<積水の対応>

着工した直後も、打合わせは続いた。何せ、見積書は間違いがあるし、最終図面も確定していないのだ。
この擦りあわせだけでも大作業だった。

この通常ありえないような場面を仕切って下さったのは、営業のK課長である。
頼りはこちらの記録になったが、それを元に納得の行く見積りと図面にこぎつけることができた。

現場ではN監督が、こちらの胸が熱くなる位、誠実に対応してくれた。
と言っても、拙宅掛かりきりで監理しているわけではないから、残念ながら間違いは起こる。
折角、工場から奇麗に出荷された部材なのに、現場の業者さんの扱いで傷や欠けが生じたこともある。
施主支給の品を届けたら、受け取る業者さんがいなくて大騒ぎという事件もあった。

でも、たくさんの現場を掛け持ちしている以上、Nさんにはどうしようもないことが多い。
発注段階の間違えで運ばれた部材を前に「どうして…」と落胆しているNさんを見るのは辛かった。
どこのメーカーを選んだとしても、実際に作業する職人さんの出来に左右されるのは否めない。
それらの結果責任を、会社を代表してクレーム対処に走り回るのだから大変な仕事である。

また、さや管の件のように監督自身が大勘違いということもあったが、Nさんの不勉強というよりも、積水ハウス自体が関心薄かったのではないかと思っている。

もっと1人あたりの監理戸数を減らした方が、手戻り工事も減って経済的だし、顧客満足度も上がると思うのですが如何でしょう=>積水ハウス殿

会社を代表している訳だから、やむを得ずNさんに苦情をぶつけたが、こちらの心中を察して、かなり無理な対応をしてくれたのではないかと思う。
その練れた人柄とリカバリーショットには感服しており、もしまた家を建てることがあれば、是非Nさんに監理して欲しいと思っている(向こうは死んでも嫌がるでしょうが(
^^;)

そのNさんの裁量を越えた問題もあり、大企業故の連絡の悪さにゲンナリしたこともあった。が、この時も、またまた、本来の職務領域を越えて営業のK課長がスイーパーと
して調停に動いてくれた。
さや管の件も、将来工事をやり直す分を面倒見てもらうことで妥結させてくれた。

企業は人なりというが、良い人に出会えたとの感を強くしている。
必ずしも全ての人が、とは言わないが…

信天翁