
| 田舎の雑貨店では軟膏、湿布薬、咳止め、風邪薬等の、ちょっとした薬も売っていた。 なかでも風邪薬といえばカプセルと栄養剤のアンプルがセットになった物だった。 アンプルのフタは現在のようなねじって開けるものではなく、胴体の上の細い棒状の部分を折って開けるようになっていた。まず胴体とのつなぎ目のくびれた部分に、同封のハート型ヤスリで線を付け、棒状の部分をポキッと折る。そして細いストローを差し込んでチューッと中の液体を飲むのだ。 アンプルを1人で開けられるようになると、大人になったなー、と思ったものだった。 |