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最終更新日:2007年6月3日

須賀敦子

『須賀敦子全集 第6巻』(河出文庫) 2007/6/3 UP
【エッセイ】
 全集の文庫化。通勤の朝、わずかな時間に少しずつ・・・惜しんで読む。
【収録作品】
 ■イタリア文学論
 ■翻訳書あとがき

『須賀敦子全集 第4巻』(河出文庫) 2007/6/3 UP
【エッセイ】
 全集の文庫化。いつ、どこから読んでも、落ち着ける本。
【収録作品】
 ■遠い朝の本たち
 ■本に読まれて
 ■書評・映画評

『須賀敦子全集 第1巻』(河出文庫) 2007/1/1 UP
【エッセイ】
 全集の文庫化。全集が刊行された頃にはまだ、ハードカヴァーは「場所を取るから」めったに購入しなかったので、文庫化されているのを見つけたときには、思わず声を上げてしまいそうになりました。文庫や新書ですでに読んでいるけれど、何度読み返しても、味わいは変わらない。今、文庫化されたことの意味・・・私にとって、それがどんなに大きなものか、偶然、と、人は言うかもしれない。でも、惑いの只中にある私に、この本は、はっきりとした道筋を示してくれた・・・そんな気がします。
【収録作品】
 ■ミラノ 霧の風景
 ■コルシア書店の仲間たち
 ■旅のあいまに

『本に読まれて』(中公文庫) 2003/12/4 UP
【書評】
 書評だけを集めて、没後に出版された本。どの本もどの本も、読んだ事があってもなくても、無性に読みたくなる。付箋だらけになった本を見ながら、メモを書き、メモを片手に本屋に駆けつける。そこにあればいいけれど。

『こころの旅』(ランティエ叢書) 2003/11/29 UP
【エッセイ】
 この人の書いたものを読むと、私は今、最後の目的地はどこかはわからないけれど、とにかくどこかへ歩いていくのだ・・・と言う気持ちに駆られるのだ。目的地はどこだって構わない。とにかく、どこかへ、歩いてゆくしかないのだ、と。見えてこない道を、ひどく苛立たしく思うけれど、それはそれで構わない。私がするべきことは、立ち止まることではなく、このまま歩き続けることなのだ、と。たぶん、普段のせかせかした歩き方ではなく、もっともっとゆったりとした歩みで、光や空の青さや葉っぱの緑、空気の冷たさ・・・なんかを感じながら、しっかりと息をしながら歩いて、歩いて、歩き続けること。

『塩一トンの読書』(河出書房新社) 2003/11/15 UP
【エッセイ】
 以前に読んだ本、まだ読んだことのない本、どちらもひっくるめて、好きな人が道案内してくれる本が好きです。知らない本を読む喜び、もう一度読める嬉しさ。それが読書そのものだと思うから。何もかもをあるがままに受け入れる・・・普通に生きている中ではとても難しいことを、本を読むときには忘れ去って、こんなにするりと受け取ることが出来る不思議さを感じながら、それがいつか、本当に私の身になってくれることを願って、あれやこれやの本に手を出し続ける私に、また1冊、道しるべの本が出来ました。

『地図のない道』(新潮文庫) 2002/8/5 UP
【紀行】
 エッセイにするべきか紀行にするべきか・・・どちらとも、言える。どちらとも、言えない。
 私にとっては、あらゆることの道しるべ。この人の本から、どれだけの作家への道が開けたことだろう。
 私が地図のない道を歩くとき、常に傍らにいてほしい。

『遠い朝の本たち』(ちくま文庫) 2001/10/15 UP
【エッセイ】
 こんなにゆっくりと、1冊の本を読んだのは久しぶり。いつも、駆け足で読んでしまうのは、「もったいない」と思いながら・・・
 今度、どこか遠くへ旅するとき、スーツケースに忍ばせたい本。

『ユルスナールの靴』(河出文庫)
【エッセイ】
 著者が辿っていったフランスの作家・マルグリット・ユルスナールの軌跡と、著者自身が歩いてきた道が、いつしか重なって見えてきました。ゆっくりと心が思うままに、一筋の道を歩みつづけた人のかけがえのない何かを、分けてもらった気分。私自身は、こんなにふらふらと、定まりのない道を歩いているのに。

『トリエステの坂道』(新潮文庫)
【エッセイ】
 この人のエッセイは、もう単なるエッセイだなんて言えないほど、凝縮されたものが詰まっています。私にとっては、お気に入りのカップで飲む紅茶のように、どんな気分のときにも、気持ちにぴったりとくる大切な本です。

『コルシア書店の仲間たち』(文春文庫)
【エッセイ】
 コルシア書店と言う小さな本屋さんにかかわった人々の記憶を収めた本です。著者自身もその一員だったのですが、あるようでないような距離のとり方がとても印象深くて、一つ一つの話を読み終えたあとの余韻が、たまらなく素敵でした。誰かの記憶に残る限り人は死なないのだと、何かで読んで覚えがあるのですが、そう言う意味でこの本は、人を消し去ってしまわない本だと思いました。

『ヴェネツィアの宿』(文春文庫)
【エッセイ】
 エッセイですが、とても内容の濃い本でした。人が求めることって、時代を超えて共通するものがあるのだ・・・と言うことを強く感じました。全部で12の話が収録されていますが、お気に入りは「カティアが歩いた道」と「オリエント・エクスプレス」の2話です。

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杉本苑子

『山河寂寥−ある女官の生涯 上下』(文春文庫) 2002/11/1 UP
【歴史小説】
 折に触れて読み返したくなる歴史小説。
 これは、超有名な歴史上の人物ではなく、ちょっとだけ引いたところにいた重要な人物の生涯を描いたもの。もう少しじっくりと書き込まれているのを期待していたのだけれど、意外にあっさりとまとめられていて、とても読みやすかった。好みとしては、やはり歴史ものはじっくりことこと煮込み型がいいけれど、こういうのもいい感じ。

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砂川 稔 

『オペラの魔力』(プレイブックス・インテリジェンスシリーズ) 2002/10/3 UP
【?】
 オペラ入門書として最適。オペラの歴史や名作のあらすじ・鑑賞のポイント、歌手や演出家、作曲家たちのプロフィールなどなど、分かりやすく丁寧に書いてあります。ページ数もそんなに多くないので、比較的楽に読めると思います。もっと早くに出てくれていたら良かったのに(笑)

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瀬川淑子

『皇女品宮の日常生活』(岩波書店) 2001/2/3 UP
【伝記?】
 後水尾天皇鍾愛の皇女の日記から、当時の生活を読んだ本。「後水尾天皇ってどこかで聞いたことがあるなぁ???」って思いながら読んでいたら、巻末の関係者系図を見て納得。去年の大河ドラマでも出てきていたんですよ(笑)。二代将軍秀忠の娘和子が中宮になった天皇様ですね。ということは・・・この皇女さま、中宮様のライバルが産んだお姫様・・・と言うことになるんだけど、別にいがみ合っていたわけじゃなくて、凄く仲良くしているみたい。もしかしたら表面的に・・・なのかもしれないけれど・・・
 時おり出てくる本文そのものが少々読みにくいけれど、型破りな皇女さまの生活が垣間見えて面白い。

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関 容子

『花の脇役』(新潮文庫) 2002/4/11 UP
【エッセイ】
 歌舞伎はほとんど観た事がなくて、興味はあるんだけど、どことなくとっつきにくそうで・・・そう、やっぱり、「敷居が高い」と感じてしまう。でも、どこかしら心惹かれるものがあって、この手の本にはつい手をだしてしまう。観にいきたい。でも、行ったらはまっちゃうな(爆)

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関川夏央

『中年シングル生活』(講談社文庫) 2001/9/10 UP
【エッセイ】
 ご本人は、小説だとあとがきの対談でおっしゃってるけど・・・やっぱりこれは、エッセイですよね(笑)
 いろいろと身につまされるお話も出てきます(笑)。これから先のことを考えるんだったら、「先輩」の話に耳を傾けなきゃ。
 「一人暮らしは信念ではなく、生活の癖、である。」「癖はやがて身に染み付く。」「その染みの成分は、『わがまま』である。」と言うのは言い得て妙。思わず頷いてしまいました。それから、西洋の女性と日本の女性の靴音の話も印象に残っています。

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関田淳子

『ハプスブルク家の食卓』(集英社) 2002/5/3 UP
【エッセイ】
 ジャンルに悩む本ですが・・・ハプスブルク家の人々がどんなものを食べていたのか?結構、詳しくレポートされています。こういうのが何時までも残る・・・というのはさすがヨーロッパ随一の名家。レシピも載っているのですが、出来上がりの分量(人数)も凄いし、使っている材料がまた、なんともこってりしたものばかりで、こんなのを毎日食べていたら、そりゃあ大変でしょうなぁ(笑)。最後のほうになってくると、レシピを目にするだけでお腹がいっぱいになってきました。

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瀬戸内寂聴

『髪』(新潮文庫) 2002/8/27 UP
【短編集】
 たった一字の漢字・・・何よりもそのタイトルたちに心惹かれた・・・重ねられた言葉よりもいっそう強く訴えかける何かがあって。長編のほうがずっと好きだと思っていたけれど、この頃、短編集が好ましい。

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千 宗之

『母の居た場所』(中公文庫) 2003/7/2 UP
【エッセイ】
 裏千家十六世家元坐忘斎宗室が、亡き母をめぐるくさぐさを綴ったもの。若宗匠時代から、新聞などに連載されるエッセイが好きでよく読んでいたけれど、これはまた一味違った趣。さりげなくしっかりと物事を見る、というのができるのは、こういう人たちなのだ。立場は違っても、私もそういう人になりたい。

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曾野綾子

『狂王ヘロデ』(集英社文庫) 2004/10/14 UP
【フィクション】
 それほどの「狂い」は見当たらなかったけれど・・・聖書に出てくるヘロデを思えば、なんと似つかわしいタイトルか! ひとりの人間が、他の人々から見ると、どんなにいくつもの姿になるのか・・・積み重ねられてきた「事実」がすべてを物語る。

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