【企画・共同・自費出版本紹介】
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「北方文芸」連載小説。 二十年をともに過ごした人の病いに癌を宣告されて、情け深く看取ったあとをつづるこの書は、またおたがいの愛の形を見つめた物語である。その背景には戦争があり、原爆投下があった。夫の、戦地から帰るのを待ちつつ、新しい愛に結ばれた人の思いは、屈折しつつ激しかった。夫は遂に還らず、幾冊か本を書いた末に彼女は癌で逝く。その彼女を看取る日々も、愛は確かめられて哀切である。――帯文【佐多稲子】 筆者略歴:東京大学仏文科卒。株式会社電通勤務。文藝家協会、新日本文学会会員 |