鈴木裕ゲームワークス VOL.1 (Dreamcast)
 アスペクト 2002


ま、ゲームタイトルではないですが、付録ディスクがあるという事
で一応。

セガを代表するゲームクリエイター、鈴木裕。所謂、セガ、そして
ゲーム界に於いて「体感シリーズ」を擁立した、当時の氏の軌跡を
主とし、生を受けてから現在までを、氏自らが筆を取って纏め上げ
た自伝。

A4大判ハードカバーで、文字も大きく、画像も豊富だし、氏も堅苦
しい文体は避けて書いているので、かなり読み易い一冊です。
ゲーム、更にはセガという自分の最も好きなジャンルに関わる書籍
ではあるけど、まさか買ったその日にブッ続けで読んで読了してし
まうとは…自分自身驚き(^^;。
何たって私ゃ、今までの人生通算で、自宅に置いた事のある文字だ
けの本は10冊程度、しかもその半分は学生の時、読書感想文対象本
として嫌々買った物、という程の文字嫌い&読書嫌いですから(^^;;。
(そのクセこんなの書いちゃってるのは、どういう訳だか(笑))

でも本当、セガ好き,鈴木裕好きは元より、ゲーム好きなら面白く
読める一冊ではないかと。当時的に思わず納得してしまう様な苦労
話や、当時から既にそんな事を考えていたのか……などなど。イリ
さん(入交元社長)と初めて会った時の会話なんて、「へぇ〜」と、
もうトリビア状態(笑)。
氏についてだけでなく、その時々のゲーム業界を始めとする世間の
体裁や流行にも触れられているので、そんな辺りだけでも懐かしく
読めるのではないかと。

あ、そうか、単なる読み物として捉えるには、値段が高過ぎるって
話になるんですわなぁ…(\5,800)。勿論その値段の高さは、特別付
録GD-ROMに因るものなんですけども。DCのゲームに興味が無い人に
とっては邪魔なだけか…うーむ。私としても、付録無し版があって
も良かったかな、とは思いますけどね。

と言うのも、この特別付録のGD-ROM、本書内で主に取り上げられる、
鈴木裕を代表する体感の5作品、ハングオン,スペースハリアー,
アウトラン,アフターバーナー,パワードリフトが収録され、一見
すると超・豪華!なんですが……スペハリ,アウトラン,アフター
バーナーは、「シェンムー」のゲーセンで遊べたものがベタ移植さ
れているだけなんですな。つまり、オプション類がなーんにもない。
クレジットを入れてスタートボタンを押すだけ。DC初登場のパワー
ドリフトも同じく。(何故かハングオンだけは、難易度セレクトが
あったりしますが)

勿論最初から最後までしっかり遊べはしますし、「ドリキャスで遊
べてる!」ってな嬉しさもある訳ですが、難易度は変えられないし
キーコンフィグすら出来ないし…ついでにデータセーブ機能も無い。
ま、「お披露目用ディスクなだけですよ」と言われればそれまでな
んですが…。
上記4作品(ハングオンはここまでいい移植なのは初かな?)、既に
サターンの時点で移植度はいいですし、SS版は家庭用としてのオプ
ション類の充実も考えられていますし。このDC版付録は、あまり意
味のある物とは思えませんでした。シェンムー持ってる人なら殆ど
被りますしね。

私は当書刊行にあたって、SS版上記タイトルは処分しちゃったんで
すが、メチャクチャ後悔しましたもん(笑)。速攻買い戻しです(^^;。
難易度調整とキーコンフィグとデータセーブ機能(これはそんなに
ウェイト重くないですが)が無いだけで、ここまでやる気を無くして
しまう自分自身にも驚きですがね(^^;。

このVol.1が体感シリーズでしたので、Vol.2が出るとすれば、次
回はバーチャ系シリーズですかね。って、当書内の後半で、既に結
構語られてしまってますけど。まぁ、書籍自体は出るかもしれない
けど、付録ディスク(勿論GD-ROM)はもう付かないだろうなぁ(涙)。
バーチャが1から4まで収録されたディスクとかだったら嬉しいの
に…って、そんなのは普通にリリースタイトルとして挙がりそうだ
な(^^;。

もどりたい。