保健福祉員会で、10月30日〜11月1日の日程で、姫路・北九州市へ行政視察に行って参りました。特に今回の視察で学ぶのは「子育て支援」「障害者福祉」についてです。
今回は特に、北九州市の取り組みをご紹介します。
北九州市は、福岡県にある市の一つです。九州島内最北端に位置し、九州の玄関口とも呼ばれています。1963年に門司市・小倉市・戸畑市・八幡市・若松市の5市による新設合併により誕生し、五大都市(六大都市)以外では初の政令指定都市となりました。 |
| |
| 【市の概要】フリー百科事典『ウィキペディア』より |
| 面積 |
487.71 km |
| 総人口 |
987,230 人 (2007年10月1日現在) |
| 人口密度 |
2,024.22 人/km |
| 市の木 |
いちいがし |
| 市の花 |
ツツジ、ヒマワリ |
| 市長 |
北橋健治 (2007.2.20-) |
|
| |
| 『子育て支援について〜新新子どもプラン〜』 |
| 子育て家庭の育児不安や、子供の健やかな成長を阻害する要因の増加など、様々な課題への早急な対応が求められて来ている事を受け、平成17年3月に「新新子どもプラン(北九州市次世代行動計画:平成17年度〜平成21年度)」を策定した。地域社会を構成する「家庭」「地域」「学校」「企業」「行政」がそれぞれの役割を果たし、一体となって子育て支援に取り組む北九州市らしい少子化対策を積極的に進めているところである。 |
| ★ 子育てマップ北九州 ★ |
インターネットで気軽に見られる市のホームページ「子育てマップ北九州」は、保育所、幼稚園、医療機関、公園など子育てに関する情報を一元化し、地図と施設情報をリンクさせたもので、携帯電話からの利用も可能となっている。
子育てに関する情報を紹介してホームページは数多くあるが、「地図」を切り口として情報提供するものは全国でも初めてである。
現在、市内1,300ヶ所の子育てに関連した施設の情報を掲載しており、検索でも「目的別」「施設別」「住所別」で可能となっているため、欲しい情報を「いつ」でも「どこ」でも取り出せるものとなっている。 |
|
| (所感) |
一元化しにくいと言われる子育てに関する情報を、見事に一元化したWEBサイト。実際に携帯電話からアクセスしてみましたが、とても使いやすかったです。URLの周知には、QRコードが記載されたカードを配布。バーコードを携帯電話で読み取るだけで簡単にアクセスできる仕組みです。
またマップ北九州には、市の子育てに関するイベント情報のほか、AED設置場所の案内も載っていました。子育て世代だけでなく、幅広い世代の方に活用してもらえるサイトだと思いました。
杉並区でもAED設置場所の案内を記載した「子育て情報を一元化したWEBサイト」作りに取り組んでいきたいと思いました。 |
| |
| ★ 子育て交流ふれあいプラザ ★ |
| 1.施設の目的・位置づけ |
| 0歳から就学前の親子や妊産婦を対象に、遊び場、育児相談、親子・市民活動団体の情報交換や交流が図れる広場の提供により、子どもの感性を育み、子育て中の親が持つ負担・不安感を解消し、子育て支援の地域活動の活性化を図ることを目的とした、市の拠点となる総合的な子育て支援施設。 |
| 2.拠点機能(三層構造の市の拠点施設) |
(1)天候に関係なくいつでも遊べる場の提供
(2)「子育て支援サロン」で育児相談
(3)市民団体活動の活性化を図る機能
(4)子育て支援施策の情報を集約・一元化し、発信する機能
(5)「ほっと子育てふれあいセンター」の入居など |
| 3.施設の機能 |
(1)子育ち支援フォーラム
未来の北九州を支える子ども達の感性が豊かに育まれ、元気に育つように支援します。
主要コーナー:木の広場(木のぬくもりを感じながら遊べる広場)
○子育て中の親子が自由に交流できるフリースペース
○子どもが新たな発見や創造への喜びを感じることができる遊び場の提供(水の広場、落書き広場、ハイハイ広場、創作広場、絵本の広場など) |
(2)親育ち支援フォーラム
子育ての悩みや不安が解消されるよう学習の機会を提供します。
主要コーナー:セーフキッズ(子どもを不慮の事故から守る工夫を学ぶ)
○育児の不安や悩みを解消するための相談や講習の実施
○育児疲れからリフレッシュできるスペースの提供 |
(3)地域子育て支援フォーラム
子育てを楽しく行うための地域環境の整備を支援。
サポータールームを解放し、子育てを支援する団体やサークルに活動の場を提供
○子育て支援を行うNPOやサークルの活動支援
○市民団体などの行っている子育て支援活動の情報収集と発信 |
|
| |
| ★ 子育て交流ふれあいプラザ ★ |
「子育てふれあい交流プラザ」の開設にあわせて、同施設内に開設した「子育て支援総合コーディネーター事業」を行う子育て支援サロン。
保育士・保健師の資格をもったコーディネーターが育児に悩む保護者の相談に応じてくれる。また、育児に関する幅広い情報の集約・適切な育児情報の提供を行い、相談内容によっては関係機関とのコーディネート等を行います。
ちなみに“ぴあちぇーれ”とは、イタリア語で「楽しさ・喜び」の意。子育ての楽しさ・喜びを伝えたいという願いをこめた名称だそうです。 |
| (所感) |
とても広々として、明るく開放的な施設。施設の中では“木のぬくもりを大切にしよう”と、木製のオモチャが数多く取りそろえてありました。大人でもワクワクしてしまう作りは、子供達の感性を育てる意味で、とても良い施設だと言えるでしょう。
また、施設の中には「セーフキッズコーナー」があり、家庭内での事故を未然に防ぐ為の方法が展示してあります。これは実際に家の中を再現し、子供のマネキンを使って危険箇所の説明をしてあります。子供の置かれた環境を、子供の目線で見直すことにより、子供の不慮の事故を未然に防ぐ手がかりが見えてきます。この展示は、ぜひ杉並区でも紹介したいと思いました。 |
| ★ ウェルとばた福祉ネット ★ |
北九州市は21世紀の「高齢・少子社会」に向けて市民に魅力ある街作りを目指しています。平成5年4月に「北九州市高齢化社会対策総合計画」を策定し、その課題を「北九州方式」とも言うべき「住民との協働による新しい地域福祉システム」を構築することで、保健・医療・福祉の一体のサービス実現を図ることとした。
「ウェルとばた」は、主に民間の地域福祉活動の拠点であると同時に、JR戸畑駅前のシンボルとして、街の活性化を担っている。
また「ウェルとばた」は、ウェルとばた、点字図書館・ビデオライブラリー、福祉用具プラザ北九州を高速回線で結んだネットワークを形成し、インターネットへ接続しています。 このネットワークを利用して、ボランティア情報・福祉介護情報・ビデオライブラリー貸出等の様々なサービスを提供しています。この他にも、高齢者・身体障害者に配慮した設備を備えています。 |
| 1,音声情報案内 |
館内の位置情報を音声にてご案内できる設備。
受信機の貸し出しを行っています。 |
| 2,パソコン関連設備 |
点字ディスプレイ・・・パソコン上の文字を点字で表示する装置。
自動朗読設備・・・・スキャナで取り込んだ文字情報を読み上げる装置。 |
| 3,福祉用具テレビ電話相談 |
| ウェルとばたから、テレビ電話で福祉用具プラザ北九州の福祉用具の説明・相談が無料で受けられる。 |
| |
| (所感) |
点字ディスプレイや自動朗読設備、福祉用具テレビ電話相談など、障害を持つ方の立場に立って、利便性を追求していると感じました。このようなコンピューターにより、様々な障害機能が代行出来るようになってきました。今はコミュニケーションツールを使えば、声が出せなくても会話が行えます。また目が見えなくても、本やインターネットが楽しめる時代なのです。
しかし本当に大切なのは、障害者を持つ方をサポートして行く環境作り、そして人作りだと思います。便利になったコンピューターを見ながら、地域全体で障害を持った方達を支える体制作りの必要性も感じました。 |