中高年のためのカービングスキー講座

4、カービングするには力がいる。

ズレの無いカービングターンをするには、脚力が欠かせません。
同じスピードで滑っても大きな弧と小さな弧とでは、小さい弧のときの方が大きな遠心力が働きます。車に乗っていてスピードが同じでも、大きいカーブを通る時より、小さいカーブの時の方が体がカーブの外に押される感じが強くなるのと同じです。

カービングのときは両足(均等)荷重でなければいけない。近年、こういうふうに言う人が多数います。
そうでしょうか?

かつては、外足荷重こそがスキーの基本でした。外肩を下げて外スキーに体重を乗せる。内スキーは外スキーに引き寄せ、次のターンの準備をする。
それが何故両足均等荷重といわれるようになったか。

それはスピードです。

競技スキーでハイスピードになったとき、外足だけでは遠心力に耐えることができない。片足で支えるより両足で支えた方がより速いスピード(大きな遠心力)に対応できる。
ようするに、片足だけでは踏ん張りきれないから両足で踏ん張る。
それだけのことです。

それをどんなスピードのときでも両足均等に乗れというのは不合理です。

人は片足づつ歩くものです。常にうさぎ跳びをしていたらすぐにバテてしまいます。
スキーも同様、両足均等荷重は疲れるのです。
長い距離を滑ってみればすぐにわかることです。
両足均等荷重は常に両足が緊張しています。それに対して、外足荷重は内足がリラックスできます(完全に力は抜けませんが)。

どんなスポーツにも言えることですが、「テンション&リラックス」が重要です。
力を入れるときと抜くとき、それを覚えることでその動きを習得し、そのリズムが速さや美しさを生み出すのです。
やみくもに力んでいるだけでは、力を効率的に使うことはできません。


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