最終更新日:2008年1月1日
キャメロン・マケイブ(McCabe, Cameron)
『編集室の床に落ちた顔』(国書刊行会) 1999/7/19 UP
The fave on the cutting-room floor
【ミステリ】
世界探偵小説全集の第14巻。初めて読む作家です。この作品を発表したペンネームと同じ名前の主人公が登場します。そんなつもりじゃなかったのに、最後まで読んで唖然としてしまいました。あ〜、こんなのあり〜?って感じです。ひどい・・・とまでは思わないけれど。なんかフェアじゃないような気もする・・・それは本当に気のせいなんだけど・・・。
エリック・マコーマック(McCormack, Eric)
『隠し部屋を査察して』(創元推理文庫) 2006/7/8 UP
Inspecting the vaults
【ミステリ】
なんだかものすごく変わった味わいの本です。ミステリにしてしまったけれど、ミステリではないかなぁ?
フィリップ・マーゴリン(Margolin, Phillip)
『炎の裁き』(ハヤカワ文庫) 2000/10/7 UP
The burning man
【ミステリ】
正直に言って、読み始めたときはちっとも面白くなかったし、主人公がものすごく嫌味なやつで、「読むのはやめよう」と思ったんだけど・・・一度読み始めたら、何が何でも最後まで読まずにはいられない天邪鬼が幸いして(笑)、とにかく読んでいったら、3分の2を過ぎた頃から少しずつ面白くなってきて、最後の何ページかは本当に本当に良かった!
こういう本もあるのね。。。他の作品も読んでみようかとちょっと思い始めた・・・(爆)
ジル・マゴーン(McGown, Jill)
『踊り子の死』(創元推理文庫) 2002/10/15 UP
Death of a dancer
【ミステリ】
あ〜、やられたぁ・・・(笑)。久しぶりの本格ものだったので、じっくり腰を落ち着けて読んだつもりだったのに、騙された(爆)。これがたまらないんだけど・・・でも、やっぱり、犯人が当たると嬉しいのよね(^^;。あとからよくよく考えてみたら、なるほどと思うだけにやられて悔しい。
リチャード・マシスン(Matheson, Richard)
『深夜の逃亡者』(扶桑社ミステリ) 2007/11/30 UP
Fury on sunday
【スリラー】
たった一夜の間の出来事だけに、最後まで緊迫感が持つかどうかが面白味の分かれ目。途中、ちょっといらいらするところもあったのと、ラストが残念。
『奇術師の密室』(扶桑社ミステリ) 2006/11/30 UP
Now you see it...
【ミステリ】
マシスンのミステリは、ちょっと変わっていて面白い。出てくる人物がマジシャンだけに、騙しあいに次ぐ騙しあい、大団円でのどんでん返しどころか、どんでん返しの連続で、少し息切れしそうなくらい(笑)
『ある日どこかで』(創元推理文庫) 2002/4/1 UP
Somewhere in time
【ファンタジー】
途中まではなぜ読み続けているのか分からなかった。それほど好きなタイプの小説ではなく、のめりこむほど夢中になれもしなかったから。時おり、夢中になっているわけではないのに、投げ出さずに最後まで読みきってしまえる本がある。この本は、そんな本ともちょっと違っていたけれど・・・
最後の数ページがとてもよかった。
ナイオ・マーシュ(Marsh, Ngaio)
『ヴィンテージ・マーダー』(論創海外ミステリ28) 2006/3/25 UP
Vintage murder
【ミステリ】
休暇中なのに、事件にぶつかってお気の毒・・・だけど、そうでもないかな? 本人は、それほど嫌がってはいないようだし・・・こういうフェアなミステリは、ほっとします。
『アレン警部登場』(論創海外ミステリ18) 2005/6/11 UP
A man lay dead
【ミステリ】
久しぶりに黄金時代らしいミステリを読みました! やはり、ミステリは黄金時代に限ります。満足。
エイドリアン・マシューズ(Mathews, Adrian)
『ウィーンの血』(ハヤカワ文庫) 2000/9/9 UP
Vienna blood
【ミステリ】
はっきりとミステリと言い切ってしまえないような気もするのですが、一応(笑)
時代設定は少しだけ未来。遺伝子操作の話が中心で、見慣れない言葉がたくさん出てくるのには閉口したけれど、そのわりには面白く読めました。
フランシーン・マシューズ(Mathews, Francine)
『ムード・インディゴの沈んだ日』(文春文庫)
Death in a mood indigo
【ミステリ】
シリーズとしては3作目、邦訳は2作目になりますが、あまり関係なく読める本です。作品の舞台であるナンタケット島に住む人々の暮らしを、おおらかに描いていて、ミステリとしてよりもまるで風物誌のように読んでいます。被害者につねに暖かなまなざしを忘れないヒロイン・メリーの捜査法も好きです。まあ、解決そのものは、紆余曲折を経て、たくさん間違ったり、いろいろとあるけれど(^^;)
イレーヌ・マッカーシー(McCarthy, Elaine Clark)
『限りある命だから』(角川文庫) 2000/5/27 UP
The falconer
【フィクション】
ラストシーンがとてもとても切ない。幸せな死だけれど、儚い夢のようにあっという間に過ぎていってしまって辛い。こんなときは、本人たちよりも、むしろ、読んでいるほうが辛くなるんだ・・・。
死ぬとわかったとき、余命幾ばくもないことを宣告されたとき、いろいろなものが輝いて見えた・・・という一説にはっと胸を衝かれた。病気の人の手記を読むと、必ずこの「輝き」に触れてあったから。この本はフィクションだけど、一瞬、そうじゃない気がした。
ヴォンダ・N・マッキンタイア(McIntyre, Vonda N.)
『太陽の王と月の妖獣』(ハヤカワ文庫) 2000/2/14 UP
The moon and the sun
【SF】
はっきりとSFにしてしまうと誤解を生じるのかもしれないのですが・・・。ちょっとSF風のファンタジー。
登場人物の半分くらいは、フランス王・ルイ14世をはじめとする実在する歴史上の人物で、ヒロインと残りの半分が架空の人物。でも、両方のキャラクターがとてもうまく交じり合って、ひとつの物語を織り上げています。
「妖獣」としか書かれていないけれど、たぶん、人魚のようなもの・・・が、愛音のお気に入り。最後の「恩返し」もいいなぁ(笑)
ドン・マッケラー(Mckellar, Don)、フランソワ・ジラール(Girard, Francois)
『レッド・バイオリン』(徳間文庫)
The red violin
【フィクション】
映画「レッド・バイオリン」のノベライゼーション(ノベライゼーションは、人見葉子著)。
モーストリー・クラシックで広告を見て、「見に行きたいなぁ」と思っていたので、本屋さんで見かけると迷わずに買ってしまいました。本当は先に映画を見たかったのですけど(^^;) これを読んで、絶対に見に行こう!と思いました。
J・ウォリス・マーティン(Martin, J. Wallis)
『水底の死者の眠り』(扶桑社ミステリー) 1999/7/18 UP
A likeness in stone
【ミステリ】
死体だけは現実、今の話だけど、中身は過去の回想につぐ回想。初めからわかりきっている・・・そう思えていた話だったのに、予想もしない結末が待っていた・・・そんな感じの本です。あ〜あ、騙されちゃったよ〜(^^;
マーリヤ大公女(Marie, Grand Duchess of Russia)
『最後のロシア大公女 革命下のロマノフ王家』(中公文庫BIBLIO) 2003/1/12 UP
Education of a princess a memoir by Marie, Grand Duchess of Russia
【伝記】
時代に人生を狂わせられた・・・そういって、何もしようともせず生きていくことも出来た。生きていくと言うことは、他の誰でもなく、自分の意思で歩くこと。それを痛感する。この本に書かれたその後の話を、本当は読みたい。
ベネデット・マルチェッロ(Marcello, Benedetto)
『当世流行劇場』(未来社) 2002/8/13 UP
Il teatro alla moda
【?】
18世紀ヴェネツィアでのバロック・オペラの舞台裏を辛らつに書き記した1冊。その矛先というのが、あのヴィヴァルディというのだから驚きです。ヴィヴァルディって、そうとは意識していなかったけれど、当時のヴェネツィアでは、作曲家としてだけではなく、劇場支配人・興行師としても辣腕家ぶりを発揮していたのですねぇ(@-@)
マーガレット・マロン(Maron, Margaret)
『悪魔の待ち伏せ』(ミステリアス・プレス文庫)
Up jumps the devil
【ミステリ】
主人公の兄弟が多すぎて、人物関係がまだ把握できていません。解説を読むと、とにかく名前だけは兄弟全員出てきたそうですが・・・(笑)。途中の展開が映画みたいで、いつも最後まで追いつけていないですね〜。今回のラストシーンはいいですね。
『砂州の死体』(ミステリアス・プレス文庫)
Shooting at loons
【ミステリ】
こんなことを書くと大変不謹慎ですが・・・ミステリ(謎)よりも何よりもとても”美味しそう”と言うのが読後感です。。。
ヘニング・マンケル(Mankell, Henning)
『目くらましの道』(創元推理文庫) 2008/1/1 UP
Vilospar
【ミステリ】
ミステリとは書いたものの、犯人は意外に早く割れてしまって、なかなか真実に届かない警察にちょっぴりいらいらしたり・・・ヴァランダー警部の行く末も気になる(笑)。最後がちょっと気に入らない(すっきりしない解決だ)けど、秀作。
『笑う男』(創元推理文庫) 2005/10/10 UP
Mannen Som Log
【ミステリ】
ヴァランダー警部が主人公の渋い警察小説。スウェーデンの警察小説は、じっくりと書き込まれていて、それがときに重苦しすぎると思うのだけれど、今回は特にそう感じた。ヴァランダーの心の中に、重石のように沈んでいるものが、文字の間からにじみ出てくるのだ。
『白い雌ライオン』(創元推理文庫) 2004/10/2 UP
Den vita lejoninnan
【ミステリ】
シリーズ3作目。今回はテーマも渋い。渋いだけでなく、重たいので、読むのに時間がかかりました。もっとも、時間がかかるのは、そのせいばかりじゃないけれど(^^;
それにしても、この主人公、読むたびに、新しい面が見えてきて驚きです。
『リガの犬たち』(創元推理文庫) 2003/5/24 UP
Hundarna i Riga
【ミステリ】
シリーズ2作目。1作目を読んだのはずいぶん前ですねぇ(^^;
今回も渋い味わい。主人公は、渋いんだか、甘いんだか、ちょっと分からないところがあるけれど、地道な捜査ぶりと、そうじゃない所が混ざっているのが面白い。
『殺人者の顔』(創元推理文庫) 2001/3/13 UP
Mordare utan ansikte
【ミステリ】
マルティン・ベックに続く、スウェーデンの警察小説新シリーズ。全9作で完結とのことですが、続巻が待ち遠しいシリーズになりそうです。
グラディス・ミッチェル(Mitchell, Gradys)
『ウォルドンズ・パーヴァの謎』(河出書房新社) 2007/7/12 UP
The mystery of a butcher's shop
【ミステリ】
またしてもわけのわからない、ミセス・ブラッドリーのミステリ(笑)。事件は良くわかるんだけど、そして、ミセス・ブラッドリー以外の人たちの行動も良くわかるんだけど、肝心のミセス・ブラッドリーが良くわからない。相変わらずの雰囲気。
『月が昇るとき』(晶文社) 2004/11/21 UP
The Rising of the Moon
【ミステリ】
うーん・・・ミセス・ブラッドリーのミステリって、本当になんだかよく分からない(爆)
事件そのものは、切り裂き魔による連続殺人事件で、実にミステリらしい題材なんだけど・・・道具立てが摩訶不思議。一種独特の雰囲気は、これが、「グラディス・ミッチェル」風なんだろうか?
『ソルトマーシュの殺人』(国書刊行会) 2002/8/5 UP
The Saltmarsh murders
【ミステリ】
世界探偵小説全集28巻。これで第3期まで完結です。やれやれ、と思っていたら、今秋からは第4期が刊行されるとかで、そっちのラインナップのほうが気にかかる(爆)
ミセス・ブラッドリー登場のミステリですが、ミステリそのものは割りと早くに底が見えてくる感じなのに、結構ひねりが効いていて厭きさせません。なかなか変わった味わいのミステリです。
デニーズ・ミーナ(Mina, Denise)
『扉の中』(ハヤカワポケットミステリ) 1999/12/1 UP
Garnethill
【ミステリ】
ミステリよりもサスペンスものというほうがふさわしいのかもしれませんが、とりあえずミステリ(笑)
ヒロインが、弱そうで、頼りなげに見えるのに、一人でもがんばれる・・・ちょっと不思議な感じがします。別に「がんばらなくてはならない」人−たとえば、探偵だとか−でもないのに・・・。最初は憎たらしい敵役みたいだった人も、本当は「いい人」だったんだ・・・と変わるあたりが、ちょっと不自然な気もするけれど、なかなかお薦めの本です。
メリッサ・ミュラー(Muller, Melissa)
『アンネの伝記』(文春文庫) 2000/5/21 UP
Anne Frank the biography
【ノンフィクション】
「アンネの日記」でおなじみの、アンネ・フランクの伝記。著者が発見した「アンネの日記」の追加の5ページ分はもちろん、いろいろな資料をもとに丹念に描かれていますが、読み物風になっているので、かなり読みやすいです。アンネだけではなく、友人や親戚など関係者たちのその後についても調べられた結果が載せられています。
ナチの犠牲になったのは、アンネだけではないけれど、こうして読むと、なぜか彼女が多くの人々の無念な気持ちを代弁しているように思えてくるのはどうしてでしょうか?
スティーヴン・ミルハウザー(Millhauser, Steven)
『バーナム博物館』(白水uブックス) 2002/11/22 UP
The Barnum museum
【フィクション】
ちょっと長めの短篇が10編。
変わった本。読んでいて、不思議な気持ちになってくる本だ。落ち着かないのだけど、ぜんぜん読めないって感じじゃなく。それほど「好き!」って具合にもいかないけれど、途中で放り出すほどいやでもなく。
少しだけ、時間をかけて・・・ゆっくりと付き合うといろんな味が出てくる本かもしれない。
『三つの小さな王国』(白水社)
Little kingdoms
【フィクション】
3つの中篇が収録されていますが、最初のお話が一番長くて、後の二つは短編と言ってもいいくらいです。帯に書いてあることに素直に頷いたことはあまりないのですが、この本が、「夢幻的な小説」だと言うことには文句がありません。3つの中では、最初のお話「J・フランクリン・ペインの小さな王国」が一番好きです。
A・A・ミルン(Milne, A. A.)
『赤い館の秘密』(創元推理文庫)
The red house mystery
【ミステリ】
クマのプーさんの作者が書いたミステリです。この本を読んだ頃、いわゆるミステリの古典的名作に凝っていて、続けざまに読んでいたのですが、タイトルにしょっちゅう色が出てくるのが謎でした。まあ、「館の秘密」や「部屋の謎」では、話にもなりませんけど。
レスリー・メイヤー(Meier, Leslie)
『メールオーダーはできません』(創元推理文庫) 2007/11/30 UP
Mistleloe murder
【ミステリ】
主婦探偵が主人公のシリーズ1作目。おおよそありえないようなストーリーだけど・・・だけど、テンポがいいので、ポンポンポン、と読めてしまう(笑)
ジム・メニック(Menick, Jim)
『すばらしき友LINGO』(ハヤカワ文庫)
Lingo
【フィクション】
ブラックが冴えるコメディ! 面白すぎる(爆)
マーガレット・モズリイ(Moseley, Margaret)
『ほんの小さな殺人』(ハヤカワミステリ文庫)
Bonita Faye
【ミステリ】
読み始めたときには、「なんだか変」と思いつつ読んでいたのですが、いつのまにかずんずん小説世界の中に引きずり込まれていました。近頃のミステリとしては薄めの本ですが、もっと分厚い年代記を読み終わったような読後感です。
クリステル・モーラン(Maurin, Christelle)
『ヴェルサイユの影』(ハヤカワポケットミステリ) 2007/8/11 UP
L'Ombre du soleil
【ミステリ】
最初の方はぜんぜんわからなかった。フランスミステリなんだけど、それらしさがなくってとても読みやすかった。でも、あと残りわずかというところで、わかってしまって残念。
リチャード・モンタナリ(Montanari, Richard)
『聖なる少女たちの祈り(上下)』(集英社文庫) 2006/6/3 UP
The rosary girls
【ミステリ】
最初から、「こいつが犯人だ。そうに違いない」と思っていたのに・・・だって、あんなに怪しさ満点だったのに〜〜〜悔し〜〜〜〜