<大きな方のミス>

最も残念だったのは、さや管ヘッダー工法に結局できなかったことである。

もともと、家造りのコンセプトは、難しいことは分からないが、ともかく後々のメンテ負担を軽減したいというズボラなところにあった。
設計の最初の段階でこの旨は宣言し、使う部材の材質と耐久性を確認しながら打ち合わせてきた。
結果、時間がかかり、「細かいことは現場で」とお願いされて着工に至ったことは既に述べた通りである。

屋内給配水を、さや管ヘッダー工法で行ないたいというのは、このズボラさからすると当然の帰結で、着工後、監督さんにはすぐ工法を確認し、「そうです」と回答を受けたのである。

だが、ほとんど出来上がり、浴室から顔を出している配管に触るとどうも違う。
青とオレンジの管が被せてあるのだが、薄くすぐに破けそうで、さや管の機能を果たせるとはとても思えぬのだ。

今にして思えば、ゴアさんやもーさんの書き込みにある通り、積水のシステム配管は似非さや管ヘッダー工法だったのでした。

監督に調べさせると「すみません、私が勘違いしておりました…」。オイオイ(^^;;;
「今からでもやり直して頂けませんか」 「水道業者の言うには、さや管だと、ボックスが付く分、壁厚が厚くなり、間取りを変えねばならず、不可能なのです」
収まらぬ気持ちを抱えながらも、プロにそこまで言われれば諦めざるを得ない。

だが、その後、もーさんの書き込みのさや管部材のHPから、ボックスの厚みがそれほどでもないことを知り、監督にぶつけると、やはり、間取りの変更には至らなかったことが判明したのである(--#)。

だが、この間も工事は粛々と進み、配管を呑み込んだ壁にはクロスが奇麗に貼られて、今更やり直すにはとても痛ましい美観を醸している。大幅な手戻りであることは素人にも容易に想像つく状況となっていた。
「やり直せ」という台詞は、とても自分の人間性では言い出せなかった(;_;)。

この水道業者さんとは、どうも相性が悪かったようだ。

屋外給水管をPE管でやりたいとお願いした時に「23区では難しい」と言ったのもこの方だ。その後、水道局に確認すると、あっけなく「大丈夫ですよ」と言われた。
再度、水道業者さんに「こう言ってるが」と確認すると、総論はそうでも、実際の申請書類が大変なのだそうだ。このあたりはもう素人には良く分からない(--)。

ともかく「PEにした場合の差額見積書を1週間で出し直します」ということになったが、これが1ヶ月経っても届かない。
どうも積水の手元で眠っていたようだが、余りの遅延に差額は無いものにしてもらった(--#)

思えば、境界杭を抜いて、別のところにソーっと差し込んでいたのもこの水道屋さんだったと思う。
先方も相性の悪い施主と思っているに違いない。

信天翁