中高年のためのカービングスキー講座

11、横滑りの重要性

スキーはズレて回るものだということを前(6、ズレて回るのが本来のスキー)に書きました。ですから、意識してスキーを思い通りにズラせることが必要です。
特に今のカービングスキーは、従来のスキーと違ってエッジが立ちやすくなっています。
トップとテールの幅が広くセンター部が細いので、自分の重心をうまく操作させないとスキー前後のエッジの引っ掛かりが変わり、スキーのズレを自在にコントロールすることが難しくなっています。

そのために必要なことは、まず足裏感覚を養うこと。
スキーと雪面が今どんな状況にあるのか、雪の硬さは?、斜面の状況(凸凹)は?、エッジの立ち具合は?、スキーの向きは?、自分の重心位置は?など、足裏から伝わってくる情報を適切に判断して体を動かすことが必要です。

横滑りをすることにより、足裏感覚を養うことができます。
まずスキーを平行にして斜面に立つ。エッジを緩めながらフォールライン方向にズラす。エッジの立て具合でスピードを調整する。
次は斜め前にズラしていく。スキーの向きと重心の移動方向で進行方向をコントロールする。
さらに斜め後ろにズラす。上体の状態はあまり変えず、大事なのは足裏と重心の位置です。
(参考:アニトレ−横滑り

そして、必要不可欠なのはスピード調整。スピードのコントロールができなければ、危険でもあり他のスキーヤーへの迷惑になります。このスピードコントロールができないことがスキー事故の最大の原因です。
基本は進行方向とスキーの向き。進行方向(自分が進みたい方向)にスキーを向ければスピードが出る。その方向に対してスキーを横に向ければスピードが落ちる。
(参考:アニトレ−横滑り−スピード調整

操作の中で気をつけるのは、足裏でエッジ角度を調整することと左右への荷重配分です。
エッジの角付けは微妙な変化でスキーの動きが変わります。操作は丁寧にし、感覚を身につけてください。
左右への荷重配分は、両スキーを同様に動かす必要性から均等が理想でしょう。しかし、インエッジはエッジが立ちにくいがバランスはとり易い、それに比べて、アウトエッジはエッジが立ちやすいがバランスをとり難い。こういう特性があるので、谷足を主としたほうがやり易いでしょう。ただし、両スキーを常に同時に動かすためには山側スキーの小指側への押さえが必要です。



Sunshine Parallel Ski School