SegaGT Homologation Special (Dreamcast)
 SEGA 2000


このタイトルは…まぁセガも恥も無くよくパクったな、という感じ
ですが(^^;。や、別に私個人としては、パクり云々に文句を言うつ
もりは無いです、ホント。パクりパクられ進歩してきた世界ですし、
遊び手としては、より面白い方に転べばいいだけの話ですからね。
気に入らないのは、元としたPSXのアレ(笑)が、どういう層に受けて
いるのかを熟慮せず、単純に、似たようなの出しときゃ数は稼げる!
としか感じられない体裁と、その内容群に嫌気が差すのです。

まず言っときたいのは、自動車工学に基づいた計算がどうの、忠実
な挙動がどうの、とかいう話は、まったくメリットにはならないと
いう点。そんなのが少しでも解る奴は、実車の方に乗った方が、実
車をイジった方が何倍も楽しいんですよ。そんな売り文句を付けて
いると、却ってこういう奴らから叩かれるしか無いってぇのに(^^;。
仮にそれらを忠実に準えたとして、100車種以上の車の動きは、絶対
GD1枚になんか収まるワケがない。突き詰めて考えれば、F355の様
になるはず。

「レースゲームとは違う本物の走りを実感出来ます」
ほぅ、そうですか。んじゃ、一向にレースゲームが衰退しないのは、
こういったシミュレータ系に置き換わらないのは何故なんですかね?
答えは明快、レースゲームこそ"車の楽しみ"を味わえるからです。
想像の部分をより展ばして表現した"ゲーム"こそが楽しいからです。
問題は、シミュった所で面白いのか?楽しいのか?という点だとい
う所に早く気づいてもらいたい。

つまりグランツに興じてる様な連中は、単純に「車が走る」という、
ゲーム性云々ではない、単なる映像としての演出の美麗さに惹かれ
ているだけなんです。そんな中で幾らタイムを刻もうが、それは単
にパズルをしているだけの様なもの。二匹目のドジョウを狙うのな
ら、そこだけを突けばいい話なのに、グラフィック,走りの演出共
に、もうふた声は欲しい感じの出来。せめて、あと一声分は綺麗に
出来たんじゃないですか…?
ついでに、申し訳程度の併走車やガレージの雰囲気などまで、見事
に踏襲しちゃって…(苦笑)。模倣も半端、オリジナリティも半端で
酷い出来です。勿論、前述の挙動云々についても、語るまでもなし。
どこがシミュレータだよという感じ。こういう感覚が本物なんだと
思い込ませるのは、私は却って危険なんじゃないかとも思いますが。
こういう物を嗜む層的にも、無論、実車的にも。

それから個人的には、レースゲーム…というか車モノに欠かせない
のは、なんといってもスピード感です。極論ですが、車はやはり、
早くてナンボだと思います。だから世には、レースという、速度と
時間を競う物があるんじゃないですか。
広大なサーキットばかり故の相対的なスピード感覚や、テクスチャ
の細かさ故にここまでの速度でしか処理出来ないのかもしれません
が、これやグランツの様な重ったるさでは、車という物の魅力(し
かも一番の(?))を潰してるような気がするんですけどね。

とにかく私的には、この手のシミュ系レースは、遊んでて楽しくな
いし爽快感も無いので嫌いです。色んな実企業名を出してのスポン
サードレースとかはいいと思いましたけどね…。
どうせ真似るのなら、実写の再現度合いと表現に止めて、グランツ
に相反する様な形で、「これこそが車のゲームってもんだろ!?」と
いう風に見せ付けたりしてくれれば最高だったんですが。レースゲ
ームのノウハウはかなりあるんだしねぇ。

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