試合終盤。
来島「ふんっ!」
来島のパワーボム炸裂!フォール。
龍子「くっ!」
カウント2.5で返す龍子。
沸く場内!
ここぞとばかりに、龍子を無理矢理に立たせて来島のトドメ弾、
ナパームラリアート炸裂!
再びフォールに行くもカウント2.8で返す龍子!なんとこれも返される!場内ヒートアップ!
休む暇を与えず龍子を無理矢理立たせる来島!!
ナパームラリアットからのフォールを返したばかりの龍子の首を取ると、
そのまま仰向けにひっくり返して、股を抑える。
龍子「・・!!」
龍子は背後に両肩を当てがわれて担がれそうになると、焦って返そうとする!!が、
ダメージが抜け切って無かった龍子は来島のパワーの前に為す術なく担がれた。
アルゼンチンバックブリーカー!!
龍子は「なに?!」と呟くとやや焦る表情を見せる。
来島「フォールを何度も返すお前のスタミナは流石だからこそ、ならば返せないこの技でギブアップさせてやる。」
と来島はフィニッシュ宣言。
フォールを2回続けて返した龍子の余力を奪うためにパワー技でじっくり絞りギブアップを狙う。
来島「どうした?グゥの音も出ないか?」
龍子「いらぬ世話だ。」
来島「ならこの口はもう必要ないな。」
と言うと龍子のアゴにかけた手で龍子の口も覆う来島。
場内は来島コールと龍子コールが飛び交い更にヒートする中、リング上はうってかわって骨の軋む音だけが響く。
レフェリーがギブアップを伺うと龍子の口を覆った手を緩める来島。・・・すると、
龍子「この程度でギブアップが奪えると思っているのか?」
来島「その割には息が上がってるな・・・、まぁ、そう焦るなよ。これからジワジワと本気で締めてやる。上半身と下半身が裂けるまでな。」
龍子「ここは高さがあって眺めがいいな。」
と場内に目をやり余裕を見せる龍子。
龍子の声を無視して来島がクルっと方向転換すると自分のセコンドに付いていた石川が見えてくる。
心配そうな顔をして龍子を見ている石川。
龍子はセコンドの石川が視界に入ると「石川ー!絶対にタオルは投げるなよ!」と叫ぶ。
すると来島もリング下にいる祐希子に「祐希子ー!!絶対にタオルは投げさせるなよ!タオル投入が出来ない様に石川を抑えとけ!!」と叫ぶ。
来島の完全な拷問宣言。「ネヴァーギブアップだ。」と龍子が叫ぶと、グググッ!!と来島は力を加え龍子の体を折り始めた。
龍子の背骨には来島の右肩が深く食い込んで行き、軋み始める。
リング下ではライバルの祐希子が腕を組みながら鬼の首でも取った様な笑みを浮かべて龍子の様子を伺う。
「上等だ!」と拳を握る龍子。

さすがはビルドアップした来島の大胸筋、上腕筋etc...グイグイと龍子が曲がっていく。
レフェリーが龍子の側に一緒に付いてまわるが、それを無視して龍子は両手の拳を握って耐える。
龍子「…ぐああ、あああああ…」
来島「おお?効いてきたみたいだな。」
龍子「…くう…」
来島「さすがのサンダー龍子様もギブアップしたくなってきたかい?」
するとリング下で観ていた祐希子は「これは効いてるね…。」と呟く。
来島のビルドアップした両肩が背筋にガッチリ食い込んだまま、あの腕力が龍子をガッチリとロックし離さない。
龍子劣勢を確認した祐希子がリング下から「もっとリングの外目を大股で歩け!」と来島に向かって声を上げる。
「くっ・・・」と龍子。龍子もリングの外目歩きの方が効くのは良く知っている。
リング中央をグルグル錬り歩いていた来島はロープ際に今度は移動して、龍子の視線をリング中央へ向ける。
(ロープに手が届かない様(ロープブレイク封じ)に、龍子の足側をロープ側に向ける)そして今度はリングの外目を周回して歩く。
リング外周の方が大きく広く揺さぶり歩けるので、全身への波状攻撃の威力が増すのだ。
来島は大股でリングの4隅のコーナーポストを経由して四角を描く様にリング内を何周もユッサユッサと練り歩く。
龍子「…はあ、はあ…おあああああああ…」
来島「どうしたんだい?ネヴァーギブアップだったよな?」
龍子「…く…当り前だ…」
来島「ようし、ギブアップするなよ。」
来島の両椀に更に力が乗せられる。龍子の背骨はメキメキと音を立てる。
龍子「ぐあああああああ!!」
170センチの来島が大股で上下に弾みを付けてリング外目(ロープ際)を通って何周も周回して歩くのだから、その迫力に場内からは「オォォーーっ」と歓声が上がる。その勢いにリングが揺れまくる。
龍子は足を伸ばしてロープブレイクを狙うが、足はロープやコーナーポストに当たるがやはり無理。
来島「今日の会場は新日本のファン多いからねえ。ファンへのプレゼント変わりにクラッシュするのもいいかもな。」
龍子「…はあ、はあ…私からすれば、こ、ここは敵地だからな…、好きにしろ……………壊せるものならな……」
来島「ファンサービスいいねえ。さすがはWARSのトップだぜ。」
龍子「……」
「よっしゃああー!龍子からギブアップとったら今日はみんなでカレー食いにいくよー!」と観客に向かって叫ぶ祐希子。
「・・・あの野郎(祐希子)・・・次に試合でぶつかる事があったら絶対ぶっころす・・」と龍子。
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5分後。「龍子・・・ヤバくない?」と逆にビビり出す祐希子。視線が定まらず、全身が痙攣を起こしている龍子。
来島の鋼の様な両腕は、背筋が弓なった龍子を抑えたまま動かない。完全にグロッキー状態の龍子。
来島は「絶対にタオルは投げるなよ、石川ー。これはオレの獲物だ。」と龍子のセコンドに付いていた石川を牽制する。
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