静寂に包まれた新日本ドーム。
リングアナウンサーがマイクを取ると、場内は熱気と歓声が沸き起こる。
リングアナウンサー「赤コーナーよりグレースハン入場。」
花道の奥にうっすらとスモークが舞い上がる。

肉体のみを武器に闘う戦士達が集うアリーナ。
中央の四角いジャングルに立つともう後戻りは出来ない。
そこには己の肉体のみを賭けた勝者と敗者のドラマが描かれる。

リングへ向かう花道は闘いのプロしか通れない緊迫感があるのだ。
この花道を通った者は、その先にあるリングで、勝利のリング、敗退のリングを味わう。
観客それぞれの想いが集約されたリングへ立つ緊迫感。それをレスラーは肌で感じ覚悟をプラスへと高めて行く。
それがプロレスラーなのだ。

解説者「さぁ場内割れんばかりの歓声!
    WWCAからついに日本上陸!!グレースハンが入って来た!」

解説者「さぁ、迎え打つマイティ祐希子は既にリング上でにらみをきかせている!」

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