メールマガジン「古代幻想視(第一部)ー海を渡って来た倭王」
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ご案内
謎の多い日本の古代を、架空の主人公が、ご案内してまいります。当時の日本の歴史を語るのに、中国
や朝鮮半島諸国との関わりを抜きには語れません。壮大でファンタジックな古代世界をご堪能ください。
創刊にあたって(創刊準備号6月20日発行分)
”疑惑の総合商社”と呼ばれる大物政治家の逮捕が、世間を騒がせている。民主主義の時代に、未だに
権力のみを追求する政治家(せいじや)や官僚が横行するのには閉口する。金がすべての資本主義の悪弊
なのだと言われれば、ぐうの音も出ない。
翻って考えれば歴史というものは、権力の主張に始まったと言っても過言ではないのだろう。我が国に
おける天孫降臨神話を未だに真に受けている人はいないと思う。が、科学文明の発達していない時代、
私は神様の末裔であると言われれば、「へえ、そんなものかえ?」とカシコミ恐れ入ってしまうかもしれ
ない。日本書紀とか古事記という書物はそんなものである。
と、言っても、日本の古代のことを知ろうとすると他に当てがない。最も古い歴史書は、このふたつで
ある。それ以前に「国記」「天皇記」というものが、あったようだ。ご存知のようにこれらの書物は、
大化の改新の際に時の権力者によって焼かれてしまった。「国記」は、かろうじて船史恵尺という人物に
よって救い出され、後に日本書紀編纂の重要な資料となったようであるが、日本書紀が成立した後は
完全に封印されてしまった。その他にも古文書と呼ばれるものの存在があったようだが、これらのものも
すべて抹殺されてしまった。
天孫降臨神話は、我が国固有のものではない。世界各地に存在している。日本と最も関わりの深い朝鮮半島
にもそれはあり、我が国の神話の祖形ではないかと言われている。
天孫降臨とは、その地を支配するものが、文字通り天から降りてきたという主張である。これを裏読みすれば、
この支配者は、他所から来た者と言えるのではないか。自分は、隣の山を越えてやって来たのではない、
天から降りてきたというかなり強引な主張である。そうでもしなければ、在地勢力ーもともとそこにいた
人たちを納得させれなかったことだろう。
日本の古代のことを知る手がかりがまったくないわけではない。中国の歴史書がある。中国では、歴史書を
書くのに決まりがある。後の代になってから、前代までの記録を記すというものである。三国志は、三国時代
が終わり、魏に取って代わった晋の時代に書かれるといった具合である。
したがって、その時代の権力者の作為は多少入ったとしても、概ね史実を曲げることは少ない。
しかも、中国の歴史書は、ありがたいことに中国と関わりのあった周辺地域のことも書かれている。
この物語は、歴史的史実を踏まえつつ、神話が語る世界の裏読みから筆者の想像で描かれたものである。
荒唐無稽と一笑に付されるかもしれないが、あながち的を射ているかもしれない。
昔、この日本列島で何があったのか。真実とは。闇に葬り去られた歴史の裏の世界を読者の皆様とともに
探索して行きたい。長のおつきあいを。
頓首、頓首。
あらすじ
発行に応じて、適宜あらすじを掲載してまいります。
感想や情報をお待ちしてます。
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