研究科のあゆみ
1997年〜98年
1997年10月、しあわせの村で開かれた 「自閉症の子どものクラスルーム」(朝日新聞大阪厚生文化事業団主催)
という1泊2日の研修に参加した教師や会の関係者及び保護者らが、自閉症の学習を地域で続けていこうと、月1回
の学習会「自閉症の子どものクラスルーム・研究科」を発足させ、第1回の研究科が1997年12月14日にスタートしま
した。そのあたりの経緯については、発足当時から中心的な活躍をされてきたKING STONEさんのホームページに詳しく
書かれています。
発足当時は10名を切る参加人数で、お互いの顔を見ながら話をするこじんまりした会でしたが、実践発表を中心と
しながら次第に参加者も増えつづけていき、98年には常時20名を超えるようになっていきました。会場は発足同時か
ら、神戸市三宮のこうべ市民福祉交流センターを利用しています。
1999年
参加者が増え規模が大きくなったので、この年から会員制をとることになりました。会員(年6000円)、非会
員(1回1000円)の方式もこの年にスタートしました。またこの年から、外部から積極的に講師をお呼びして講演
をしていただき、年の後半は会員の実践報告を中心に計画しました。しっかりと理論的な裏づけをして、実践の場に
活かすというのがそのコンセプトでした。また実践報告の際には、発足当時から会に参加していただいた中山清司氏
にコメンテーターをお願いしました。
1999年の正会員は28名でした。参加者は、非会員を含め常時30名を超えるようになりました。
- 4.11 .講演「自閉症の特性と評価」新澤伸子(大阪TEACCH療育相談室)
- 5. 9 講演「問題行動とその対応」門眞一郎(京都市児童福祉センター)
- 6.13 講演「構造化について」中山清司(横浜やまびこの里)
- 7.11 講演「コミュニケーション」中山清司(横浜やまびこの里)
- 8.8 講演「ノースカロライナの教室を覗いてみよう」
村松陽子(ノースカロライナ大TEACCH部留学中)
- 9.12. 講演「学校教育での取り組み」野畑光代(向日が丘養護学校)
- 10.10 講演 「コミュニケーション指導の実践」坂井聡(香川大付属養護)
- 11.14 報告 「家庭での実践」会員保護者
- 12.12 報告 「家庭と学校との連携」会員保護者
- 1. 9 話し合い「IEPへの取り組み」会員 コメンテータ中山清司
- 2.13 講演 「評価(アセスメント)の意味」 中山清司(横浜やまびこの里)
2000年
会は順調に発展してきましたが、自閉症児を抱える保護者にとっては参加することが難しいということで、託児の
必要性を痛感されたKING STONEさんが、別組織として託児ボランティア「れもん」を立ち上げました。研究科の講演
と並行する形で、お子さんを預かってもらえ、しかもそれぞれのお子さんにあったメニューを用意してもらえるいう
ことで、人気も高くこの年保護者の参加が急増しました。
研究科の内容については、昨年に引き続き講演と実践報告が中心となりました。組織が大きくなりいろいろなご協
力を得て、著名な専門家をお呼びすることも可能になりましたが、反面身近な実践を報告する場としての研究科の主
旨とどうバランスをとっていくのかが、今後の課題となりました。
2000年の正会員は50名を数え、参加者は多いときで80名を超すときもありました。
- 4.9 講演「自閉症の人の自立と援助」中山清司(横浜やまびこの里)
- 5.14 報告「養護学校小学部における個別教育計画の実践から」会員
- 6.11 講演「医療から見た自閉症」小谷裕実(兵庫教育大学)
- 7.9 報告「養護学校中学部の実践」会員
- 8.6 報告「抽出指導について」澤 月子(向ヶ丘養護学校)
- 9.10 講演「福祉の現場から」蓬莱和裕(希望の郷)
- 10.8 報告「通常校の障害児学級での取り組み」会員 コメンテータ中山清司
- 11.12 講演「高機能自閉症について」内山登紀夫(横浜発達クリニック)
- 12.10 報告「生活の中のTEACCH」会員保護者 コメンテータ中山清司
- 1.14 講演「問題行動の理解と対応」志賀利一(電機神奈川福祉センター)レジュメ
- 2.11 講演「自閉症の理解と余暇活動支援」中山清司(横浜やまびこの里)
2001年
2001年の正会員は70名を超え、さらに規模は拡大しました。引き続き各方面から講演をお願いしました
が、同時に教職員による身近な実践を報告し合う場として教職員部会を立ち上げることになりました。活動は、
講演日の午前中に同じ部屋で行いました。
- 4.8 講演「自閉症の特性と支援」 中山清司氏(横浜やまびこの里)
- 5.13 講演「自閉症の人たちに対する支援・援助」寺尾孝士氏(おしまコロニー)レジュメ
- 6.10 実践報告 大森直也氏(京都府立南山城養護学校)レジュメ
- 7.8 講演「自閉症の人の余暇活動」福田年之氏(朝日新聞厚生文化事業団)
- 8.5 教材・支援グッズ制作会
- 9.9 講演「太田のステージ評価を通じた行動の見方とその対処」立松英子氏(都立養護学校)レジュメ
- 10.14 実践報告「親子療育教室での取組み」 泉和男氏(こども発達相談センター)
- 11.11 講演「自閉症と行動上の問題」門真一郎氏(京都市児童福祉センター)レジュメ
- 12.9 講演「評価について」新澤伸子氏(大阪自閉症支援センター) レジュメ
- 1.13 実践報告 「家庭での取り組み」保護者
- 2.12 講演「大人になった自閉症の人たちと支援」 中山清司氏(横浜やまびこの里)レジュメ
2002年
2002年には正会員80名を数えました。前年立ち上がった教職員部会を独立させ研究科の講演と教職員部会を
交互に行いました。また7月にはしあわせの村にてキャンプを実施しました。会員の子女11名が参加しました。講
演会も全国的に著名な講師をお呼びして、県民会館など他の大きなホールを使用して大々的に実施しました。
- 5.12 講演 「自閉症の理解と支援−応用行動分析によるアプローチ」井上雅彦氏(兵庫教育大学)レジュメ
- 6.1 講演「高機能自閉症の人への支援」 服巻智子氏(日本自閉症協会佐賀県支部)
- 8.11 視覚支援 実践報告・制作会
- 10.13 講演 「成人期までに準備すべきこと」松上利男氏(北摂杉の子会萩の杜施設長)
- 11.9 講演 「自立への子育て」明石洋子氏(川崎市の公務員明石徹之さんのお母さん) 感想
- 1.12 講演 「TEACCHに学ぶ自閉症支援」 中山清司氏(横浜やまびこの里) 感想 レジュメ
2003年
毎回の参加者は70名〜100名と安定してきました。教職員部会は会員による実践報告・情報交換を中心におきながらも、
毎回発表者をお願いして4回実施しました。また念願の佐々木先生の講演会が実現して、多くの参加者に来て頂きました。
- 5.10 講演 「自閉症の特性への理解と支援」新澤伸子氏(大阪自閉症発達障害支援センター所長)
- 6.8 視覚支援グッズ制作会
- 7.13 講演 「困った行動への対応」田中浩一郎氏(京都児童福祉センター児童精神科医)
- 10.12 講演 「サポートブックの作り方・使い方」丸岡玲子氏
- 11.9 講演 「自閉症の人の就労支援」中山清司氏(横浜やまびこの里)
- 1.11 講演 「TEACCHを伝えて20年、自閉症支援の到達点と展望」佐々木正美氏(川崎医療福祉大学教授)
教職員部会
- 4.13 長谷川直子先生(福井県立嶺南東養護学校)「養護学校での実践・・・人が変わる・行事が変わる」
- 9.7 春日伸枝先生(高槻市立柳川小学校)「TEACCHに学ぶ、自閉症児の教育」
- 12.14 浅井郁子先生(堺市立御池台小学校)「養護学級における自閉症教育の実践〜特性に応じた個別支援のあり方」
- 2.15 山根弘子先生(大阪府立高槻養護学校)「ノースカロライナ報告」
2004年
この年から再び会場をこうべ市民福祉交流センターに一本化しました。年5回の講演会で、会員は年4000円に
非会員は1回1000円に統一しました。また教職員部会の名称を改め支援者部会と変更しました。
- 5.9 講演 「自閉症の理解と支援」諏訪利明氏(海老名市立わかば学園園長)
- 7.11 講演 「余暇と社会的な活動」安倍陽子氏(横浜市東部地域療育センター心理士)
- 10.10 講演 「最重度自閉症児との暮らし〜やんちゃなやあくん、町を歩く 気ままな母さん、我が道をゆく〜」小田多佳子氏
- 12.12 講演 「自閉症スペクトラムについて」藤岡宏氏(つばさ発達クリニック院長)
- 1.9 講演 「自閉症のある人たちへのコミュニケーション支援」 ―伝え合う関係を作るために―」坂井聡氏(香川大付属養護学校教諭)