〜陣痛&出産の話〜
陣痛や出産の時の様子を載せています

「陣痛」それは初産にとって未知の世界。「怖い」と思ったことはないけど、疑問はいっぱい・・・。
どこがどんな風に痛み、どれほど痛いのかな?
沢山の先輩ママ達にいろいろ聞いてみるけど、実際のところは始まってみないとね・・・。

 【妊娠37週】
検診→「子宮口が開いてきているからいつ生まれてもおかしくない」と言われる。
不定期な陣痛(「前駆陣痛」という)が毎晩夜中になるとくるようになる。

 【妊娠38週】
検診→「赤ちゃんの頭が骨盤に入って来ている」と言われる。
前駆陣痛は相変わらず…。でも生まれそうな気がしない。

 【妊娠39週】
検診→「予定日どおりになるかな。破水で始まるかも!」と言われる。
だけど相変わらず生まれそうな気配は無い。

 【出産2日前】
まだ生まれそうな気配は無く、友達と公園でお散歩。
たくさん歩いたからか、帰宅するとなんとなく赤ちゃんが今朝より下がって来ているのを感じる。

 【出産前日】
生まれそうな気配は無いものの、なんとなく「今日は外出をしない方がいい…」と感じ安静にする。
夕方4時過ぎ。まだ自分では気付いてないけど本当の陣痛が始まる。
それは夕飯を作りはじめてすぐの時。
今までに感じたことのない「ズーン」と重みのある腰痛が・・・。痛みは約1分間程度。
痛みはすぐに治まり、しばらくするとまた痛む…の繰り返し。
時折、立っていられない程の痛みもある。
あまりにも腰痛がひどいので、夕食作りを中断してお風呂に入る。
ある本で、「お風呂に入るとリラックスにもなるし、痛みも和らぐ」と書いてあったので試してみた。
お風呂に入ると、とても楽になった。でも痛みが和らいだのは30分程度・・・。
その頃の痛みは、バラツキがあるものの、平均10分間隔になっていた。
だけどガマンできるからまだ本当の陣痛だとは思っていない。(←鈍いっ・・・汗)
自分の中では、「(本当の)陣痛=ガマンできない痛み」と思い込んでいたのだ。
そんな痛みを繰り返しながらも日付が変わった。(←日付が変われば入院費も1日分節約できる・・・というのが頭にあった)
夜0時に床に就く。・・・と言っても、痛みで寝れるはずがない。
この頃の間隔は既に10分を切っていて、痛みもかなり強くなっていた。
そしてやっとこの時に「これは(本当の)陣痛だ。」と確信する。それは陣痛開始後、8時間が経過した時だった。
病院へは10分間隔になったら電話をすることになっていたが、「まだ行ける!」と思い、
自分の中で痛みがピークに達するまで待ってみることにした。

 【病院へ】
午前2時頃、陣痛が5〜7分間隔になった。痛みも冷や汗をかいてしまうくらいキツイ。
病院に電話を入れた後、すぐ旦那さんに連れて行ってもらう。
病院へ着いたのが午前3時。病院に着くと、すぐに陣痛室へ案内され診察をした。
すると、助産師さんが「子宮口が3cmしか開いていないから、お産はまだ始まってないわ。お昼頃になるかしら。」
「何かあったらナースコールして下さいね。」というと、隣の部屋に行ってしまった。
(子宮口の全開は10cmにもなるそうです)
だけど、何だか病院に来たら痛みが落ち着いてしまった感じ。追い返されないかヒヤヒヤした・・・。
立会い出産を希望していたので、ロビーで待たされている旦那さんに「申し訳ないなぁ・・・」と思いメールをした。

 【陣痛のピーク】
しばらくすると、また痛みがもどって来た。ちょっとホッとする。
そう思った瞬間、急激に痛み出し、もがいてしまうほどになった。
ベッドの柵をギューッと握り、痛みをこらえる。声を殺しながら「ウーン(汗)」とうめいてた。
そんな状態で1時間半くらいすると、助産師さんが隣の部屋から来て「あら、そんなに痛むの?」と診察後、
「あらっ!もう6cmも開いて来てる。すごいスピードだわ!でも全開まで、もう少し頑張って!」
そう言うと、再び隣の部屋に行ってしまった。
それから15分くらいして、痛みがもっともっと急激に増してきた。陣痛がきている時は暴れてしまう。
そんな時、急にいきみたくなり(産もうとふんばること)、ナースコールを!!
そう思ったら、ボタンが遠くて手がとどかない・・・(涙)「こんなに痛いのにどうしよう。」
あまりの痛さに大きな声で「いきみたーーーーーいっ!!」と叫んだ。
でも、助産師さんに聞こえていないみたい・・・(涙)
どうにもならず、必死でナースコールのボタンを探した。体の向きを反対にしないと届かない場所にあった。
お腹が大きいだけでも寝返りを打つことは一苦労。なのに陣痛の痛みで寝返りどころではない・・・。
結局、寝返りは無理なので、少しずつボタンのある方に体を移動させて、あとは手をいっぱいに伸ばしてボタンを押した。
やっとの思いで押したのにすぐに来ない・・・。「どこ行っちゃったんだよ、早く来て〜!(必死)」
その後、何度も押し続けると、「どうしたの?」と慌てて来てくれた。
あふは必死に、「い・き・み・た・い・ん・で・す・け・ど・い・き・ん・で・も・い・い・で・す・かーーーーっ?」
助産師さんは、「いま子宮口をみるから待っててねー」と言ってすぐに「まぁー、もう全開になってるわ。
なんて早さなのっ!痛みが治まった時に急いで分娩台に来て!!」と大慌てで言ってきた。。
分娩台へ・・・と言われても、痛くて起きれないし、歩けないし・・・。痛みに耐えてベッドでもがいていると、
助産師さんに「痛みが治まった隙に移動しないと、どんどん痛みが来るわよ。」と言われ、這いつくばる様にして分娩台へ。
「これでやっといきめる〜!」と思った時、「準備がいろいろあるから待っててね。旦那さんも呼んで来なくちゃ。」と助産師さんが言う。
「え〜〜っ、いきめないんですかぁ〜〜っ?」と思わず声にした。
相変わらず助産師さんは慌てていた。
「はい、じゃあ足を台にかけてレバーを握って下さい」そう言いながら、助産師さんは点滴の用意をしていた。
ところが台のサイズが合わない・・・。多分、前の人はあふよりも大柄の人だったのだろう。
「すいませーんっ、足がとどかないんですけどぉ〜。」そう言うと慌てて足がとどくようにしてくれた。
次にレバーを探すと見当らない。「すいませ〜んっ、レバーはどこですか〜?」と聞いた。
助産師さんは、指をさして「そこそこ!」
「あっ、ありました!」手をかけようとするが・・・。「手がとどかないんですけどーーーーぉ・・・痛〜い〜っ。。。。」
「あっ、ごめんねー。いま近くするわね。」と直してくれた。
「すいま・・・・せ・・・ん・・、まだいきんだらダメ・・なんで・す・・・か・・・ぁ・・・痛たたたっ(>_<)」
「もうちょっと待ってね〜、点滴するから!」
でも、分娩台に来て何分経ってると思ってるの。そんなにいきむの我慢できないよーぉー。
我慢できずに、勝手にいきんでしまう。
まだ用意が出来ていないのに、「はい、じゃあもういきんでいいから。(諦め口調)」そう言いながら、助産師さんは必死で点滴を付けていた。
そのあと、分娩監視器をお腹に装着。分娩台に来てからもこんなに用意があるんだ・・・と知った。
用意ができて「はい、それでは旦那さんに入ってもらいましょ。我慢できるならいきむの少し待っててね。」
「・・・・・。」無言のあふ。
旦那さんが入って来て、「なお、頑張れよ!」と声援。
「さあ、やっといきめるぞ!」
用意が完了した時になって、いきみたいのがなくなってしまった・・・。
横に来てくれた旦那さんと会話が出来るくらいの余裕。

【出産】
しばらくすると、急激にさっきの痛みがまたやってきた。「今度こそいきむわよー!(気合)
分娩監視器で胎児の心拍音が「ドクン、ドクン」と早くなると同時にいきみたくなるのだ。
最初は「ウ〜ンッ」って声を出していきんでいると、助産師さんに「声を出さないでいきんで下さい。力が逃げちゃうのよ」と言われた。
その通りにいきむと、本当に力いっぱいいきめるのがよ〜く分かった。
この時の痛みは、陣痛もかなりのものだけど、とにかく痛くて痛くてたまらないのが、いきんだ直後だ!
骨盤が割れるように痛いのだ。
歯を食いしばり、網にあげられた魚のように体をバタバタとさせ、「イタイ、イタイ、イタイ」と言わずにはいられない。
この痛みが、いきむたびにあるのだ。あとの痛みなんか全然気にならなかった。
確かではないけど、2〜3分に1回の割合でいきんだ。
いきんでいる時は、歯を食いしばり、レバーを「ギューッ」と握り、足も蹴るようにして台で踏ん張っている状態。
そして、大きくて固い「う○ち」を思いっ切り出すような感じで力を入れるのだ。
でも、1回のいきみでは出てこない。
何回も何回も繰り返して少しずつ出てくるのだ。
そのとき、助産師さんが「人破(じんぱ)」と言った。「何のことだろう?」と思っていると、はさみを持って来た。
「人破」とは、人工破水のことらしい。自然に破水をしないので、やむを得ず人工的に破水させることにしたようだ。
助産師さんが、はさみを入れると生暖かい羊水がドクドクと出てきた。何か「お漏らし」した感触・・・。
その後、いきむたびに羊水があとからどんどん出てくるのだった。
いきみはじめて約30分、胎児の頭が少し出てきた。
その時、助産師さんが「いきむのを少し我慢して〜!」
「オイオイ、またかよー」そう思いながら我慢すると、
「はい、旦那さん。頭が出てきましたよ!」と声を掛け、覗き込んで「あっ、ホントだ!スゴイな〜!」と感動していた。
それから再度いきみを続けようとした・・・・その時。
点滴の針が刺さっているところからたくさん出血していた。
・・・そう。分娩台に上がった時、助産師さんが大慌てで、手首の骨のところに針を刺していたため、
いきんだ時の力で、針がズレていたために出血していたのだ。
またまた助産師さんに、「点滴を直すからいきまないで!」と言われた。それって失敗?
いきまずに点滴を直すのを待っていると、今度は先生が「早くいきんで!」と少し怖い口調で言って来た。
どうして助産師さんと先生が言ってること違うんだよぉ(怒)
・・・でも結局、先生の言う方に従うことにした。
思い切り「ウ〜ンッ」と大きくいきむと赤ちゃんが「スルッ」と出てきた!!
雑誌等で見た通り、頭が出たら後は「スルスルッ」でした!
「オギャーッ、オギャーッ」
出てきたその瞬間、元気な産声を聞かせてくれ、「安心」と「嬉しさ」で一杯になった。
その泣き声は、今もハッキリと覚えている!
旦那さんも、生まれた瞬間に立会い、感動を共にした。写真も沢山撮ってくれた。(陣痛中も・・・)
そして、「なお、おつかれさん。可愛い赤ちゃんを産んでくれてありがとう!!」
そう言って、万遍の笑みを浮かべていた。

ただ、このとき問題が1つあった。
それは赤ちゃんの頭が出たのにもかかわらず、ず〜っといきんでしまったことである。
本来は、赤ちゃんの頭が出たらすぐにいきむのを止めるのだ。いつまでもいきんでいると、裂けてしまう。
それは母親学級でも習ったし、雑誌で見たり、友達にも聞いていた。
でも、「助産師さんが必ず止めるよう合図をするから、その通りにしていれば絶対に大丈夫!」とも言われていた。
ところが、あふが産んだ時に限っていつまで待っても助産師さんの合図は無く、いきみ続けていたのだ。
産声が聞こえたのにおかしい・・・と思い、「すいません、まだいきむんですかぁ?」そう言った直後、
助産師さんが「はい、いきむの止めてー!」と言った。もう遅いって・・・(汗)
会陰切開をした上に、案の定裂けてしまった。とにかく運が悪い・・・。
初産で、あの痛みの中、冷静に判断できないからこそ助産師さんの「STOP!」を待っていたのに・・・。
助産師さんが点滴失敗により冷静さを失っていたんだと後から思った。
出産後、会陰切開と裂けた傷を縫う作業が行われた。
先生は「裂けちゃって麻酔をしても効きめがないし、縫うのに時間がかかる。これじゃ、出産より痛いだろう。」
そう言ったあと、糸や麻酔を追加しながら黙々と縫っていた。
この時もホントにホントに痛かった・・・。(←この傷は、2ヶ月経った今もまだ治っていません)
オマケに、失敗点滴の治療も同時に行われた。(←1ヶ月くらいアザみたいな色のまま消えませんでした)
「でも仕方がない。龍生が元気に生まれて来たからヨシとしよう!」そう思うことにした。

龍生は、2005年(平成17年)5月18日 午前6時38分
2,884g 49cmで生まれたとても元気な男の子!!
「我が家に来てくれてありがとう。」そう思うあふでした(^−^)



↑出産直後、分娩台の上で撮りました。