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私たちの健康管理
〜H18.1.18講演会:栃木県足利市商工会議所にて〜

Step 1
私は健康管理に気をつけています!・・・というかた!
どんなことをしていますか?要は身体に良い物を食べたり、身体に良いと言われる運動をしたりして予防をすることですよね?
今日は健康管理というと広範囲なので「予防」についてお話させていただきたいと思います。
Step 1
私が常々言っていることは「歩きましょう!冷やしましょう!」ということですが、これさえしっかりできていればある程度「健康」でいられるのです。さて、その前に、まず「健康」とは何か?最近では「健康ブーム」などと言ってマスコミでもかなり取り上げられていますが、ほとんどの方が「健康」とは何か?ということについて知らないのです。TVでもそれについては教えてくれません。悪い状態ばかりが取り上げられています。良い状態がわからないのにどうして悪い状態がわかるのか?と疑問が出てきます。 そこで私は広辞苑で調べてみました。「健康」=「身体に悪いところがなく、心身が健やかなこと」とあります。ちょっとつかみ所がないですね。それでは「健やか」とは何か?調べてみると「病気をせず身体の丈夫なさま」とあります。これもまたハッキリしない感じで理解できるようで出来ない。では「丈夫」とは何か?・・・というところまではらちがあかなそうなので止めました(笑)
Step 1
医学用語では“人”の正常な営みのことを「生理」と呼んでいます。その他に「ホメオスターシス(恒常性)」という概念もあります。“人”のホメオスターシスが失われると疾病になる(病気になる)といわれていますが、これもまた、どんな状態がホメオスターシスを保っているのか、何が生理なのか良くわからないですよね?基軸がないんですよね。
では“人”の「生理」とはいったい何なのか?これを改めて考えてみると「三大生理要素」というものがあります。
「三大生理要素」・・・「移動・捕食・生殖」
Step 1
“人”の場合この「移動」を支えているものが「直立二足歩行」つまり「歩く」ということです。これが重要なのです。“人”が「直立二足歩行」を獲得して二本足で立っているという姿はどんな状態なのか?これは「重力」という地球に鉛直に降り注ぐ力に対抗している(応じている)姿。それは“人”だけでしょうか?・・・そうではなくその他の動物や植物までもが「重力」に向かって成長していく構造を持っています。
Step 1
例えば植物の種をまいて水を与えると芽を出して天に向かって伸びていきます。これを実験室の中でシャーレーに種をまいて、このシャーレーを地面に対して直角においても芽は天に向かって伸びていきます。当然ここで「光」の影響では?という疑問が出てくると思いますが「光」を遮っても天の方向「つまり地面に対して鉛直に伸びていきます」これはやはり地球の重力の流れに向かって(応じて)伸びるように活動しているのです。魚も、そうです。特に解りやすいのが“鮭の産卵”のシーンです。川の水の流れはやはり「重力」による。産卵のために上流へ上流へと流れに逆らって一時も休まず上がっていきますが、これはまさに「生きているぞ!」という感じがします。しかし産卵を終えた鮭は力尽きて流れに抵抗できなくなり、プカプカ浮いたままに流されていきます。そしてすべての活動が停止して死んでいきます。 私たちの人生においてもやはり水流と同じような様々な流れに向かって進んでいく状態が生きていることであって、この活動を断つことがいわゆる死を意味します。こう考えると「生命の活動は流れに抵抗して行われる。抵抗するということは、むしろ流れに応じている。逆にその流れの向きに従うということは極端に言えば死。または活動の一時的衰退である病的な状態」に例えられると思います。簡単にまとめると「重力の流れに応じて(鉛直軸に沿って)活動し続けている=健康。」生理的状態。バランスが良い。逆にその重力の流れ(鉛直軸)から逸脱して活動が停止または一時的衰退している=不健康。非生理的。バランスが悪い。
さて、では健康でいるためには今日の題目である「管理や予防」が必要なわけですが、何をしたら良いか?ここで「三大生理要素」を思い出してみます。「移動・捕食・生殖」 食べ物のことについてはマスコミにも多く取り上げられていて皆さんよくご存知だと思いますが、ここで忘れてはいけないことは人間も動物だということです。本来ならば「移動」は出来なければ食料も調達できないし、子孫を残すための生殖活動も出来ないわけです。その移動を支えているのは「直立二足歩行」です。この「直立二足歩行」が人間にとっての一番重要な、生理的な動き(動作)なのです。
よく「どんな運動が一番身体に良いのですか?」と質問されますが、私は必ず「歩いてください」と答えます。身体のための運動で「歩く」ということに、かなうものは無いのです。
結論を言えば健康管理にも予防にも「歩く」事は一番効果的という事です。(スポーツというものは殆ど偏った動きですから、かえってバランスを崩す場合もある)
Step 1
では、なぜ「歩く」のが良いのか?その効果についてふれていきたいと思います。
・身体の土台が安定します。土台となる関節が締まっていき自己整復
 (土台の関節はネジ構造をしている)
・姿勢も整っていきます。
 (身体を鉛直にした上で頭部重量により楔構造をした脊柱の関節に穏やかな振
 動が加わることで整っていく)
・血液の循環が良くなります。
(ヒフク筋ポンプが効率よく働いて下に行った血液が戻ってくる)
・腎臓の機能効率が高まる
(腎臓は血液濾過。要はふるいです。程よい振動が加わる)
・呼吸が大きくなります
(腹式呼吸の中心である横隔膜の付着部が引かれるため)

・脳脊髄液の循環が良くなる
(仙骨ポンプが十分に働く。頭がすっきりする)
・排尿しやすくなり便秘も解消する
(膀胱に形状ポンプ圧が加わるし、便もさがっていく)

・意識が覚醒します
(足底部からの強い圧刺激により脳幹網様体を刺激して効果が高まります)
 要は脳を刺激します

・造血や免疫細胞の造成がスムーズになり免疫が適正に働く
(歩くことで律動的な圧が全身に及ぶ事によってリンパが滞ることなくなるし
 骨髄が入っている骨盤や長官骨に圧縮応力がかかり、内部血液の交換が
 効率的に生じるから)
Step 1
さて!健康を保つには歩くのが一番!という結論に達しましたが、次は「正しい歩き方について」お話します。
・靴は運動靴やジョギングシューズ (ワンサイズ大きめ)
・なるべく平坦な所を歩く (あえて階段を上ったり降りたりしない)
・足のつき方は踵から真っ直ぐ (なめらかに着地して)
・一線を挟むように足をつく (5〜7cm幅の線)
・上体はやや前傾で真っ直ぐ前を見る

・肘は曲げておく
 (60~70度。伸ばしておくと肩関節や頚に負担がかかり壊すこともある)

・腕は後方に引くように。(前方に振るのではない)
・手は軽く握る(決して強く握らない)
・時間は40分〜45分まで
 (これを超えると疲労がでて効果が半減)

慣れてない方は10〜15分から始める。最初は自分のペースでOK。まずは徐々に時間を延ばしていき4045分歩くことが楽になってきたらペースを上げる。是非お時間のある時に実践してみてください。
そのほか普段どんな姿勢をとったら良いのか?歩く事意外にどんな体操をしたら良いのか?ということも実演しながらお話しました
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