 一般的に雨というと嫌がりますね。何かこう暗い気持ちになったりして。でもね、それは間違いなんですよ。日本には四季があって、四季折々の楽しみ事がありますね。しかし、地球上には四季の無い国が沢山あるのです。ミャンマーには四季が無く、あるのは、暑季、雨季、涼季で、春も秋もありません。「モンスーンという言葉は私には美しく聞こえた。雨季をロマンチックなものと考えるせいだろう」とアウンサンスーチーさんは言う。
雨を見て、嫌だと思ってしまうと気分まで滅入ってしまいます。プラス志向で積極的に雨を楽しむような言葉を使えば気持ちも明るくなります。「あ〜雨だ、嫌だなあ」ではなく、「いい湿り具合だ」「いいよねー雨」というように気持ちを切り替えるのです。でないと、いつまでも心は悪い状態で天気に左右されつづけてしまいます。
演出法は人それぞれにあると思います。
「落ち着いた雰囲気のカフェで温かいコーヒーを飲みながら、ゆったとしたときの流れを楽しむ」「カラフルな傘で楽しく散歩」というのもいいですね。
雨にまつわる知識を広げ雨に親近感を持とう。
昔の文部省唱歌に「四季の雨」というのがありました。
春の雨は「水に輪をかく波なくば、けぶるとばかり思わせて降るとも見えじ春の雨」
夏の雨は「物干し竿に白露を、なごりとばかり走らせて俄かにすぐる夏の雨」
秋の雨は「木の葉木の実を野に山に、色様々にそめなしておりおりそそぐ秋の雨」
冬の雨は「窓の小笹にさやさやと、更け行く夜半をおとずれて聞くだに寒き冬の雨」
と歌っています。
「けぶる雨」に春を感じているのですね。サクラの紅、ナノハナの黄、ヤナギの緑が静かにけぶります。「四季の雨」の曲はこちらで聴けます。
6月は、暗い日ばかりではなく、梅雨の中休み(通常6月下旬に表れる)が一週間ほどあります。梅雨前線が南に下がり、過ぎ去った5月の爽やかな青空がもどっくるタイプと、梅雨前線が北上して一時的に梅雨明けの形になるタイプの二つがありますが、梅雨の季節の楽しい変化です。
「梅雨明け10日」という諺があります。梅雨明け直後の10日間ぐらいは、夏の晴天が安定し、海へも山へも安心して行ける期間です。
「しぐれ」は、日本海側の地方や、京都盆地のような山間部で、晩秋、初冬に特徴的な降り方をする雨の呼び名で、「さみだれ」と並んで、昔から詩歌によく読まれた雨です。
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