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■オフセット印刷との違い■



 書籍の出版は通常のオフセット印刷の場合、以下の工程を経ています。

  【写植・版下】 → 【製版】 → 【印刷】 → 【製本】

 一つ一つの工程に手間が掛かり、これが出版費用に跳ね返ります。

 しかし時代の進展で最近はオンデマンド印刷のシステムを導入する印刷会社が増えてきています。

 オンデマンドとはOn Demand(欲しいときに欲しいだけ)という意味で、500部以下の少数部数の本作りに適したシステムです。
 オンデマンド印刷では【写植・版下】の代わりにDTPファイルを用い、これをゼロックスのDocuTechという装置を通すことによって【印刷・製本】まで一貫して行えるシステムです。

 印字品質はオフセット印刷よりも良質です。書籍出版の過程が以下のようになります。

  【DTPファイル】 → 【印刷・製本】

 ・ オフセット印刷に比較して手間が掛からない。
 ・ 納期が早い。
 ・ 少数部数に適している。
 ・ だから在庫を抱えることがない。

という300部以下の自費出版には費用面でも好都合なシステムになっています。

 50部、100部から200部、300部の書籍作りに最適なシステムです。

 友人、知人に読んでもらいたいという自費出版に100万円以上の費用をかける必要があるでしょうか。
 とくに小説などは読者に気楽に読んでもらうにはソフトカバーB6判が最良のように思われますし、手売り販売がしやすいです。

 既存の出版社の自費出版案内には日販、東販といった流通機構を通しての全国書店への自費出版本販売がセールスの一つになっています。
 これにもおよそ15万円から20万円の手数料がとられます。

 ここで考えていただきたいのがわずか300部の本を何店舗の書店に置けるでしょうかということです。

 30冊ずつ置いても10店舗、全国の書店に置ける道理がありません。さらに失礼ながら無名の作者の本が、たとえ書店に平積みされていても一般読者は購入してくれるでしょうか。
 プロの作家の単行本でさえなかなか売れない時代に。結局、20万円近くの手数料は取られ損という結果に終わります。

 FSS企画は、上記の事情を見越して日販、東販といった流通への取り扱いはいたしませんが、どうしても書店置き、書籍流通システムに乗せたいというご希望がありましたら、提携出版社からの出版をお取り扱いします。

 ・ 製本されたあなたの本をあなたが友人、知人、同窓生などに手売り、葉書案内で売る。

 ・ あるいは親しい人に音頭をとってもらって出版記念パーティを催し、その場で販売する。
 ・ また居住地域にある書店数軒に依頼して平積みしてもらう(この場合は書店の条件の手数料を支払う)などで300部を売るほうが得策になります。

 300部の製本の場合でも300部を販売には回せません。自費出版本をPRするために新聞社、文芸雑誌社、国会図書館、地域の公共図書館には3冊ずつ寄贈した方がPRになります。

 新聞社支局に寄贈すれば担当記者が記事採りに来ることもあります。地方版紙面に自費出版本をもったあなたの姿が載るかもしれません。これは効果のあるPRにつながり、地域の書店に本を置いてもらいやすくなります。
 つまり300部のうちの50部程度は寄贈本ということになります。

 自費出版本で儲けようなどという人はいないと思いますが、残りの250部を友人、知人を頼って、あるいは協力してもらって販売する。

 100部売れればあなたが自費出版にかけた費用の100部分は回収されることになります。定価1,500円だと15万円は手元に戻ってきます。200部売れれば30万円は戻ってきます。

 このことを考えてみまましょう。自費出版は多額な費用のかかる大仕事でないことに気付かれるはずです。

 自費出版したい方は、日頃から多くのお友達と交友しましょう。

 ここで提案する自費出版を志望する人達同士の【仲間づくり】です。

 自費出版をしたい人達同士が【読者】となって、自費出版した人の本を購入してあげることです。
 いわゆる農家と消費者を直接つなぐ【産地直販】方式を自費出版でもやろうではないかというのが、私の提案であり、当企画は仲間作りのお手伝いと広告を引き受けさせていただきます。

 自費出版への情熱のおありの方は、私のほうへ電子メールでお問い合わせください。

概算程度は

B6判 軽装 200頁 部数300部で → 36万円。上製本で50万円。400字詰換算360枚。

文庫本 本文100頁 部数300部で → 出版費用23万円。1段組。

A5 本文150頁 部数300部で → 出版費用30万円。1 or 2段組。



某出版社のオフセット印刷の場合は、

B6判 並製本 200頁 部数300部で → 1,000,000円


詳しくは、当社製本標準価格をご覧ください。


 




■原稿校正のポイント■

 苦労してやっと小説の原稿を書き上げたと安堵したい気持ちはわかりますが、編集者の立場から見ると、この時点ではまだ完成半ばというのが正直な感想です。
 これからが大変というか、あなたの作品に磨きをかける段階になります。磨きをかければかけるほど文学賞受賞も夢でなくなります。

  1. 「暫く」、「しばらく」というように漢字で書いたり、平仮名で書いたりという表現の不統一はありませんか。ワープロの検索機能でチェックしてください。

  2. 「〜の為に」は「〜のために」、「〜する時は」は「〜するときは」となるべく今風表現をしたほうがいいでしょう。

  3. 難読漢字にはルビを振りましょう。ルビは拗促音は使いませんので東京は(とうきよう)が正しいです。

  4. 同じ表現が無意識に何度も使用されていないか、検索でチェックし、別な表現に置換しましょう。

  5. 会話体にヘー、うーん、ああ、とかいった表現を多用していませんか。多用すると作品の品が落ちます。

  6. 三文小説的表現は避けましょう。ウンと鼻で笑った。ニヤリと笑った、など。その場面、場面に適応した表現を探してみましょう。

  7. なによりもプロ作家の作品を意識的に多読しましょう。

  8. 推敲、校正は自分一人では自作をなかなか客観的に捉えることが難しいので、信頼できる編集者に推敲、校正の都度、作品を電送し、チェックやアドバイスを受けるほうがいいでしょう。