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最終更新日:2008年1月1日

村上春樹

『東京奇譚集』(新潮文庫) 2008/1/1 UP
【短編集】
 またまた久しぶりの村上春樹(笑)
 変わった味わいの短編が5編。とても不思議ですが、どういうわけか、現実にありそうな気がしてくるのでまたまた不思議です。どうしてだろう?

『ふしぎな図書館』(講談社) 2005/4/30 UP
【フィクション】
 久しぶりの村上春樹。かつてはあんなに好きだったのに、今はもう、ほとんど読み返すこともない。
 でも、こういう「童話」みたいな話はいい。小説よりもずっといい。

『約束された場所で』(文春文庫) 2001/7/18 UP
【ノンフィクション】
 『アンダーグラウンド』の続編。地下鉄サリン事件の被害者から見た前作とは反対に、オウム真理教団側からの視点で書かれています。
 読んでいて怖いなと思ったのは、私の中に、すでに、「オウム=悪い」と言う方程式が、きっちりと出来上がってしまっていることでした。私自身は、オウムのことを特に調べたわけでもないし、普通に生活していて、毎日、新聞を読んで、ニュースを見ているだけで、煽動的な週刊誌を読んでいるわけでもないのに、普通に与えられた情報だけで、「オウムがしでかした地下鉄サリン事件」や「弁護士一家拉致殺害事件」なんかは犯罪で、悪いことだ、というのではなく、オウム真理教団とそこに属するすべての人たちに、完全にマイナスイメージを持っているのです・・・彼らは「悪」である、と。
 この本の中には、元信者も含めて、何人かのオウム信者が著者のインタビューに答えています。やはり、現在も信者でありつづけている人たちのインタビューには嫌悪感を感じます。嫌悪感しか感じないと言った方が正しいです。それが、元信者になると、ぐっと同情的になります。「目がさめたんだ、よかったね」と言う感じ。こういう読み方しか今はできないのですが・・・それが、本当に正しい読み方ではないということはわかっています。
 最後の河合隼雄さんとの対談がとても印象に残っています。何が「悪」であるか、それを決めるのはとても難しい・・・と。

『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社) 2000/7/16 UP
【フィクション】
 どうして読もうと思ったのかわからないのだけど・・・。たぶん、もう一度確認したかったのだと思う。
 本当に好きだったのに、なぜ、イヤになったりできるんだろう? 帯に書いてあるように、「何かが変わって」くれたらよかったのに・・・と、思う。私の心にはもう、彼のメッセージは届かなくなってしまった。

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(平凡社) 2000/7/15 UP
【紀行】
 スコットランドの文字が飛び込んできて、思わず買ってしまいました。もう当分は読まずにいようと思った作家だったけれど・・・。
 でも読んでよかった。この人の紀行は、なぜだか、とてもほっとできる。どんな旅であっても、それが、本当に心から寛げるもののように思えて、ホッと安心できる。去年の夏、スコットランドで、ウィスキーの蒸留所に行ったけれど、行く前にこの本を読めていたら・・・と思う。そうしたら、あのストレートなシングル・モルトの香りを、もう少し違った形で楽しめたかもしれない。それがとても残念。この次、スコットランドに、ウィスキー蒸留所に、もう一度行く機会があったなら、ぜひこの本を持っていきたい。

『辺境・近境』(新潮文庫) 2000/6/10 UP
【紀行】
 久しぶりに読みました。
 フィクションはもう遠慮したいけど、ノンフィクションや紀行はやっぱりいいなぁ・・・(笑)
 思わず引き込まれてしまって、あんまり行きたくないようなところでも、「行ってみたいなぁ・・」という気にさせる!

『辺境・近境写真編』(新潮文庫) 2000/6/10 UP
【紀行】
 「辺境・近境」の写真編。同行した写真家松村映三さんの写真に、村上春樹が文章を書いています。でも、文章のほとんどは、「辺境・近境」からの抜書きみたい。これはちょっといただけないと思うけど・・・(^^;

『スプートニクの恋人』(講談社) 1999/8/22 UP
【フィクション】
 「ぼく」の存在は理解できるような気がする・・・だけど、私の心の中で、消化しきれないものが、うすっぺらな檻となって深く沈んでいってしまうものが、あまりにも多すぎる。

『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』(新潮文庫) 1999/8/1 UP
【エッセイ】
 待ちに待った文庫化!
 ファンの癖に、文庫になるまで買わないなんて変だと思われそうですが、やっぱり、スペースの問題もありますし・・・。そろそろ床が抜けてしまいそうなので(もちろん、本の重量のせいではないのですが)・・・。
 内容は、暑さも吹っ飛ばすほどの面白さ。うちの母も、大笑いしながら読んでいます。

『アンダーグラウンド』(講談社文庫)
【ノンフィクション】
 ハードカバーで出たときには、悩んだあげく買わなかったのですが(これだけの厚みがあるともうほとんど余裕のない私の本棚には、とてもじゃないけど置くことができません)、待った甲斐があって、ようやく文庫になってくれました。文庫になっても圧倒されそうな分厚さの本ですが、途中で置くことができなくて、ほとんど一気に読み切ってしまいました。こういう本は感想というのが書けなくて困るけど、「心臓を貫かれて」を読んだとき以上のショックを感じました。あれも結構ハードな内容で、最後の方になってくるととても怖かったのですが、オウムの不気味さは、また違った怖さですね。たぶん、他人事だからこんな風に書けるので、こういう捉え方でいいのか、ちょっと悩んでしまいます・・・。今、印象に残っているのは、精神科のお医者様がおっしゃった「ここに来ることができない人たち−怖いとかそういう感情を話せない人たちのことが心配です」と言う(多分そんな言葉だったと思う)言葉です。何かあった時、「話せる人がいる」のと「話せる人がいない」というのでは全然違う・・・というのは本当のことだと思うし、「話を聞いて貰いたい」と思っていても、全然「話せない」こともあるし。実際に話せるようになると、それだけで、気分的にはずいぶん楽になってるかなぁって思ったこともあるのですが・・・私の場合、こんなに深刻な問題じゃなかったですが。でも、問題は、傍目から見て深刻かどうか?、ではなく、本人にとって深刻かどうか?ですよね。そういう意味で、物理的な被害だけではなく、精神的な被害に対して、きちんとした対応が取れていないことは残念だし、報道とかの一時的な関心が薄れてきた今だからこそ、もう一度考え直すべきなのだと思います。

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫)
【対談】
 読んでいるとまるで、自分の心の内側が覗けそうな気分になってきました。本当に覗けたらいいよなぁ・・・といつも思っているからかもしれません。箱庭療法って、一度受けてみたいと思っていたのですが、健常な人が作ったものは面白くもおかしくもないのだ・・・と書いてあったのでちょっと残念。こう境目にいる人って、本当にすごいものを生み出せていいなぁ、なんて考えてしまうのは不謹慎かしら。

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村山知博

『やさしい免疫の話』(ハヤカワ文庫) 1999/12/13 UP
【エッセイ】
 目次を見たら、アレルギーの話がたくさん載っているみたいだったので、思わず買ってしまったけど、とても面白い本でした。読んで正解。小難しい話でも、こんな風に噛み砕いて書いてもらえると助かるなぁ・・・と思いながら、通勤電車の中で読みました。なかなか面白い文章で、無気味に笑い出しそうになるので、こらえるのが大変でした(笑)

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群 ようこ

『それ行け! トシコさん』(角川文庫) 2007/7/18 UP
【フィクション】
 久しぶりの小説。イジワルな人を書かせたら天下一品だなぁ・・・と感心しつつ読む。これほどの人物は、私の周りにはいない・・・とこの間までは思っていたけれど、今は違う。これ以上に凄い、バイタリティのある、きわめて貴重な人間が、この世には存在する、ってことを、私は知っているぞぉ〜と思うと、つい教えてあげたくなる(爆)。それよりも、自分で書いてみる価値があるかも!?

『パンチパーマの猫』(文春文庫) 2005/4/30 UP
【エッセイ】
 なんだか半分愚痴みたいなエッセイだなぁ・・・と思いつつ(笑)
 あまりにも疲れきっているときには、こんなエッセイはダメなのかもしれない。

『ビーの話』(ちくま文庫) 2004/11/23 UP
【エッセイ】
 今回のエッセイは、ビーと言う名の猫一色。
 猫は好きじゃないからあまり面白くないんだけど、ペットって、彼らなりに考えていることがいろいろで、その部分が面白くて、つい買ってしまう(爆)

『ヒヨコの猫またぎ』(文春文庫) 2004/8/5 UP
【エッセイ】
 なんだか信じられないようなお話ではある・・・だが、本当、なんでしょう、ね?
 エッセイなんだから、本当、ですよね???
 こんなにパワフルなのに、悩みは尽きないのか、はたまた、悩みが尽きないからこそパワフルでいられるのか、よく分からなくなってきちゃった。
 でも、こういうのを読んでいると、自分自身のことなんか、とってもちっぽけに感じられるのよね。ここのところの腹立ちが一掃された気分。

『二人の彼』(角川文庫) 2004/8/5 UP
【フィクション】
 あまりの暑さに、本を読む気にもなれず。
 ふと立ち寄った本屋さんで、私の元気印(=群さんの本)を見つけたので、早速ゲット。しかも、同時に2冊!
 小説よりもエッセイの方が楽しめるから、こっちはこの辺で(笑)

『きもの365日』(集英社文庫) 2004/6/3 UP
【エッセイ】
 エッセイと言うよりも、日記? 体験集? とにかく、「毎日着物を着よう!」という、呉服屋さんが聞いたら涙を流して喜びそうなキャンペーンを、一人で決行した時の記録。
 私なんかと違って、忙しいから仕方がないのかもしれないけれど、「繰りまわし」もして、「手縫い」もして、自給して生活できたらなぁ・・・とか、「着物には自分勝手にいかないところがあって・・・」というのが先にたっていて、それがひどく負担みたいにも思う。もっと、気楽に楽しんだらいいのに。せっかくの「大好きな着物を着て毎日を過ごそう」と言う企画なのに。昔の人だって、着物を着続けていて、結果として、「着物には自分勝手にいかないところがある」ことを理解し、「普段着は自分で縫った方がいい」なんて思うようになったはずで、最初から「着物はこういうものなのだ」なんて、固く思っていたわけじゃないと思う。
 それともう一つ、気になったのは、着物と季節のこと。確かに、今の暦と昔ながらの着物の暦は合っていないけれど、今の暦そのものがまず、昔の暦とは一致していないはず・・・と言うことは、もっともっと季節の感覚はずれているってことで・・・昔の着物の暦に合わせること自体が間違っているんじゃないのかなぁ?

『へその緒スープ』(新潮文庫) 2002/9/17 UP
【短編集】
 たぶん、周りを見渡せば、あるような話。それが活字になると、妙に情けないような、哀しいような、可笑しい話になってしまう・・・

『ヒヨコの蠅叩き』(文春文庫) 2002/7/12 UP
【エッセイ】
 群さんの元気エッセイ。今回は、ほとんどお母さんの話みたい(爆)。モモヨおばあさんもすごかったけど、やっぱり、若い分だけお母さんのパワーは凄い! 溢れ出る力と底抜けのたくましさは見習わなければ、と思う・・・(笑)

『またたび読書録』(新潮文庫) 2001/9/9 UP
【エッセイ】
 人が読んでいる本って、実は、とても気になるんですね。。。どうしてだろう?って、自分でも思うんですけど(^^;
 そんなわけで、作家の読書エッセイは、好きなんです。それを読んだから・・・といって、自分も同じ本を読むなんてことはあんまりしないですけどね(笑)

『ヤマダ一家の辛抱(上下)』(幻冬舎文庫) 2001/4/17 UP
【フィクション】
 平凡なヤマダ一家・・・って、これのどこが平凡なんだろう? ものすごくおかしいような気がするんだけど・・・それは、私のほうが変なのか? いろいろとあったけれど、ラストがジーンと胸にくる良い小説です。

『一葉の口紅 曙のリボン』(ちくま文庫) 2000/4/15 UP
【フィクション?】
 本の中では、たった1章しか割かれていない木村曙に惹かれてしまいました。もともと樋口一葉は好きじゃないので・・・。樋口一葉って、ものすごく「僻みっぽい」んだもの(笑)。ここに描かれている一葉も、イメージどおりに僻んでいる(爆)。それはそれで安心できてすっきりするけれど、どこかでちょっと、そうじゃない一葉を期待していたようなところがあるんだとわかってびっくりした。
 ノンフィクションっぽい部分もあるんだけど、やっぱりフィクションの方が勝っているかなぁ・・・。

『挑む女』(文春文庫) 2000/3/22 UP
【フィクション】
 なんていうのか・・・ひとりひとり、取り出してみたら、どこにでもいる普通の人かもしれないんだけど、こうして4人集めちゃうと、それだけで凄いパワーになってしまうような気がした(笑)
 読んでいると、ばかばかしいこともあるし、思いっきり「あはは」と笑ったら、それでおしまい!ってところもあるけれど、でも、やっぱり元気が出るなぁ・・・

『都立桃耳高校』(新潮文庫) 2000/1/6 UP
【フィクション】
 久しぶりの書き下ろし小説。他愛もないお話だけど、それが心にほっとした一息をもたらしますねぇ(笑)
 寝正月のお供にぴったりでした!

『キラキラ星』(角川文庫) 1999/6/5 UP
【フィクション】
 なんということもないたわいもないお話だけど、読んでいて、時々もうめちゃくちゃに腹立たしくなったけれど、読めちゃった(笑)。キラキラ星になれたらいいな・・・と、思いました。

『活!』写真文:もたいまさこ(角川文庫)
【?】
 これはいったいどういうジャンルに入れたらいいんでしょうか(笑)。言ってみれば体験記ですが、出版社の企画ものになっているので、なんだか壮絶な部分も無きにしもあらず・・・。これだけいろいろとチャレンジしようっていう気持ちだけでも脱帽します。リフレクソロジーっていうのはやってみたいなぁ・・・と思いました。

『かつら・スカーフ・半ズボン』(ちくま文庫)
【エッセイ】
 いきなり「かつら」の話から始まって、度肝を抜かれるファッションエッセイです。いつものように「ぎゃははは・・・」と笑っていると、あっという間に読み終わってしまいました。

『贅沢貧乏のマリア』(角川文庫)
【エッセイ】
 人物評伝エッセイです。書いている方も書かれている方もどちらも好きなので、とても面白かったです。森茉莉さんの本を読んでいなかったらそれほど楽しくないと思うんですけど。

『東洋ごろごろ膝栗毛』(新潮文庫)
【エッセイ】
 抱腹絶倒、元気の出るエッセイです。いつもこういうメンバーで旅行するなんて、ものすごいバイタリティだと思うのですが、どうでしょう。

『毛糸に恋した』(幻冬舎文庫)
【エッセイ】
 毛糸と編み物への思いを綴った本です。編み物といえば、「新しく毛糸を買ってくる」ー短絡的にそう思っていましたが、残り毛糸で見事なセーターを編み上げる達人が紹介されていて思わず思いました「編んでもらいたいっ!」

『無印おまじない物語』(角川文庫)
【フィクション】
 帰りの電車の中で読んでいて、笑いをこらえるのに必死でした。よく考えてみると笑いをかみ殺している方がずっと不気味に見えたかも。

『またたび東方見聞録』(新潮文庫)
【エッセイ】
 頭の痛いことを考えた後には、この方のエッセイを読むのが一番。女4人の珍道中も面白かったけれど、編集者といった中国も、母娘でいった京都も笑えました。

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タカコ・H・メロジー

『イタリア幸福の12ヶ月』(集英社文庫) 2000/3/22 UP
【エッセイ】
 本当は、この本が出版されたのを見つけて、1冊目のほうも買ったのですが、一応順番どおりに読みました(笑)
 こっちの方は、カレンダーどおりに並んでいます。もちろん、季節ごとのイベントのお話がメインなんですが、それには必ず美味しい食べ物の話が漏れなくついてきます!

『やっぱりイタリア』(集英社文庫) 2000/3/16 UP
【エッセイ】
 長らくアメリカに住んでいたフランス人と、ふとしたきっかけで知り合って結婚した著者が、なぜかイタリアに住んでいる(笑)
 食いしん坊の著者が語る美味しい本物のイタリアンの話がいっぱい詰まっています。「あ、これ、美味しそう(^o^)」なんて思うと、ちゃぁんとレシピがついていてとっても親切。でも、いいよなぁ・・・イタリアに住める!なんて。
 あ、カロリーがご心配な方も大丈夫。イタリアンって食べ過ぎると太っちゃうんじゃ・・・なんて杞憂は吹っ飛ばすような、素晴らしい、カロリー・オフ・レシピまで用意されていま〜す。

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