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夫婦山行その28 三岩岳(ミツイワダケ) 福島県伊南村 |
平成14年7月13日 |
ハクサンコザクラ咲く三岩岳 〜往復9時間 高低差1300mのロングトレイル〜
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コースタイム |
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6:45 小豆温泉発 10:20 避難小屋着 11:10 三岩山頂着 12:05 三岩山頂発 12:50 避難小屋発 14:00 旧道分岐発 15:30 小豆温泉着 (計8時間45分) |
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コース状況 |
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黒檜沢から旧道分岐の間に枝沢5本あり。そのうち3本目が花崗岩の滝になっており、水が美味しい。避難小屋前にも水場あり。避難小屋は平成4年築。20名程が使用できる。2階建て。 |
会津の名山、会津駒ヶ岳の北側には原生林の残る南会津らしい山が連なっている。
南会津の山の特徴は、山腹のブナ林、急峻な岩場と清流、中腹のオオシラビソ林、山頂付近の湿原と
いったところであろうか、その要素を全て兼ね備える山、それが三岩岳だ。
今日は梅雨中日の晴天の土曜とあって、登山客が賑わいそうな会津駒ヶ岳は次回のお楽しみとして、
静かな山歩きができるこの三岩岳にのんびり登ることにした。
尾瀬の麓、桧枝岐村へ通じる国道352号沿いに小豆温泉がある。
平成7年には伊南村が「小豆温泉窓明の湯」という保養施設を作って以来、にわかに客足をのばしている温泉だ。
この温泉を通る国道のスノーシェッド脇に、車20台くらいの駐車スペースがあり、そこに車を停める。
登山口はスノーシェッドの横につけられている。
いきなりの鉄階段が急だが、はじめからブナやトチの巨木が迎えてくれ、黒檜沢の清流音も気持ちがいい。
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ゴゼンタチバナが群落を作る |
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黒檜沢の向こうには目指す稜線が! |
オオシラビソの林で一本休憩 |
山開きも先週(7月6日)行われたばかりで、黒檜沢を越えるコンクリート橋はよく整備されている。
沢を越えるとしばらく急な登りが続く。道脇にはヤマアジサイやギボウシなども見られる。
案内看板のある尾根に一度出るが、山頂への登山道はもう一つ先の尾根に続いている。
この尾根から尾根への間に枝沢が5本あり、その中でも3本目の沢は水量も多く水筒に補給するにも最適だ。
5本目の沢を越えたら、尾根につけられた旧道との合流点に出る。
ここからは急登りがどこまでも続き、このコース一番の正念場である。
今日は湿度も高く、なかなか風も吹いてこない。
数歩あるいては汗を拭い、また歩きはじめると汗が吹き出る。
いつまでたっても急な登りは変わらず、精神的にも大変辛くなってくるところだが、頑張った甲斐があった。
そう、いきなり視界が開けてハクサンコザクラ咲く木道に出たのである!
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ハクサンコザクラUP |
まるで青紫のじゅうたんを敷いたようなハクサンコザクラの群落 |
ハクサコザクラ、なんて可憐な花なのであろう。
その青とも紫とも言えぬ微妙な色は、神様の仕業としか思えない。
しばし木道に腰掛けて、この幸せなひとときを楽しむ。
そんな折、ラッキーなことに爽やかな高原風が吹いてきた。
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オオバキスミレ |
オオシラビソの実 |
避難小屋到着! |
ほかにも道脇にオオバキスミレ、コバイケイソウ、イウイチョウ、イワカガミなども咲いている。
…汗を流して登ってきてホントに良かった。
避難小屋に到着後は最後の登りだ。
木道や池塘が徐々に現れる。最後まで山頂は見えない。もう少しのはずなのに…。
体に鞭打って足を踏み出すと、これまた突然山頂が見えてきた。
午前11時10分、山頂に到着。
先客は登山口から何度も追い越しあった2名のみ。
お互いに健闘を称えて、交わす言葉にも自然と仲間意識が生まれていた。
そして、静かに展開される360度の展望がたまらない。
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山名の由来となった三つの奇岩 |
山頂はトンボがたくさんでした |
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三岩岳山頂からの南西側展望(奥の山脈、左より大戸沢岳、会津駒ヶ岳、中門岳。その右の最奥は平ヶ岳) |
チキンラーメンと清流で汲んだ水で腹にも山頂気分を味わってもらった。
帰路は往路を忠実に戻った。
下りも急斜面が続きしんどかったが、下山後の温泉が嬉しいご褒美だった。