心の住む家のつくり方


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ACT建築デザイン事務所

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アトリエ北の栗林


エッセイ・心の住む家・その4

文・園田邦彦

[エッセイ・心の住む家その4] 
           
F.L.ライトの弟子であった建築家・天野太郎は学生を集めて、
建築について語った。
君たち「面壁九年」ということを知っているかという問から興味深い話を
展開していった。
あの有名なダルマ(達磨)さんが少林寺で修行するにあたって、
壁に向かって九年もひと言も語らず、座禅したという故事のことである。
建築家・天野太郎は「建築の設計はその反対のことを考えろ」
というのである。
すなわち、
壁を背にして座る空間を作れば、人の心は安定をし、
よい居心地を得るというのである。
さらに、その壁がアルコーブ(くぼみ)をなせば、










さらによいというのである。
よく住宅の設計のプロセス(過程)で「動きやすい」「使いやすい」
といことについては、かなり、真剣に考える。
あたりまえのことである。大部分の人たちがそれで満足している。
そこから、さらに落ち着きのある空間になっているか、
検討するところまで設計をすすめなければならない。
あなたの心身を包み込む安定した壁があるかということである。
そして動線・眺め・採光・通気といった仕掛けを調和させ、
統一体として空間をデザインしていくのである。

エッセイの目次

面壁九年の教え
「もの」が心と空間をだめにする
中庭もすすめ
心を養う光と影
などなど


心の住む家のつくり方

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