積水を選んだ是非(1)
完成が見えてきた所で、建築記録を少し離れ、早いけどプレ総括をして見ようと思いま
す。(完成しちゃうと、もう書きそうにないし(^^;)
進行形モードでないので、文体を変えてみます。
<工業化住宅って>
ハウスメーカーの全てがそう呼ばれているのか知らぬが、積水ハウスを選んだ時、「工
業化住宅だから品質精度のバラツキは無いのだろう」と思っていた。
自分の家を建ててみて、これは、半分正しく、半分は間違いであることを知った。
部材の生産、出荷の段階では恐らく品質は均一で一定以上のクオリティが保たれている
のであろう。この意味ではカタログ通りである。
だが、実際に自分の家として組み上がったものが、打ち合わせの仕様通り、カタログ通
りのスペックであるとは限らない。
まず、工場発注の段階でのミスがある。それと、折角、綺麗に届いた部材でも現場での
扱いや養生不足では傷付いてしまうこともある。
拙宅では、展開図とは異なる窓、外格子、打ち合わせと異なる内部ドア、天窓、床の間
が一旦は取り付けられ、今も慌てている。天井断熱材もこちらの注文と違うものが届い
たこともある。
これらは、発注段階のミスであろう。人間系のミスは、工場生産がどんなに緻密であっ
ても救えるものではない。
また、養生の不足、資材搬入の際の取扱いで、軽量鉄骨の生命線と思っていた表面塗装
が傷付いたり、耐候性、耐水性を謳う外壁に欠けが生じたこともあった。
「工業化製品」であろうが「ISO9001による標準化」であろうが、発注や組立の「現場
」の影響は排除できないことを施主は知らねばならない。
今でこそ、当たり前に思えるが、当初のカタログをもらった頃には、ここを自分は混同
していた。これから建てる人も、各社のカタログを読み進めたらきっとそれぞれのメー
カーを誤解するであろう。
だが、ここまでの文章は「だから積水ハウスにしない方が良かった」などと言っている
訳では決してない。
どのハウスメーカーでも、「現場」での扱いに左右されない所などないであろう。
工場で部屋単位の箱にまで作り上げた上で現場で積み重ねる工法もあるようだが、それ
でも、現場での影響を完全に排除することはできまい。
それを前提とすれば、その後の積水ハウスのリカバリーショットは、これまでの所はか
なり満足できるものである。
傷ついた外壁、雨に濡れて黒ずんでしまった断熱材等、かなりの数量、交換してくれた
し、補修への神経も遣っていた。
「通常は補修で対応するレベル」というものも、顧客の不安により交換に踏み切ってく
れたものすらある。
発注ミス、作業ミスも変に隠しだてしたり強弁に転じたりすることもなかった(現在、
経緯の回答待ちのものもあるのであくまで評価は先にしなければならぬが)。
工場で想定しているスペックは取り戻してくれたであろうと思う。
(続く)
信天翁