室化は避けたい。

・椅子座の空間との繋がり(断面系)
 畳座と椅子座の要素を同一空間で作る場合は、座ったときの視点の違和感がないように配慮。
 両者を離して配置、もしくは床のレベル差で視点の差違を調整。

・ 十分な収納
 多目的な機能を持たせるには十分な収納を確保して、
 いつでもすっきりとした生活空間を確保できるように工夫。

・装飾性のある空間
 洋間が大半を占める中で「和」の美意識が楽しめる空間となるように工夫。
 内法や化粧材の構成比にも気を配りたい。

・ 特定用途の個室
 上記の項目とは全く逆の発想もありうる。洋室と同じように個室化する場合は、
 「茶室」などの特定の趣味の部屋とし、その行為が快適に行われるように造作を設えたい。


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