【企画・共同・自費出版本紹介】
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「北方文芸」連載小説。 作者の中野武彦には『針槐(はりえんじゅ)』という前作があり、この『樟樹』の主人公の中学生から旧制高校時代までを描いている。そして前々作の『公孫樹』は高校・大学時代からの年長の女性との交流と、その死を看取るまでを、鎮魂歌として描いた。 逆年順の「失われた時を求めて」全三巻が、いま完結する。この間、悠々十余年。こういう製作態度は、日本近代文学の、あるべき、しかし寥々たる正統派ではないだろうか。乾杯!」【小沢信男―本書「跋より」】 筆者略歴:東京大学仏文科卒。株式会社電通勤務。文藝家協会、新日本文学会会員 |