歌劇『ポントの王ミトリダーテ』
(全3幕・上演時間:約3時間)
最終更新日:2006年11月4日
[あらすじ|CDリスト]
あらすじも知らずに、音楽だけ先に聴いて、「おぉ・・・! なかなか軽快で明るいぞぉ〜。さすが、モーツァルト!!」と喜んでいたら・・・意外にお話は暗くて深刻だった(笑)。何しろ輸入盤で、対訳がついていなかったものですから(^^;。全体的に古楽調で落ち着いた感じで、ちょっと劇的さにはかけるかも・・・という気がしないでもないですが、ぐいぐいと引き込まれていって、華やか〜なラストに思わず満足。
作 曲: ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
原 作: ラシーヌの戯曲『ミトリダーテ』
台 本: V・チーニャ=サンティ
初 演: 1770年・ミラノ・レージョ・ドゥカーレ劇場
登場人物: アスパージア(S)/シーファレ(S/CT)/ファルナーチェ(Ms/CT)/ミトリダーテ(T)/イズメーネ(S)
紀元前135年頃のクリミア。
シーファレとファルナーチェの兄弟は、戦に出かけて留守をしている父王ミトリダーテの婚約者・アスパージアを愛している。二人の元へ、ミトリダーテ戦死の知らせが届くが、実はそれは間違い。戦には負けたものの、ミトリダーテ王は、ファルナーチェの婚約者・イズメーネ王女を伴って帰還する。
ファルナーチェは、かつては愛したことのあるイズメーネに向かって、今はもう彼女のことを愛していないと告げる。一方、ミトリダーテ王は、ファルナーチェとシーファレに疑惑を抱き、やがて、ファルナーチェが王冠もアスパージアも狙っていることに確信を持つようになる。
アスパージアは、密かにシーファレを愛していて、ある日、とうとうシーファレに自らの想いを打ち明けてしまう。思いがけない告白を聞いたシーファレは、愛しているアスパージアの告白に喜びを隠せない反面、父に対して申し訳ない思いに駆られる。
ミトリダーテ王は、ローマ人と謀って、ファルナーチェを捕らえてしまう。また、アスパージアとシーファレがともに愛し合っていることに気づいて、彼らも捕らえて牢獄に入れる。イズメーネは、ミトリダーテ王にとりなしを願うが、取り合ってもらえない。絶望したアスパージアは毒を仰いで死のうとする。が、イズメーネに助けられたシーファレに止められる。ファルナーチェも、ローマ人の助けを得て逃亡に成功するが、父への裏切りを悔いて、助勢することに・・・。
やがて、ローマ人との新しい戦いで負傷したミトリダーテ王は、最後になって二人の息子たちと和解し、アスパージアとシーファレの結婚を認めて死んでゆく。ファルナーチェとイズメーネも結ばれる。
☆ CD & LD List ☆
がついているCDがお薦め! 3つが最高です。★印はDVDです。
★『歌劇《ポントの王ミトリダーテ》』
Grammophon(UCBG1167)
演奏はウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、指揮はニコラウス・アーノンクール。
1986年、ヴィチェンツァ、テアトロ・オリンピコでの収録。
時代設定と違う衣装だけれど、華やかだから許せる(笑)。本当に、夢のように美しい舞台。音楽だけを聴いていると、ソプラノだのテノールだの、声域が偏っているので、だんだん誰がどれやらわからなくなってきて混乱するのですが、DVDだと良くわかります。
テアトロ・オリンピコは、世界最古の木造劇場だそうですが、これほどに美しい劇場で、一度、生のオペラを鑑賞してみたい。
『Mitridate re di Ponto』 ![]()
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DECCA(460 772-2)
ホームページでお友達になったある方のお薦めで購入したCDです。チェチーリア・バルトリはもとから好きだったので、ちょっと気になっていたんだけど、輸入盤で、リブレットはついているけれど、あんまり馴染みのないタイトルだったので、お薦めがなければ出会えていなかったCDです。
が、よかったです〜。バルトリ演じるシーファレはもちろん、アスパージアのナタリー・デッセイが素敵。たぶん、初めて聴いたんだと思うけど、はぁぁぁ〜ってため息が出ちゃいますね〜。ほんと、いい声(*^^*) 花丸印、絶対お薦め品です(笑)