設計士さんからの依頼で作ったミズナラの柾目板のみを使ったドアで、サイズは2040×832×40と縦長です。中央にスリットが入り後からガラスを入れます。中の羽目板は18ミリ厚。それでも結構重いですから吊り込み作業は大変だと思います。建具の業界は分業制が進んでいてドアノブの取り付けや現場での仕込みは他の方の担当になるとのことです。オイル塗装については設計士さんの指導で床や柱などとともに施主さん自らがなさるそうで、大変でしょうが鉋で仕上げた面は毛ぶきがほとんどありませんので作業を楽しんでいただければと願うのですが。

 ドアは常に片側から吊られるので長く使うにつれて四角なものも菱形に歪みます。ですから通常その予防として框を田の字に組むなり横方向に入る帯を増やすなり手をかけるのですがこのドアは見えるところのデザインは決まっていましたのでその他の部分で強度向上に出来る工夫はしてあります。

 下のは同じお宅の杉材を使ったドア・障子です。現場から寸法を出しているので各々微妙にサイズが違い大変です。ガラスの取り付けも上からの落としこみと桟でビス止めと2タイプあります。この後の取り付け・現場での合わせを人に託すことになるのでその方の作業に不必要な支障が出ないように途中のチェックの回数がいつもより多かった気がします。

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 こちらは別デザイン、やはり設計士さん経由の仕事です。外回りはビンタではなく腰押しに加工して切り面を取っています。大きいものは胴付きの直線を出すのが手間で最終的には手仕上げになります。北海道産のミズナラの一本の木からの柾挽き材。立て框・羽目板がブックマッチに木取ってるのですが画像が荒くて全然分りませんね。下端には水気避けの銅版を貼るそうなので18センチに高さまでは両側1ミリずつ厚みを削っています。こういう加工が意外と面倒です。板の伸び縮みがありますから隠れてしまう部分の真中にはガタを持たせた同じ厚みの杉板を嵌め込んでいます。

 塗装と取り付けは別の方の担当です。洋風外戸の塗装にはやはり家具とは違うノウハウがあるそうです。

 手前は杉のガラス戸。ガラスは面取りなので中央の縦桟が裏側片ホゾ・ビス止めになっています。同じお宅に収まるそうです。