aine's Reading Room

HOME > aine's Page > 今月の読書室 > 海外の作家[か〜こ]

最終更新日:2007年11月30日

エラリイ・クィーン(Queen, Ellery)

『間違いの悲劇』(創元推理文庫) 2006/3/5 UP
 The tragedy of errors
【短編集】
 長編だと思って読み始めたら、短編集だったのでちょっとがっかり。いつかはきちんと読破したいと思いながら、どうして出来ないんだろう? 読み始めると面白いとは思うんだけど。

『エラリー・クィーンの国際事件簿』(創元推理文庫) 2005/8/16 UP
 Ellery Queen's international case book
【短編集】
 犯罪を捜し求めて世界を漫遊する・・・と言った感じの短編集。お国柄が出ていて、面白い。

『神の灯火』(嶋中文庫) 2004/12/10 UP
 The lamp of God
【ミステリ】
 グレート・ミステリーズというシリーズものに、読んだことのない短編集が入っていたので衝動買い。そういえば、エラリー・クィーンって、きちんと読んだことはないのかなぁ? ライツヴィル・シリーズだけは全部読んだと思うんだけど。
 この短編集は、ちょっと変わった味わい。

『犯罪カレンダー 7月〜12月』(ハヤカワミステリ文庫) 2002/9/11 UP
 Calendar of crime
【ミステリ】
 毎月のその月に因んだ短編集の2冊目。後半の半年分が収載されています。最初の半年よりも、こっちのほうが好み(笑)

『犯罪カレンダー 1月〜6月』(ハヤカワミステリ文庫) 2002/9/9 UP
 Calendar of crime
【ミステリ】
 なんと、感想アップは初めて!?−信じられないけれど、どうやらそうらしい・・・(爆)
 エラリイ・クィーンものは、どちらかといえば好きではなくて、”悲劇”シリーズのほうが好みなんだけど、短篇は気に入ってます。
 この短編集は、月にちなんだミステリ小品が収録されています。この巻に載っているのはもちろん、1月から6月に因んだお話。

▲TOPへ

キエン・グエン(Nguyen, Kien)

『憎しみの子ども−ヴェトナム戦争後のもうひとつの悲劇』(早川書房) 2001/11/9 UP
 The unwanted
【ノンフィクション】
 悲劇、そんな言葉ひとつで片付けるには重過ぎる事実がここにあります。幸運にも、その「悲劇」を乗り越えられた、乗り越えた人が書いた事実が。望まれない子・・・それがすべてではないけれど、必要不可欠な要素だった。罪もない子どもたちが、いったいあなた方に何をしましたか?−思うがままに他国を、他民族を蹂躙した、大国の傲慢さに罪を問う前に、祖国をわが民族の手に取り戻した人々に問いかけたい。罪もない人々を迫害することもまた、民族としての誇りをよみがえらせるために必要だと言うのですか? と。

▲TOPへ

マージョリー・クォートン(Quarton, Marjorie)

『牧羊犬シェップと困ったボス』(創元推理文庫) 2005/6/4 UP
 One dog, hisman and his trials
【フィクション】
 牧羊犬のシェップが語り手の変わった物語。ずっと、シェップの日記風に話が進んでいくのだけれど、人間たちの様子もかなり詳しく書かれていて、本当に、シェップって、「仕事熱心なの?」って思う・・・(笑)
 表紙の犬の愛らしさに惹かれて買った本だけれど、ストーリーもそれにたがわず愛らしくて、面白くて、今月の掘り出し物。

▲TOPへ

デイヴィッド・グターソン(Guterson, David)

『死よ光よ』(講談社文庫) 2000/3/1 UP
 East of the mountains
【フィクション】
 前作とはまったく違ったジャンルになっていてびっくり。
 前半はどうということもなかったけれど、最後の方はなかなか〜。 

『殺人容疑』(講談社文庫)
 Snow Falling on Cedars
 【ミステリ】
 悲劇的ではあるけれどよくある海難事故が一転して殺人事件となる。差別と人種偏見が渦巻く排他的な島の社会の中で”殺人犯”として逮捕されたのは一人の日系人だった−ろくな捜査も行われないまま、物語は裁判の場面に突入する。「無実だ」という叫びすらあげず黙したままの被告人、方針も定まらぬ弁護人、白人ばかりの陪審員たち。第二次世界大戦後10年という時代設定が効いている。途中、繰り返される回想シーンがちょっと煩雑な感じも受けるが、伏線ともなっているので仕方のないところ。ずぶの素人が少し調べただけで冤罪とわかる事件を何の疑いもなく立件した保安官とそれを信じた11人の陪審員たちの良識を疑うが、社会の中に少なからず第二次大戦が落とした影が上手く描かれていると思う。

▲TOPへ

トマス・H・クック(Cook, Thomas H)

『緋色の記憶』(文春文庫) 2003/9/22 UP
 The Chatham School Affair
【ミステリ】
 これをミステリと言い切ってしまってよいものかどうか・・・少し悩むところだけれど、サスペンスではないし・・・
 ひっそりと息をしている一人一人の人間が、自分の暮らしを生きて、感じたことをそのまま誰かに告げただけで、ボタンを掛け違うことも、道を外れることもある・・・一つ一つの出来事だけを見ただけなら、それはなんでもないことなのに。あとから、すべてをつなげて見ると・・・とんでもない「事実」の出来上がり。
 そうして、人は、自分だけが秘めておかねばならない「真実」を、心の奥深く、静めることになる・・・

『夜の記憶』(文春文庫) 2000/5/24 UP
 Instruments of night
【ミステリ】
 過去の出来事が、もうひとつの過去を呼び込み、現実に溶け込んで、新しい物語が生まれる・・・
 途中で訳がわからなくなりそうなほど、深い深い奥を覗き込むと、そこには、妖しいものが潜んでいるのではなく、単に怯えた人間が、捕らえようのない恐怖を抱いて座り込んでいるだけだった・・・と、思い始めていたのに、足元を掬われた感じもする(笑)
 お薦め!の1冊です。

▲TOPへ

ロビン・クック(Cook, Robin)

『ショック−卵子提供−』(ハヤカワ文庫) 2002/12/4 UP
 Shock
【サスペンス?】
 便宜上サスペンスに分類したけれど・・・医学サスペンスには違いないけれど、ちょっと違和感あり。例によって飛ばし読み。飛ばし読みするくらいなら読まなければいいと思うのに、やっぱり買ってしまうクックの本。(笑) 

『アブダクション−遭遇−』(ハヤカワ文庫) 2001/12/12 UP
 Abduction
【冒険サスペンス】
 医学ミステリからずいぶんと遠ざかって、いきなり、のような冒険サスペンス・・・と思っていたけれど、よくよく思い返してみれば、クックを初めて知ったのは、『スフィンクス』という冒険サスペンスものでした(^^;
 途中の筋は、スフィンクスほど楽しめないけれど、ラストの落ちには納得(爆)

『クロモソーム・シックス−第六染色体−』(ハヤカワ文庫)
 Chromosome 6
【ミステリ】
 昔懐かしいメンバーが何人か登場していました。本が分厚くなると、主要な登場人物だけでも結構な人数になるし、医学ものは専門用語がたくさん出てきて、なかなか一度には覚えきれないのですが、2度目の登場だと覚えやすくて良いですね。ストーリー自体は、「もしかしたらもう実現しているかも!?」と思わせるところがあって少々不気味。

『インヴェイジョン−侵略−』(ハヤカワ文庫)
 Invasion
【ミステリ】
 クックも出る度毎にどんどん分厚くなる作家ですね。中身は最初の頃の方が充実していたけれど。

『コンテイジョン−伝染』(ハヤカワ文庫)
 Contagion
【ミステリ】
 クックはこれで何作目かな? 今回も読み応えはありましたが−本の厚みをご覧いただけたらお分かりのハズ−何となく後味が悪い・・・「最後に正義が勝つ」のはいいんだけど。

▲TOPへ

キャロル・グッドマン(Goodman, Carol)

『乙女の湖』(ハヤカワミステリ文庫) 2003/2/21 UP
 The lake of dead languages
【サスペンス】
 それほどの戦慄は感じないけれど、そこはかとなく不気味。過去と今との絡み具合は私好み、かな?

▲TOPへ

クリス・クノップ(Knopf, Chris) 

『私が終わる場所』(ハヤカワミステリ文庫) 2007/11/30 UP
 The last refuge
【ミステリ】
 最初から最後まで、実にしんみりと、じっくり読ませるミステリ。こうして、確かに誰か一人が立ち直ってゆくのは素晴らしい。

▲TOPへ

マーサ・グライムズ(Grimes, Martha)

『レインボウズ・エンド亭の大いなる幻影』(文春文庫)
 Rainbow's end
【ミステリ】
 リチャード・ジュリー警視シリーズ、久々の新刊です。このシリーズもどんどん分厚くなっていきますね。今回のお話も、いつもと同じように静かに進んでいきます。落ち着いた雰囲気はイギリスそのものですが、舞台の半分はアメリカ。普段だったら少しいらついてしまったかもしれないけれど。

▲TOPへ

テリー・クライン・ジュニア(Cline, Jr., C. Terry) 

『獲物』(新潮文庫) 1999/8/7 UP
 Quarry
【サスペンス】
 いわゆる猟奇もののサスペンスです。。。と、思います。
 途中まで、いったい誰が主人公なのか、よく分からなかったのですが−実をいうと読み終わった今でも、誰が主人公だったのかよくわからないです(^^;−、ラストシーンの盛り上がりがよかったので、ここに載せることにしました。半分あたりまで読み進んだところまでは、気に入らない本のお仲間に入れるつもりだったんだけど・・・。

▲TOPへ

アンドリュー・クラヴァン(Klavan, Andrew)

『アマンダ』(角川文庫) 2000/10/11 UP
 Hunting down Amanda
【サスペンス】
 この作家、本当にいろんなジャンルを書いてますね。今度は、手に汗握るサスペンスです(笑)
 もっとも、ヒロインたちが追われなければならない「理由」と言うのは、わりとすぐにネタ割れするんですが・・・。
 愛音の好みとしては、キース・ピータースン名義の本が一番かなぁ?

『ベラム館の亡霊』(角川文庫) 1999/10/10 UP
 The uncanny
【ホラー】
 初めての作家(^o^)と思って読み終わり、あとがきを見ると、実はそうじゃなかった(笑)。マーガレット・トレイシー名義を1冊、キース・ピータースン名義を4冊か5冊、読んでいるみたいです。愛音の好みでは、キース・ピータースン名義のシリーズ物が好き。ホラーものはちょっと・・・。
 この作品は、一応ホラーにしてみたけど、なんだか吸血鬼っぽい話だなぁ・・・とも思ったりして。いや、別に吸血鬼は出てこないんだけど・・・

▲TOPへ

ヤスミン・クラウザー(Crowther, Yasmin) 

『サフラン・キッチン』(新潮クレストブック) 2007/8/11 UP
 The Saffron kitchen
【フィクション】
 フィクションとは思えないほどの現実がある本。一気に読んでしまって、ため息。たぶんまだ、こんな世界がどこかにあるだろう・・・

▲TOPへ

メアリ・ヒギンズ・クラーク(Clark, Mary Higgins)

『消えたニック・スペンサー』(新潮文庫) 2005/7/12 UP
 The second time around
【ミステリ】
 犯人はわかっているけれど、最後まで楽しめる1冊。登場人物には少し気になる点もあるけれど・・・

『誘拐犯はそこにいる』(新潮文庫) キャロル・H・クラークと共著 2003/12/13 UP
 Deck the halls
【ミステリ】
 娘との共著。登場人物も、当然のことながら、両方が創った人物が登場しています。短めだけれど、テンポがあって、なかなか切れ味のよい作品。こういう共作ならもっと読みたいです。

『リメンバー・ハウスの闇のなかで』(新潮文庫)
 Remember me
【ミステリ】
 久しぶりに読むメアリ・ヒギンズ・クラークの本。一時期、ものすごく凝っていた頃があったのですが、そのうちに、同じようなサスペンスに飽きてきて、ここのところ少し遠ざかっていました。が、これだけ久しぶりだとやっぱり面白いですね。クラークの本を読んでいて何が一番困るって、それはもう、読んでいる途中、ドキドキハラハラして、一刻も早く「結末を知りたい!」と思ってしまうこと。お終いまで読みきらないうちに、最後の数ページに手を出さないでいるのは、なかなか難しいことです。
 初めのうちは、よくある幽霊ものみたいな感じだったのですが、ラストが近づくにつれて、どんどん盛り上がってきて、ミステリらしくなってきて、面白かったです。

▲TOPへ

ジュール・グラッセ(Grasset, Jules)

『悪魔のヴァイオリン』(ハヤカワポケットミステリ) 2006/1/26 UP
 Les violons du diable
【ミステリ】
 かなりメグレ警視を意識しているミステリだなぁ・・・と思う。だから、フランスミステリでも最後まで読めた(笑)。筋立てとしては、メグレのほうが複雑でいてすっきりまとまっているけど・・・

▲TOPへ

キャサリン・グラハム(Graham, Katharine)

『わが人生ーキャサリン・グラハム自伝』(TBSブリタニカ)
 Personal history
【ノンフィクション】
 久しぶりのノンフィクションは、2段組の大層分厚い本でした。回想部分の中心は、ウォーターゲート事件とワシントン・ポスト社内の組合とストライキの模様。特に、ストライキの部分が印象に残っています。

▲TOPへ

C・W・グラフトン(Grafton, C. W.)

『真実の問題』(国書刊行会) 2001/2/3 UP
 Beyond a reasonable doubt
【ミステリ】
 著者のグラフトンは、スー・グラフトンのお父さんだそうです。
 最初から犯人が割れているので、「つまんないなぁ・・・」と思いながら読んでいたのだけれど、最後のきめがよかったです。渋いミステリだ(笑)

▲TOPへ

スー・グラフトン(Grafton, Sue)

『ロマンスのR』(ハヤカワミステリ文庫) 2006/12/30 UP
 "R" is for ricochet
【ミステリ】
 今回のキンジーは、ちっとも探偵らしくない。最初から最後まで、振り回されっぱなし!

『獲物のQ』(ハヤカワミステリ文庫)
 "Q" is for quarry
【ミステリ】
 ラストはまた報告書スタイルに戻った・・・ストーリーは、実際に起こった事件をモチーフにしているとかで、最後に突然、復元写真が出てきてびっくりした。キンジーは、いつも、自分で人間関係を複雑にして、事件も面倒なことにしている感じだったのに、今回は、チームワークが見事で、またまた驚き。

『危険のP』(ハヤカワミステリ文庫) 2005/6/13 UP
 "P" is for peril
【ミステリ】
 ちょっとスタイルが変わったかなぁ・・・と思っていたけれど、あとがきによれば、出版社が変更されたみたいです。それと小説のスタイルが変わるのとは関係ないとは思うけれど・・・どうして、以前の報告書スタイルは止めにしたのかなぁ?
 お話の方は、出だしはそれほどでもなかったけれど、中盤からどんどん盛り上がってきてなかなか。

『アウトローのO』(ハヤカワミステリ文庫) 2004/5/8 UP
 "O" is for outlaw
【ミステリ】
 まず初めにハードカバーで出版されるようになってから、文庫になるのが待ち遠しいシリーズだったはずなんだけど、この頃、それ程気にならなくなってしまった。キンジーは、あまり好きなキャラクターではないんだけど、この本を読むと、ほとんどムッとしてしまうな・・・できれば、身近にこういう人はいない方がありがたい・・・って、もしかして、私自身がそれに近い存在だったりして(爆)

『縛り首のN』(ハヤカワミステリ文庫) 2001/1/21 UP
 "N" is for noose
【ミステリ】
 キンジーの最新文庫化のこの本は、何が問題なのかを理解するまでに、半分以上を読んでしまっていました。あんまり面白くなかったぞぉ(笑)。でも、シリーズものだから読む・・・

『悪意のM』(ハヤカワミステリ文庫) 2000/1/21 UP
 "M" is for malice
【ミステリ】
 いい人が殺されてしまう・・・ちょっと悔しいストーリー。だけど、こんなものですよね〜。人間って。最近、キンジーにスポットライトが当てられていて、この本の中でも、かなりキンジーの私生活が語られているのが少し気になるかなぁ(笑)

『無法のL』(ハヤカワミステリ文庫)
 "L" is for lawless
【ミステリ】
 シリーズ12作目は、ちょっと毛色の変わった異色作・・・と、思いました。後味の悪いストーリーですが、小気味良いテンポでラストまで一気に読ませてくれます。

『殺害者のK』(ハヤカワミステリ文庫)
 "K" is for killer
【ミステリ】
 なかなか文庫にならないのが玉に瑕。文庫化がとても待ち遠しいシリーズ。

『裁きのJ』(ハヤカワミステリ文庫)
 "J" is for judgment  
【ミステリ】
 謎と言うほどではなくても、今まで曖昧にされていたキンジーの出生に、いよいよメスが入りました。キンジーの二つの調査が上手く絡み合っています。シリーズの最高傑作に押したい一品。

▲TOPへ

クリス・グラベンスタイン(Grabenstein, Chris) 

『殺人遊園地へいらっしゃい』(ハヤカワミステリ文庫) 2007/10/21 UP
 TILT-A-WHIRL
【ミステリ】
 ものすごくのんびりしたムードで始まるのに、ミステリはどろどろ(^^; 後味が悪い1作でした。

▲TOPへ

フィリップ・グランベール(Grimbert, Philippe)

『ある秘密』(新潮クレスト・ブックス) 2006/10/22 UP
 Un secret
【フィクション】
 1950年代のパリを舞台にした自伝的長編。ナチスの弾圧と虐殺・・・戦争だけではない「何か」が引き起こした口に出せない秘密・・・こんなものを抱え込んでしまったら、どうやって日々を過ごしていけるのだろう? 読んだいる間も、読み終わった後も、澱のように深く溜まってゆくものを、払いのけることができない。

▲TOPへ

アン・クリーヴス(Cleeves, Ann) 

『大鴉の啼く冬』(創元推理文庫) 2007/8/25 UP
 Raven black
【ミステリ】
 じっくりと書き込まれた本格ミステリ。真夏に冬の厳しい寒さを感じながら読める幸せ(笑)。ゾクリとするのは、季節のせいだけではない。思いもかけぬことから、かつての罪も暴かれるが、なんと言っても、メインの罪のやりきれなさこそが寒い。これが現実だと、わかっていてもなお、心凍る、冷たさ。狭い社会だからこそ、何もかもが凝縮してしまうのだ。

▲TOPへ

ジョン・クリーシー(Creasey, John)

『トフ氏に敬礼』(論創海外ミステリ38) 2006/5/27 UP
 Salute the Toff
【ミステリ】
 トフ氏の事件簿2。1作目よりもこちらの方がお薦めかもしれない。帯に書いてあるほど「華麗」だとは思わないけれど。

▲TOPへ

アガサ・クリスティ(Christie, Agatha)

『マン島の黄金』(ハヤカワミステリ文庫) 2002/1/6 UP
 While the light lasts and other stories
【短編集】
 これで本当に最後? クリスティのかき集め短編集の文庫化。観光客寄せのための宝探しゲーム「マン島の黄金」ほか9篇を収載。

『死が最後にやってくる』(ハヤカワミステリ文庫)
 Death comes as the end
【ミステリ】
 紀元前2000年のエジプトを舞台にした異色ミステリ。もちろん、ノンシリーズ。
 人の心の中で、悪が善を打ち負かせてしまう・・・人々に降りかかってくる災いと死、それに対比する鮮やかな生。

『ミス・マープル』(集英社文庫)
 Miss Marple
【ミステリ】
 集英社から出ている「世界の名探偵コレクション」の1冊。クリスティが創造した探偵の中では、一番好きなキャラクターなのです。ミス・マープルは、長編でも短編でもどちらでも楽しめますが、この本には、短編が8編収録されています。このうち半分の4編は、私の好きな短編集・火曜クラブ所収のもの。久しぶりに火曜クラブを読んでみたくなりました。

『運命の裏木戸』(ハヤカワミステリ文庫)
 Postern Fate
【ミステリ】
 若い頃のトミーとタペンスもいいですが、歳をとっても”中身”はちっとも変わっていないところはもっと好きですね。こんな風に歳をとれたら、本当に素晴らしいことだと思うのですが。お互いに労りつつ、持てる能力を十分に発揮して。犬のハンニバルも印象的なキャラクターです。

▲TOPへ

J・クリスティリアン(Christilian, J. D.)

『緋の女』(扶桑社ミステリー文庫)
 Scarlet women
【ミステリ】
 時代背景と街の雰囲気と探偵がいい味をだしています。凍えそうなシーンの後にやってくるラストがとても印象的な一品でした。

▲TOPへ

エドマンド・クリスピン(Crispin, Edmund)

『大聖堂は大騒ぎ』(国書刊行会) 2004/6/13 UP
 Holy disorders
【ミステリ】
 オクスフォード大学教授ジャーヴァス・フェンが探偵役のシリーズ。
 ミステリなんだけど・・・ミステリじゃないなぁ(笑)。作曲家として活躍していたためか、宗教音楽家も出てきて、それはいいとしても・・・ミステリの方がちょっと(^^;。フェン教授って、本気で探偵しているのかなぁ? あんまりまじめじゃなさそうだし、そもそもいったい何の研究をしているんだろう? 今回のお話中では、昆虫を採集しているみたい。最後はそれで助かる・・・と言うのが笑える(爆)

『白鳥の歌』(国書刊行会) 2000/5/31 UP
 Swan song
【ミステリ】
 オクスフォード大学教授ジャーヴァス・フェンが探偵として活躍するシリーズの1冊。
 ミステリなんだけど、オペラの本としても楽しめます。オペラ好きな方にお薦めのミステリです(笑)
 クリスピンは、大学在学中からミステリを発表していたんですが、実は、作曲家として活躍していた人だったんですね。この本にそう書いてあったのでびっくりしました。でも、中身を読むと納得!

▲TOPへ

タマラ・グリセール=ペカール(Griesser-Pecar, Tamara)

『チタ−ハプスブルク家最後の皇妃』(新書館) 2001/11/23 UP
 Zita
【ノンフィクション】
 実際にチタに会い、彼女の協力を得た著者が書いた本。表紙からまっすぐにこちらを見据える目が怖いほど。写真の中にいてもなお、強い意志を感じる女性ですね。
 頑迷さが家を、人を滅ぼす・・・ロシアほどの災厄に見舞われたわけではないけれど、フランツ・ヨーゼフの頑迷さ−それは、母ゾフィー大公妃から受け継いだものだと思うけれど−が、多くの人に災いをもたらしたのじゃないかしら・・・読んでいる間にふとそう考えました。
 でも、もしも、すべてがうまく運んでいたら、チタの夫カールが帝位を継承することはなかった・・・その場合、こんなにもはっきりとした意思を持つチタが、どんな行動をとっていただろう? チタがチタである以上、こうなるしかなかった。歴史に「もし」は許されないけれど、本は、それを許してくれる。

▲TOPへ

ピエール・グリマル(Grimal, Pierre)

『古代ローマの日常生活』(文庫クセジュ) 2005/10/1 UP
 La vie a Rome dans l'Antiquite
【ノンフィクション】
 塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいると、もっとローマ時代の生活を身近に感じたくなって、探してみたら、ありました! トーガに着付けなんかも載っていてとても面白かった。

▲TOPへ

ハドン・クリングバーグ・ジュニア(Klingberg, Jr. Haddon)

『人生があなたを待っている 夜と霧を越えて (1・2)』(みすず書房) 2006/11/12 UP
 When life calls out to us
【ノンフィクション】
 フランクルを知ったことは、私の読書人生の中でも最高の宝のひとつだ。どんなことがあっても、人は生きているだけで素晴らしい。誰もが、ひどいことをしてしまう可能性がある。けれど、それでも人間は滅び去ってしまった方が良いとはいえない。人生に「絶望」などない。あるとしたら、勝手にそう思い込んでいるだけなのだ。たとえ、八方塞に見えたとしても、決して諦めてはいけない。諦めこそが「絶望」だ。諦めたそのとき、私たちは自らの手で、自らの人生に「絶望」を呼び込んでしまう。

▲TOPへ

フランク・グルーバー(Gruber, Frank)

『ゴースト・タウンの謎』(創元推理文庫) 1999/11/26 UP
 The silver tombstone mystery
【ミステリ】
 めちゃくちゃ愉快なユーモアミステリ。ミステリと言うよりは、ドタバタ喜劇って感じですが、面白かったです。復刻で出ていたので買ってみたのだけど、もう1冊出ている本も読みたいなぁ・・・と思っています。本屋さんにはなかったので探し出さなきゃ(笑)

▲TOPへ

マーク・グレアム(Graham, Mark)

『黒い囚人馬車』(ハヤカワポケットミステリ) 2001/12/18 UP
 The black maria
【ミステリ】
 ゆっくりスローペースで始まったけれど、途中から目が離せなくなった。どんでん返しのどんでん返しにやられたぁ(笑)

▲TOPへ

アリサ・クレイグ(Craig, Alisa)

『昔むかしの物語』(創元推理文庫) 2000/6/5 UP
 The wrong rite
【ミステリ】
 カナダの騎馬警官マドックと奥さんのジェネットのシリーズ最新刊。今回は、カナダではなく、イギリスはウェールズ地方の親戚んちまで出かけて行って、殺人事件に遭遇します(笑)。ほんと、こういう人たちって、どこにいても事件とぶつかっちゃうのね〜。
 口調がユーモアたっぷりなので、そんなに気にならないけれど、実際には結構嫌味な人間が一杯出てくるし、嫌味な話もたくさんあり・・・(笑)・・・これを読んで、「愉しい」なんていっていても良いのかなぁ(爆)

『レシピに万歳』(創元推理文庫)
 The grub-and-stakers spin a yarn
【ミステリ】
 身重のディタニー頑張る(笑) ミステリとしてはずいぶん軽いお話だと思うのですが、読んでいてとっても楽しい気分になれる本です。レギュラー陣もそうですが、毎回登場する新しいキャラクターたちも面白くて次の本が待ち遠しい。

『ブラスでトラブル』(創元推理文庫)
 Trouble in the Brasses
【ミステリ】
 いかにも荒唐無稽な話だと思うのですが、それでもあんまり無理しているようにも見えません。日本と違って広いから・・・というせいではないでしょうが。相変わらず楽しめるシリーズです。

▲TOPへ

クライド・B・クレイスン(Clason, Clyde B.)

『チベットから来た男』(国書刊行会)
 The man from Tibet
【ミステリ】
 ミステリとしてよりも、チベット・ヒマラヤやブータン・ヒマラヤの関連図書として興味深く読めました。後になってから感想を・・・と思っても「はて、どんなミステリだったかしらん?」

▲TOPへ

ハリー・クレッシング(Kressing, Harry)

『料理人』(ハヤカワ文庫) 2005/8/16 UP
 The cook
【フィクション】
 始まりは、ごくごく普通(ちょっとだけ、普通とは言いがたい点もあるけれど)。だけれど、どんどん、普通じゃなくなってゆく・・・最後は思わず納得。

▲TOPへ

F・W・クロフツ(Crofts, Freeman Wills) 

『フレンチ警部と漂う死体』(論創海外ミステリ4) 2005/4/30 UP
 Found floating
【ミステリ】
 フレンチ警部シリーズは、ほとんど全部東京創元社から翻訳されていると思っていたのに、まだ未訳があったとは・・・意外!
 ミステリとしては、それ程お薦めではないけれど、久しぶりのフレンチ警部は懐かしい。

『樽』(集英社文庫) 1999/6/29 UP
 
【ミステリ】
 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10の1冊、アリバイ崩しの名手・クロフツの処女作です。
 クロフツといえば、スコットランド・ヤードのフレンチ警部(警視)シリーズが有名ですが、処女作では、フレンチ警部よりはちょっと出来の悪い警部が出てきます。愛音は、フレンチ警部のファンで、創元推理文庫からでているシリーズは全部揃えて何度も読み返しています。この「樽」も持っているし、読んだのだけど、犯人はわかっているのに解決はすっかり忘れてしまっていました。やっぱり、一度しか読んでいないからかな(笑)

▲TOPへ

デボラ・クロンビー(Cronbie, Deborah)

『警視の週末』(講談社文庫) 2007/7/18 UP
 Now may you weep
【ミステリ】
 今回は、キンケイドはほとんど出番がないので、警視の・・・というよりもむしろ、警部補の・・・というべき(笑)。いつものことながら、登場人物がとてもきちんと書き込まれていて、それがまた、きちんと設定に合っているので(当然のことかもしれない)、少々の分厚さも気にならない。最後までほぼ一気に読了。キンケイドとその家族たちの行方に、大きな変化が現れそうで、次作に期待。

『警視の不信』(講談社文庫) 2005/10/22 UP
 And justice there is none
【ミステリ】
 事件そのものよりも、キンケイドとジェマ、そしてその家族たちの行方のほうが気にかかるシリーズ。ミステリも、じっくり丹念に書かれていてお勧め。

『警視の予感』(講談社文庫) 2003/12/13 UP
 A finer end
【ミステリ】
 キンケイド警視とジェマのシリーズ第7弾。今回は、二人の個人的な関係に大きな変化が・・・ジェマはついに、警部補となり、キンケイド警視との仕事上のコンビは解消・・・これで離れ離れかなぁ・・・と思って悲しんでいると・・・どうやらそうでもないみたい。次作が愉しみ〜って、ミステリのほうも、なかなか変わった味わいです。いろんな人物がたくさん出てきて、最初は頭が混乱したけれど、最後の収拾が凄い!

『警視の接吻』(講談社文庫) 2001/8/9 UP
 Kissed a sad goodbye
【ミステリ】
 キンケイド警視とジェマのシリーズ第6弾。前作に引き続いてかなりの分厚さ。ストーリーは、前半はどういう展開になるのやら・・・と五里霧中状態でしたが、ラストがいい! もう、なんといっても、ラストシーンが、ジ〜ンときます。お薦め

『警視の死角』(講談社文庫)
  Dreaming of the bones
【ミステリ】
 キンケイド警視とジェマのシリーズ第5弾は、いきなり分厚くなって登場です。お話の方も、最初から佳境に入ってますねぇ・・・と言う感じです(笑)。人間関係に思わぬ伏兵も出てきて、これからますます目が離せなくなってきました。

『警視の愛人』(講談社文庫)
 Mourn not Your Dead
【ミステリ】
 なんてヤキモキさせるシリーズだろう! でもじれったい・・・と言うわけではなくって。次が待ち遠しい。あぁ、ミステリそのものについては、可もなく不可もなく・・・と言ったところでしょうか。

▲TOPへ

Table of Contents

What's New!

Information

Profile

aine's World

Book

Diary

Gallery

Music

Travel

SiteMap

BBS

Mail

あなたの好きなページ

Copyright 樹音と愛音 Since 1998