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最終更新日:2006年12月23日

加賀乙彦

『高山右近』(講談社文庫) 2003/2/18 UP
【フィクション】
 キリシタン大名・高山右近の生き方をたどった長編。実在の人物を扱っているのでノンフィクションでもあるけれど、これはフィクションにしておくのがいいような・・・(笑) 人として、一本筋が通った生き方を貫いたことを素晴らしいと思う。

『永遠の都(全7巻)』(新潮文庫)
【フィクション】
 戦前から戦後にかけての東京で生きていたある一族のお話。3部作をまとめてこのタイトルの元に出版されたものです。ほとんどが暗い戦中時代の話でしたが、実際に経験していないためかすいすいと読めてしまいました。なぜかそのことに対して罪悪感を覚えます。

『スケーターワルツ』(ちくま文庫)
【フィクション】
 拒食症を扱った本は何冊も出ていますが、これもそうだということに最近気づいて読んでみました。フィクションで読むと、拒食症は、ますます非現実的なモノのように思えてきます。同じ「拒食症」という病名で括られてはいても、一つ一つがそれぞれに違った意味を持っていて、普遍的にはなりにくいからでしょうか。

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加治将一 

『石の扉〜フリーメーソンで読み解く世界』(新潮文庫) 2006/2/8 UP
【ノンフィクション】
 フリーメーソンって、もっともっと怪しげな団体だと思っていました。もっとも、本当にここに書かれているとおりだとしたら、それはそれで、「怪しい団体」です。また別の意味で、ということですけど(^^;
 しかし、妙に説得力のある本です。

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鹿島 茂

『暇がないから読書ができる』(文藝春秋)
【エッセイ】
 図書館に見計らい(図書館で本を購入するとき、二つの方法があります。ひとつはリクエスト、もうひとつが選書。選書のときには、大量の本を本屋さんに持ってきてもらって、その中から購入する本を選んでいます。この「本屋さんから持ちこまれた本」が「見計らい本」です)でやってきた本の一冊でした。帯に惹かれて「私費で買います〜」と言ってしまいました。こう言うのを読むとますます本が増えちゃいますね。

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梶山季之

『せどり男爵数奇譚』(ちくま文庫) 2000/6/19 UP
【ミステリ】
 ちょっと気になる古書ミステリ。古書を探すって言うのがそもそもミステリなんですよね。だから古書にとりつかれた人たちっていえば、それこそ本物のミステリマニアかも〜(笑)
 短編が6話収録されています。

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柏木哲夫

『あなたともっと話したかった〜日本のホスピス生みの親・20年の実践』(日経ビジネス文庫) 2003/10/28 UP
【エッセイ】
 本当に、人はどうして生きて、死んでいくのだろう? 生まれるときの意志と、死んでゆくときの意志と、この大切なことが二つながらに、生きている本人の思いとは遠くかけ離れたところにあるのはなぜなんだろう? 生まれることも選べない、死ぬことも選べない・・・それは、対になっているからこそ正しいように思えるけれど、やはり、どこかしらひっかかるものがある。
 それでも、「生きてきたようにしか死んでゆけない」のなら、そういう疑問もしっかりと受け止めなければならないのでしょうね。

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勝谷誠彦

『いつか旅するひとへ』(講談社文庫) 2001/4/14 UP
【紀行エッセイ】
 本屋さんでぱらぱらと立ち読みをして、思わず買ってしまった1冊。いくつかある章の中では第4章「いつか旅するひとへ」がとても気に入っています。あんな風に、旅先からの手紙とお土産を貰いたいな(笑)

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加藤浩子

『黄金の翼=ジュゼッペ・ヴェルディ』(東京書籍) 2003/3/14 UP
【評伝】
 写真もたっぷり載せられたヴェルディの評伝。ちょっと物語風で、各章の導入部が特に幻想的な感じ。ヴェルディの音楽に現れているイメージは、そのまま彼の捉えたさまざまな人間の姿。音楽に魅せられるときはまた、彼の人となりに魅せられているときでもある・・・

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加藤雅彦 

『ハプスブルク帝国』(河出文庫) 2006/10/3 UP
【歴史】
 あ〜あ、また買っちゃった(^^;。ハプスブルクと言う文字に弱いんですねぇ。ヨーロッパでは例外的に長く続いた王朝ですが、それよりもさらに長いのが我らが日本と思うと、思わず感激してしまいます。悠久の歴史。今は、たいしたことなくても、積み重なっていけば、それだけで重みが出てくるんだ・・・

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角田房子

『閔妃暗殺』(新潮文庫)
【ノンフィクション】
 朝鮮王朝最後の国母と呼ばれている閔妃暗殺事件を追ったドキュメント。真実は闇の中・・・なのでしょうが、その「闇」とはいつの時代の歴史にもひそむもの。歴史に光をあてるのは、人ではなく本なのかもしれません。

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金子一也

『オペラ魔笛のことが語れる本』(明日香出版社) 2004/11/20 UP
【エッセイ】
 モーツァルトの歌劇「魔笛」とフリーメーソンの関係のことはよく聞く話ですが、それをメインテーマに書かれた本は初めて読みました。この本を読むと、映画「アマデウス」でいかにも「軽薄!」といった感じに描かれていたモーツァルトが、実はあんなに能天気な人間ではなく、とてつもなく「政治的な人間」だったのだ・・・と言う風に感じます。実際のところ、どうだったのでしょうか・・・それはもう、過ぎ去ってしまった時間の中に埋もれてしまい、取り戻す術はありません。
 モーツァルト生誕250周年記念21世紀型モーツァルト論は、こんなにも急進的なフリーメーソンだったモーツァルトを語っていますが、モーツァルトの音楽を楽しむ人々にとって、それはあまり重要なことでもないように思えます。ただ、モーツァルトのまったく別の一面を知ることは、彼の音楽に違う解釈をもたらすことになるでしょう。どちらにしても、モーツァルトはあまりにも早すぎたのだ・・・そう思えてなりません。

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加納朋子

『掌の中の小鳥』(創元推理文庫) 2001/3/20 UP
【ミステリ】
 連作短編集。日常生活の中に潜んでいるちょっとした出来事、謎・・・それらが柔らかくミックスされた素敵な色合いの短編集です。雰囲気にピッタリのイラストも可愛い。現実の暮らしに本当(?)のミステリは入ってきて欲しくないけれど、ここに書かれているような、何気ないミステリが、退屈じゃない毎日を連れてきてくれるのなら素晴らしい。

『魔法飛行』(創元推理文庫) 2000/3/1 UP
【ミステリ】
 前作と同じく、連作長編。しばらく会わなかったた登場人物たちがとてもとても懐かしい。読み終わってほっとするところも、表紙のイラストも、いつまでもそっと撫でていたいような感じがする・・・(笑)

『ななつのこ』(創元推理文庫) 1999/9/4 UP
【ミステリ】
 ミステリと言うよりもファンタジーのような印象が強いのですが、謎解きもあるしやっぱり・・・(笑)
 とても懐かしい感じのする本です。表紙のイラストも郷愁を誘うイメージですが、中身のほうも読み終わってほっとします。1編1編が独立しているにもかかわらず、最後まで読むと「あぁ、長編だったんだ・・・」と言うストーリー仕立てもいい感じ。

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川島ルミ子 

『国王を虜にした女たち』(講談社+α文庫) 2006/12/23 UP
【エッセイ】
 同じようなエッセイの英国版は読んだことがあったけれど、フランス版は初めて。こういうことにも、お国柄が表れるんだなぁ・・・と不思議(笑)。

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川副千尋

『ボリショイの歌姫 心の旅』(春秋社) 2006/9/25 UP
【エッセイ】
 一人、旧ソ連に行ったプリマドンナ。ボリショイ劇場記念館殿堂入りを果たした道のりを、こんなにも淡々と語られると・・・きっと、いろんな辛いことがたくさんあったに違いないけれど、それはそれとして、いいことだけを、自分にとってプラスになると信じてこられたんだろうなぁ・・・そんなところは、すっかり忘れ去られてしまった日本人そのもののように思う。ロシアの人たちに受け入れてもらえたのも、きっと、日本人を忘れずにいたからではないか? 単に、あちらのものを身につけるだけではなく、日本人は、日本人としての「何か」を、どんなときも忘れてはならないのだ・・・そんな気がする。

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岸本葉子

『30前後、やや美人』(講談社文庫) 2000/1/21 UP
【エッセイ】
 群ようこさんのエッセイみたいに大笑いするような面白さではないけれど、読んでいて、しばらくたったあとで、「ふふっ」って(笑)がこみ上げてくるようなエッセイ集です。やっぱり共感できるところがたくさんあるとほっとしますね。タイトルがいいよなぁ(笑)

『よい旅を、アジア』(講談社文庫)
【ノンフィクション】
 あの「混沌たる中国」へ留学し、なおかつ、ひとりであちらこちらを旅して歩いた・・・その事実だけでも、もう圧倒されてしまいました。こういう人こそが本当の旅好き人間なのかもしれません。まだ、時折見せるある種のこだわりが微笑ましいです。

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紀田順一郎

『第三閲覧室』(創元推理文庫) 2003/8/22 UP
【ミステリ】
 大学図書館を舞台にした正統派の本格もの。いよいよ謎解き!というところになって、それまでの容疑者ナンバーワンが、いきなり探偵役としてしゃしゃり出てきたのでびっくりしたけれど、探偵役がぼかされていたのは、伏線だったのかぁ(^^;。とにかく、久しぶりにものすごく楽しめた本格。お薦め。

『図書館が面白い』(ちくま文庫)
【ノンフィクション】
 日本全国の図書館の中から選ばれたちょっと変わった図書館が紹介されています。図書館を創り育てるものは、人々の熱意なんだなぁと言うことを感じます。

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北川歩実

『透明な一日』(創元推理文庫) 2005/7/30 UP
【ミステリ】
 捉えどころのないストーリーと、不思議なキャラクターたちが、シンプルだけれど、複雑に絡み合っていて、実に深い味わいを出しているお話。ただ「ミステリ」と一言で片付けてしまうのがもったいないくらい。

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北村 薫

『街の灯』(文春文庫) 2006/5/27 UP
【連作短編】
 ちょっとした連作ミステリ。昭和初期の上流社会の中での出来事だけれど、人物がしっかりしているので面白い。作中の謎解きよりも、珍しい女性運転手の存在が気にかかる。これ、シリーズになってくれると嬉しいなぁ。

『謎物語 あるいは物語の謎』(中公文庫) 2000/3/16 UP
【エッセイ】
 本とそれにまつわるいろいろなお話が書かれているエッセイ。これが著者初めてのエッセイだと言うからちょっと驚きです。
 夏の空のような青色のインクで描かれたイラストも素敵。
 著者が繰り広げるミステリやフィクションの世界の方が断然光っているけれど、本の構成が気になるエッセイです。

『冬のオペラ』(中公文庫) 2000/3/7 UP
【ミステリ】
 連作ミステリの新シリーズ(シリーズになるのかな?)。
 ちょっと訳ありの名探偵と訳がありそうなヒロインが読む気をそそります(笑)。
 収録されているのは3話ですが、もっと読みたいと思ってしまいますね。しっとりとして、味わい深いミステリです。
 そういえば、愛音がパソ通をはじめた頃、「冬のオペラの京都を歩く」と言うようなオフがあったのですが、今回本を読んで、本当に、このストーリーのとおりに京都を巡ってみたいと思いました。来年の2月、行ってみようかなぁ。

『朝霧』(東京創元社)
【ミステリ】
 私と円紫師匠シリーズ。本自体はずいぶん前に出版されてましたが、ハードカバーはあんまり買いたくないので・・・なにしろ、スペースが(笑)。中編集ですね、これは。読んでいてとても気分の良いストーリでした。味わいがあって読書の秋にお勧めの本です。

『水に眠る』(文春文庫)
【フィクション】
 ちょっと変わった愛にまつわる短編集です。どれも読ませる作品でお薦め。

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木藤亜也

『1リットルの涙』(幻冬舎文庫) 2005/4/30 UP
【ノンフィクション】
 難病といっても、こんなに残酷な病が他にあるだろうか?
 ただ命を奪われてしまう・・・それだけではなく、自分の体なのに、自分の意志ではどうすることも出来ない・・・それを、はっきりと冴えた頭で自覚しながら、「息をしているだけ」と言う状態を耐えていかなければならない。残酷と言う言葉だけでは決して言い表すことの出来ない恐ろしさ。そうして、どんなに治療を頑張っても、「悪くなるのを少し抑えることが出来るだけ。良くなることはない。」
 10年で確実に訪れる死。死の直前まで、明晰だろう感覚。この二つが重なると、限りなく、怖い存在となる。

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木藤潮香

『いのちのハードル』(幻冬舎文庫) 2005/4/30 UP
【ノンフィクション】
 この病は、抱え込んでしまった本人も辛いけれど、家族はもっと辛いだろう。周りにいる人々が、必ずしも「心ある人」だとは限らない。
 それでも、確かに存在する「心ある人々」が、彼等の支えになっただろうか? 本人と家族が、互いに、頑張る姿を見て、「私が先にくじけるわけには行かない」と、自ら言い聞かせ、言い聞かせ、日々を暮らしているようで・・・

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京極夏彦

『探偵小説 百器徒然袋−雨』(講談社ノベルス) 1999/12/13 UP
【ミステリ】
 結局はいつものメンバーが勢ぞろいすることになるんだけど、一応、今回の主人公は、榎木津名探偵のようです(笑)
 冒頭で、新しいお仲間が増えたみたいで、今後どうなるのか、それも楽しみ。
 いつもと同じように分厚い本だったけど、中篇3編なので、とても読みやすかった。珍しいことですね〜。次の作品もこんな感じだといいなぁ(笑)

『わらう伊右衛門』(C★NOVELS) 1999/10/19 UP
【ホラー】
 新・四谷怪談。と書いてみたけれど、四谷怪談って、正式に(?)読んだことがないから、もしかしたらこれが一番正解なのかもなぁ・・・なんて思ってしまいました。怪談のはずなんだけど、ちっとも怖くない(笑) 普通の時代小説よりも少し怖い感じがするかな。でも面白かったです。

『百鬼夜行−陰』(講談社ノベルス) 1999/7/28 UP
【ミステリ】
 今回は短編集。相変わらず本自体はめちゃくちゃ分厚いです。でも、長編に比べると比較的読みやすい・・・かな(笑)。
 ちょうど夏向けの怪談集、といった趣の本です。ミステリにしてしまったけど、ぜんぜん違う、といわれたら「そーかもしれない」と納得できそう。でも人の心の中を探る・・・という意味では、しっかり謎解きをしているとも思うんですよね。遠い昔に実際にあった、思い出したくない出来事が、ふっと記憶のそこから浮かび上がってくる・・・どことなく、不気味で怪しげな瞬間を、私自身も持っているような気がして、ちょっと落ち着かない気分にさせられました。

『塗仏の宴−宴の始末』(講談社ノベルス)
【ミステリ】
 前半部分をすっかり忘れた頃になって、やっと出版されました(笑)。読み始めたものの、頭の中で、内容がうまく繋がっていない感じ。それでも、あの分厚い本をもう一度最初から読みなおすのは面倒だったので、半分わかったようなわからないような、あやふやな感じのまま読み進んでしまいました。でも、途中からどんどん思い出してきたので、急にペースアップ。京極堂のことは、あんまり好きじゃなかったのですが、この本ではなんとなく共感できました。ちょっと危ないかも・・・。

『塗仏の宴−宴の支度』(講談社ノベルス)
【ミステリ】
 相変わらずの分厚さ。話が分断されていますが、小気味よいテンポで進んでいるせいか、煩雑さを感じさせません。次巻が待ち遠しい。

清岡卓行

『郊外の小さな駅』(朝日新聞社) 2000/11/20 UP
【エッセイ】
 washirohさんお薦めの詩人・作家清岡卓行さんのエッセイと評論ほかをまとめた作品集。最初に読んだ「アカシアの大連」が、あまりにも簡潔な文章で、どうしても感想が書けず、でも、そのままそっとしておくには惜しい著者の本を、どうしてもここに載せたくて、選んだのがこの本です。エッセイは、同感できる部分が少しでもあったなら、ただそれだけでお薦めだと言える・・・(笑)。後半の評論部分は、改めて再読が必要だけれど(^^;

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桐生 操

『やんごとなき姫君たちの饗宴』(角川文庫) 2005/11/26 UP
【エッセイ】
 メニューはともかくとして、極めつけのカフェリストが載っていて、もっと早くに知りたかったと思わず後悔。だって、もう、ヨーロッパに行くことなんかないだろうし・・・毎年、ヨーロッパに出かけていた時期があったなんて、自分でも信じられないくらい(ヨーロッパどころか、国内だって、旅行することが少なくなっている!)。

『王妃マルグリット・ド・ヴァロア』(PHP文庫) 2003/9/6 UP
【ノンフィクション】
 今回のサブタイトルは「フランス宮廷の悪の華」
 表紙や口絵の肖像画を見る限りでは、それほどの美貌とは思えないんだけど・・・でも、読んでいると・・・モラルはともかくとして(ああいうお母さんに育てられたのだから仕方がないとも思う)、性格は、そのまま「女」だったのね。。。と思えて、少し哀れ。あれほどのひたむきさが、彼女にとって何の意味もなかったというのは・・・

『王妃カトリーヌ・デ・メディチ』(PHP文庫) 2003/1/17 UP
【ノンフィクション】
 ルネッサンスの悪女、というサブタイトルがついていますが、そこまで言うのは気の毒な気もする・・・フランスにお嫁に行くから悪かったので、イタリアにいたら、そんなに悪く言われなかったんじゃないのかなぁ・・・とも思います。
 一応、歴史ものなのでノンフィクションに入れたけれど、ちょっとフィクションかも。私好みの歴史読み物です。

『エリザベート−血の伯爵夫人』(講談社+α文庫)
【ノンフィクション】
 またしても買ってしまいました(^^;)。血まみれの伯爵夫人として有名なエリザベート・バートリを描いた本です。彼女は吸血鬼と呼ばれることも多いようですが、いろいろな本を読んでいると、実際には、近親結婚を重ねたための悲劇が、集中的にあらわれてしまったみたいで、きっと彼女自身にもどうしようもないことだったんですね。もしも、そういう異常性に囚われたりさえしなければ、美貌で、若くて、財産も家柄もあって・・・おそらくは、この世で考えられる中では最上の幸せに包まれた一生を送ることもできたかも知れなかったのに・・・。

『血塗られた法王一族』(福武文庫)
【ミステリ】
 なんていうこともないお話なんですが、好きなんです。この作家が。最初に本屋さんで見たときには買わないんですが、ふと気づくと、いつのまにか本棚に並んでいるんですよね〜。不思議な本です(笑)。

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