| A Field of Wisteria ヨーロッパの映画 |
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| ヨーロッパの子供たち | ||
| マイライフ・アズ・ア・ドッグ | パリ・テキサス | |
| 霧の中の風景 | リスボン物語 | |
| パパは出張中 | 秋のミルク | |
| トト・ザ・ヒーロー | バベットの晩餐会 | |
| ピストルと少年 | 世界の始まりへの旅 | |
| コーリャ愛のプラハ | ペレ | |
| 日曜日のピュ | マイセン幻影 | |
| ジャーニー・オブ・ホープ | アントニア | |
| ロッタちゃんはじめてのおつかい ロッタちゃんと赤い自転車 |
永遠と一日 | |
| アンジェラの灰 |
| マイライフ・アズ・ア・ドッグ | スウェーデン | 1985年 | 監督:ラッセ・ハルストレム | チラシ |
| 私の大好きな映画の一つです。ただ好きになるためにある映画と云えるでしょう。 この映画を小難しく批評するのはナンセンス。なんとも人なつっこく、観た後も楽しい気分がいつまでもいつまでも心に残る傑作。 人工衛星にのせられ、世界最初の宇宙旅行者の生物となったライカ犬。ただ死を待つだけのその犬に比べれば、どんなことがあっても自分は幸せだと考える12才の少年イングマルのマイライフ。いろんな楽しい話も、元気な頃のママに話せばきっと喜んでくれただろうと回想にふけるイングマル少年。1950年代の後半のスウェーデン。ママの病気によってイングマルはある親戚の家に預けられます。そこは緑に覆われた山奥、大きなガラス工場のある小さな村。そこには、とっても温かく、明るく楽しくおおらかな人達ばかり。ママの死、愛犬の死、どこにいるか分からない父、悲しい事件ばかりなのになんて心温まるのでしょうか。 村一番の屋根をいつも修理しているフランソワさん、寝たきりなのに女性下着雑誌をイングマルに読ませ一人興奮するアルビドソンさん、綱渡り名人、ガラクタ作りの村の発明家のおじさん、かなりの変わり者ばかりなのに、イングマル少年の悲しみを包んでしまう温かい人間味がなんとも優しい。 村のサッカーチームを作ってる叔父さんがなかなかいい。別に特別に愛情を注いでるとかはないけど、逆にさりげないしぐさ、小さなあずまやを作ったり、いつも同じ音楽をかけたり、イングマルが再び村にやってきた時もしっかりと抱きしめてやり、そんないろんなシーンが実に温かい。 そしてなにより、サガ。村のサッカーチームのエース、ボクシングも一番のガキ大将。でも実は女の子。そんなサガとイングマルとのやりとりもういういしく、微笑ましい。男勝りだったサガもイングマルが再び村を訪れた時には、すっかり少女に…。 この映画の大成功によって、イングマルとサガ役の、アントン少年とメリンダはその後本人達の意志に反してテレビにひっぱりだされすっかり人気者になったとか。 とにかく、温かなユーモアに溢れ、繊細な描写、とってもいい映画です。 |
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| 霧の中の風景 | ギリシャ | 1988年 | 監督:テオ・アンゲロブロス | チラシ |
| なんて美しい映画でしょうか。あまりにも美しすぎる、こんな映画があったなんて… 自然の美しさを見せてくれる映画は多々あれど、映像そのものの美しさで、ここまで見せてくれる映画は少ないです。1カット、1シーン、どれをとってもすばらしく、胸にせまります。 88年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞最優秀監督賞、89年ヨーロッパ映画賞グランプリ、他多数受賞。 父親を探して、姉弟二人の旅の物語。12才の少女ヴーラと5才の少年アレクサンドロスはドイツに向かって父に会うため旅立ちます。そんな父などいないことを二人は気付きながらそんなことは知りたくないかのように、ただひたすらに霧の中を歩き続けます。 大人たちに惑わされながら、旅芸人一座の青年との不思議な交流。あまりにもはかなくあやうい姉弟に、どこまでも痛切に美しく静かな映像、そしてこの監督特有の、意味不明なシーンも時々あらわれ、静かな感動が心を刺しつらぬきます。ラストのシーン、姉弟二人はさらなる深い霧の中に浮かぶ1本の木に向かいます。彼らはどこへ向かって行くのでしょうか… この映画に出会えた事をとても幸せに思ってしまいます。 |
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| パリ・テキサス | 西ドイツ・フランス合作 | 1984年 | 監督:ヴィム・ヴェンダース | チラシ |
| 84年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。 ヴィム・ヴェンダースの最高傑作。次々とわきあがりおしよせる切ないまでの情感に溢れ、そして限りなく美しい作品。 男トラヴィス、女ジェーンの愛の物語。そして、二人の息子ハンターとのそれぞれの親子の愛の物語。いつか親子三人で住む夢をいだいていたテキサスのよれよれになった写真を肌身放さず持ち歩くトラヴィス。彼がテキサスの赤茶けた砂の荒野をさすらう姿、冒頭の彼のイメージはなんだか強烈にせまってきます。弟に連れられ帰郷。そこには、弟夫妻にまるで息子のようにして愛情をうけ育っている息子ハンター。そんな息子とトラヴィスとのぎこちないやりとり、ユーモラスなしぐさが微笑ましく、なんだか切なくもあります。そんな二人をみつめハンターに愛情をそそがずにはいられない弟夫婦の姿が感動をさそいます。 トラヴィスとジェーンのガラス越しの再開。妻を愛しすぎたゆえに家を出ていった男、それを迎える妻。ジェーンの10分にもおよぶ長まわしを含め、男が失踪してからの日々の思い、息子ハンターの事、語り合う二人の緊張感溢れるシーンは圧巻。最後には母親にしっかり静かに抱かれるハンターの姿には感動で涙が止まりませんでした。 いたるところに愛が溢れています。しかし、いわゆる円満にはいかない愛。愛しすぎるゆえに、愛さずにはいられない、愛しているのに…、切ない感動に包まれます。 ジェーンを演じるのは、ヨーロッパ映画を代表する女優の一人、ナスターシャ・キンスキー。彼女の美しさ、透明感漂う静かな姿、その魅力に心惹かれる人も多いでしょう。 |
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| リスボン物語 | ドイツ | 1994年 | 監督:ヴィム・ヴェンダース | チラシ |
| 映像と音楽、詩情豊かに、ちょっとコメディータッチに、映画に対する愛情と夢を感じさせてくれる傑作です。ポルトガルはリスボンの質感ある石畳の裏通り、歴史ある町並みの中、映画の現在を考え、そこに流れる音楽は中世の雰囲気を感じさせてくれる詩情豊かなマドレデウス、テレーザの澄んだ歌声。いつもは何気なく観ている映像と音楽の出会い、それはホントに感動的なものなんですね。 ドイツにいた映画の録音マンのウィンターは、突然の呼び出しにポルトガルへ向かいます。親友である映画監督フリッツからのメッセージ、「SOS、録音機材をもってリスボンに来てくれ」。 しかしリスボンに着いてみると、フリッツは失踪していた。そこで出会ったのは、美しい歌声に幻想的な音楽を奏でるマドレデウス、そしてビデオカメラをまわす子供たち。ウィンターはフリッツが残していった映像を手がかりに彼を探し始めるのです。 フリッツを探す中、ウィンターは録音機材を携えリスボンの町を歩きまわります。そこにはリスボンの人々の生活音で溢れています。その景色が実にいい。普段何気なく聞いている音、リスボンの風景と合わせてじっくりと聞くと、なんと感動的なんでしょうか。 この映画の撮影に入る前、9曲を完成させていたというマドレデウスの音楽。彼等自身により数曲フルに演奏され、流れる演奏風景。なんとも幻想的で詩情たっぷり、鳥肌のたつ感動を味わいます。映画を観終わってもいつまでもその音楽と映像が、耳と目に焼き付いていました。 1910年製と云う木製の撮影機でとる映像はなんとやわらかく温かいのでしょうか、そんな映像に最新式の録音機でとった音、その出会い。そしてラストの感動的なシーン。そこには映画を愛する無邪気な大人二人。映画のすばらしさをまた一つ教えてもらった感動作です。 |
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| 秋のミルク | ドイツ | 1988年 | 監督:ヨゼフ・フィルスマイアー | チラシ |
| ’89年スペイン・バヤドリッド国際映画祭最優秀主演女優賞受賞。 ドイツのバイエルンの小さな農村から70万部を越えるベストセラーとなった、一人のおばあちゃんの回想録、「秋のミルク」が原作。バイエルンの農村に、一人の女性が成長していく姿を、4年の歳月をかけ、四季折々の景色をおりまぜながら力強くつづる。 1938年、バイエルンの小さな農村、8才の時に母親を亡くし、8人兄弟の長女として一家の母親役を務めるアンナは、18才の美しい娘に成長していました。ファシストが勢力を伸ばしていくなか、アンナは青年アルバートに出会う。たくましく、農業学校も出て教育のあるアルバート。彼の登場にすかり引かれてしまうアンナの兄弟たち。しかし、アンナを頼りにする父親は渋い顔。そんな父親を説得し、二人は結婚へ。ところが、結婚後わずか11日目にして、アルバートに召集令状が来てしまう。取り残されたアンナは、辛辣な姑やなにかと世話のいる老人たちの中での奮闘がはじまるのです。 厳しい自然や、貧しい家族の中でたくましく生きる女性の生への讃歌とも云えます。ヨーロッパのこういった貧しい農村の景色はなんと寒々としていて、心細いことか。そんな中で一人たくましく生きるアンナの姿が力強い。時折みられる素晴らしい映像は、撮影も手がける監督の見事なカメラワークをうかがえます。特に台所の光りが差し込む静かなシーンは圧巻です。 厳しさと優しさと力強さと、純粋に生きる人間の姿にずっしりとした感動を味わいます。 |
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| 世界の始まりへの旅 | ポルトガル | 1997年 | 監督:マノエル・デ・オリヴェイラ | チラシ |
| カンヌ国際映画祭特別招待作品・国際映画批評家協会賞。他受賞。 フランス人俳優アフォンソの体験を基に監督オリヴェイラによる脚本。 晩夏の北ポルトガル、映画監督マノエルは撮影の合間に三人の俳優たちと一緒にドライブに出る。それは二つの郷愁に重なる旅だ。マノエルにとっては少年時代を思い出す、甘美な郷愁の旅。一方フランス人俳優アフォンソにとっては、訪れたことのない自分のルーツを不思議な郷愁でたどる旅。一行はスペイン近くの山中の寒村に着き、「世界の始まりへの旅」に対面する。 訪れたこともない、風景も違うポルトガルの風景。そんな風景なのに見ている私でも不思議な郷愁にさそわれてしまいます。避暑地のホテル、家の軒先のペドロ・マカオの像。そして寒村での対面風景。オリヴェイラ監督88才での作品。その歳を感じさせないみずみずしいまでに美しい映像に感動させられます。 なんと云っても、マルチェロ・マストロヤンニ。ヨーロッパ映画を最近ようやく見出した私としては、マストロヤンニの若かりし姿を知らないのですが、なんて味わいのある演技でしょうか。郷愁溢れる物語の雰囲気を見事にかもしだしている存在感に、なんとも云えない安心感のようなものを感じてしまいます。 シンプルな感動と、静かに光る感性、自らの郷愁をも引き出させてくれます。 |
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| バベットの晩餐会 | デンマーク | 1987年 | 監督:ガブリエル・アクセル | チラシ |
| ’87年アカデミー賞外国語映画賞受賞。ちょっと風変わりな、しかし味わいのある、そしてとっても食欲のそそられる映画です。 1世紀くらい昔のお話。デンマークは海辺の村。そこはあまりにも荒涼として貧しく暗い村。その村には牧師の年老いた娘二人マーチーネとフィリパが住んでいた。彼女たちにはいろんな過去があった。二人はそれぞれ若い時、仕官やオペラ歌手に求婚されていたがことわり未婚のまま年老いていた。そんな二人のもとに嵐の夜、過去に求婚したオペラ歌手の手紙を携えたフランス人の女性バベットが訪れてきたのです。それからバベットは二人のメイドとして14年もの間仕えてきたのです。そして亡き牧師の生誕100年を祝う晩餐会、バベットはその料理を作らせてほしいと願い出ます。それは貧しく暗い村にとっては一大事件に… あまりにも荒涼とした村の風景は、じめじめと暗く寂しい。そんな風景と相反するラストの贅をつくした延々と続く晩餐会の描写は圧巻。貧しい村人にとってはどれも初めての料理ばかり。始めは何をだされるかぶつぶつ文句を言っていた村人たちも、しだいに無言にむさぼるように食べる。出されるワインも超高級の逸品ばかり。最後の人々の幸福感一杯の表情がその料理のすばらしさを物語っています。溜め息の料理の数々です。 素朴な村人と、パリ・コミューンの戦火をのがれてきたバベットとの交流、見せ場の晩餐会での村の老人たちの姿、とても質のよいユーモアに溢れています。 「この映画を空腹で見てはいけない。映画の終わる前にあなたを3つ星レストランに、走らせてしまうことになるだろうから」(NYタイムス) |
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| マイセン幻影 | 英伊独合作 | 1991年 | 監督:ジョルジュ・シュルイツァー | チラシ |
| ’92年ベルリン映画祭最優秀主演男優賞受賞。大人のための寓話、ヨーロッパの香り溢れる、愛情に満ちた作品。 世界の名陶磁器マイセンに魅せられた一人の男、ウッツ男爵の数奇なコレクション人生を、チェコはプラハを舞台に描かれています。コレクションを始めたきっかけの昔話をおりまぜながら、磁器一つ一つに込められた愛情が伝わってきます。人間関係はそこそこに、チェコの翻弄される政情も意に介さず、ひたすらにオークションをめぐりマイセンのコレクションに励むのです。マイセンの純白がその純粋な心を写し、その姿に爽やかな感動をも味わいます。 映画に登場するマイセンは全て本物。部屋狭しと並べられるその景色は圧巻。あまりにもすばらすすぎる。ケンドラー作など、1000を越えるマイセンの逸品がマイセン美術館より提供されたと云う。眼の保養、心の保養にもなるなんとも愛らしいマイセン人形の数々。日本のコレクターと云うとなぜか奇異な目で見られてしまいますが、こういった外国の人々のコレクションのなんとすばらしいことか。スマートで、格好よく、センスも良く、憧憬さえ感じます。キャストも国際色豊かに、名優がそろいよりいっそう映画の芸術性を高めてくれています。 「こだわれる『何か』を見つけられることは幸福に等しい」 |
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| 永遠と一日 | ギリシャ | 1998年 | 監督:テオ・アンゲロブロス | チラシ |
| ’98カンヌ映画祭、パルムドール大賞受賞。アンゲロブロス監督のまたまた痛切に美しい傑作。 北ギリシャ、不治の病を自覚しているアレクサンドレは詩人で作家。少年の日に友人たちと海辺の家から島に泳いでいった夢から覚め、すべてに別れを告げる最後の一日を迎える。町中でアルバニア難民の少年と出会い、少年を国境へ送り返そうとするが、少年は彼から離れようとしない。3年前に亡くなった妻との、30年前の夏の一日、海辺と島での日々の思い出にふける。その日彼は妻がそそぐ深い愛情に気付かないでいた。少年との二人の旅。前世紀の詩人も登場し、旅はさらに展開していく…。 昔の思い出が展開する海辺のシーン、前世紀の詩人が登場する夢のようなシーン、町での結婚式でアコーディオンの調べにのせて舞う花嫁、霧にけむる雪山の頂上の国境の凍りつくようなシーン、友人が謎の死をとげ廃屋で泣く少年、どれをとっても静かに痛切に語り掛けてきます。特に最後のあたり、少年が他の仲間と共に旅立つ夜、少年とアレクサンドレは二人バスに乗り、町中を1周するシーンはあまりにも痛切に美しい。いろんな年代の人々が乗ってきては降りていく。楽器を持って乗ってきた若者たちがバスの中で演奏を始める。それに静かに聞き入る少年とアレクサンドレ。あまりの美しさに溢れる涙を止めることができません。 少年が去った後、海辺の廃屋となった懐かしの家に一人たたずむアレクサンドレ。明日の時の長さは?、「永遠と一日…」 |
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| ロッタちゃん
はじてのおつかい ロッタちゃんと赤い自転車 |
スウェーデン | 1993年 | 監督:ヨハンナ・ハルド | チラシ [1][2]/パンフ |
| あの「長くつ下のピッピ」、「やかまし村のこどもたち」などの原作で知られるスウェーデンの国民的童話作家アスリッド・リンドグレーン作。 「はじめてのおつかい」の方が公開された時から行きたいなあとは思いつつ、なんだか子ども向けっぽい印象で悩んでたんですが、やはり制作が、あの大好きな映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」の制作で知られるワルデマル・ベンゲンダールだけに、今回「赤い自転車」の公開になったのを知って、豪華?2本立てといきました。 文句無しに可愛い「ふくれっ面の天使」ロッタちゃん。子役というとどうも演技くさいのが多い中、ロッタちゃんのあまりにも自然で元気な姿に素直に楽しめました。ストーリーとしてはメインの盛り上がりとかはなく、ロッタちゃんを中心に家族の日々の出来事がたんたんと描かれている。 だけど、全然退屈なところがなく、次ぎにロッタちゃんが何をしでかすか楽しみなのです。頑固でちょっとわがままですぐ怒ってふくれっ面、地団太ふんで金切り声。でもやってることはなんだか自分にも覚えがあるようなことばかり。スキーのスラロームはお尻をふればいいだけさと、お尻ふりふり、大嫌いな魚が料理に出され、水に泳がせたり、早く大きくなりたいからって、雨の中牛のうんちの上に立ったり、ブタのぬいぐるみのバムセがいつも一緒、ゆかいなシーンの連続。お隣のおばさんや、近所のお店の人とか、みんなあまりにもいい人すぎるきらいはあるけど、そこはロッタちゃんに免じて… また、衣装とかもなかなかにセンスがいい。まず家からしておしゃれ。カーテンやテーブルクロス、家具、お母さんのエプロン、全て可愛らしく統一してあり、ロッタちゃんの衣装とあわせ、和ませてくれます。 それにしても、スウェーデンの映画は子どもを実に優しく描きます。そしてそれを暖かく包む大人たち。子育てに悩む親の方々にもちょっと参考になることがあると思います。いつまでもほのぼの幸せ気分に包まれる映画です。 |
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| アンジェラの灰 | アイルランド・アメリカ | 1999年 | 監督:アラン・パーカー | チラシ |
| ’00年アカデミー賞最優秀音楽・作曲賞ノミネート、他多数受賞。 フランク・マコートが自らのアイルランドでの貧しい少年時代を綴った自伝小説「アイルランドの灰」の映画化。原作はアメリカを中心に大ベストセラーとなった。 アイルランドからアメリカへ、希望を胸に渡ったものの、生活苦にアイルランドへ逆戻り。しかし、そこでは変わらない極貧が待ち受けている。仕事は長続きせず酒におぼれる父、小さな命を落としてしまう弟妹、そんな極貧の中にあってもユーモアをも漂わせる家族の生活。 アイルランド、リムリック。一度も晴れた景色がなく、ほとんど雨模様、色の無い石造り、ジメジメとした街並み。そのアイルランドの景色が体感できるような映像です。フランクがほんの少し習ったアイリッシュダンス風景、父親が酒に溺れるアイリッシュパブ、最後に涙をさそう母の歌はアイリッシュトラッド?。全編を覆うアイルランドの景色がなんだかいいのです。湿っぽい日本と何か通じるものがあるのでしょうか。 父親役は、ロバート・カーライル、頼りなく哀愁漂うその姿は彼ならではです。それに子役たちも実にいい演技を見せてくれました。そして、音楽が「スターウォーズ」でお馴染みのジョン・ウィリアムス(ギター奏者の方ではありません)。ストーリーとしては、とっても暗くって、やるせなさも感じてしまうのですが、母の姿、子供達、アイルランドの景色、一体となったその映像に魅せられてしまいました。 この原作が大ベストセラーになったのもなんだかうなずけます。移民の国アメリカ人にとっては、みずからのルーツを感じさせてくれる作品でもあるのでしょう。 しかし、俳優はイギリス人が中心で、イギリスに対抗心むき出しのアイルランド魂を見せるシーンも多かっただけに、彼等の心境も複雑だったことでしょうねえ。 |
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Last Update : 4 Mar 2001