aine's Dream Night at the Opera

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歌劇『シャモニーのリンダ』
(全3幕・上演時間:約2時間50分)

最終更新日:2006年10月8日

あらすじCDリスト

 ヴェルディを聴きなれた耳には、ひどく感傷的でロマンティックに響きますが、それだけに非常に美しい曲です。初演当時は大好評で、作曲者ドニゼッティの名をいっそう有名にしたそうです。ちょっと忘れられかけていたけれど、ベルカントの女王、エディタ・グルベローヴァが見事に復活させました。

作 曲: ガエターノ・ドニゼッティ
原 作: A・P・デネリ、G・ルモアーヌの『神の恩寵』
台 本: ガエターノ・ロッシ(イタリア語)
初 演: 1842年・ウィーン・ケルントナートーア劇場
登場人物: リンダ(S)/カルロ(シルヴァーノ伯爵)(T)/ボアフレリー侯爵(Br)/ピエロット(Ms)/アントニオ(Br)/司教(B)/マッダレーナ(Ms)

あらすじ

 1760年、ルイ15世統治下のフランス、サヴォワ地方のシャモニーとパリ。

 シャモニーの村では、もうすぐパリに出発する人たちのために、村人たちが教会に集まり祈りを捧げている。小作人のアントニオと彼の妻マッダレーナは、彼らの借地契約が延長できるかどうか心配している。彼らが借りている農地は侯爵夫人の領地だが、その裁量は侯爵夫人の兄ボアフレリー侯爵に任されているのだ。が、アントニオ夫婦の心配は杞憂に終わり、侯爵は、契約延長を快く承諾する。というのも、侯爵は、アントニオの娘リンダに邪な思いを抱いていて、いかにも寛大な領主様といった風情を装いたかったのだ。

 リンダは、画家のカルロ(実は侯爵夫人の令息でシルヴァーノ伯爵・・・ということは、ボアフレリー侯爵の甥!)とひそかに愛し合っている。カルロは、リンダを結婚したいと望んではいるものの、身分違いの貧しい娘との付き合いを母に知られることを恐れているのだった。リンダの友人、孤児のピエロットは、愛に裏切られた貧しい娘のバラードを歌い、リンダはその歌に不吉な予感を覚える・・・が、それも一瞬のこと。いつか、晴れてカルロと結ばれる日を待ち焦がれている。

 農地の借地契約が無事に延長されて、ほっとするアントニオに、司教は、「侯爵様はリンダに思し召しがあるようだ」と警告し、彼女の身を守るためには、リンダもピエロットたちとパリへ行き、そこに住む司教の兄弟の元で暮らした方が良いと薦める。驚いたアントニオは司教の薦めに従い、リンダもパリへ旅立ってゆく。

 パリについたピエロットは重い病に倒れてしまう。一緒に来たリンダは、司教の兄弟の元に身を寄せたが、病が癒えたあと、ピエロットが会いに出かけてみると、司教の兄弟はすでに亡くなっており、リンダの行方はわからなくなっていた。ようやく彼女の居場所を探り当てたピエロットが尋ねていくと、リンダは、立派なアパートで暮らしていた。突然、後見を失ったリンダは、カルロに再会できるまで辻芸人の歌い手をして何とか暮らしをつなぎ、今は、カルロの援助を受けていたのだった。リンダは、ピエロットに、カルロの本当の身分を話し、二人が結婚するつもりであると告げる。 が、リンダはあろうことかボアフレリー侯爵に見つかってしまう。侯爵は、リンダの贅沢な暮らし振りを見ると、彼女の愛人生活を詰る。

 一方、カルロは、ついに、リンダとの仲を母侯爵夫人に見つかってしまい、身分のつりあった女性と結婚するようにと迫られていたが、カルロは、そのことには一言も触れずに帰ってゆく。そこに、リンダの父アントニオがやってくる。アントニオは、借地契約の件で、カルロの愛人−それが自分の娘とも知らず−にとりなしをお願いしようとやってきたのだった。そして、現れて娘を見て仰天し、怒りのあまり、詳しい事情を聞くこともせず、娘を勘当してしまう。折悪しく、ちょうどピエロットが現れて、カルロの結婚式の準備があちらこちらで始まっていることを告げる・・・一時に、まるですべての不幸が押し寄せてきたかのように感じたリンダは、哀れにも正気を失ってしまう。

 パリへ行ったシャモニーの村人たちが帰ってきた。カルロは、ようやくリンダとの結婚に母の許しが出たことを、喜び勇んで司教に伝えに来る。それを聞いた司教は複雑だ。パリで立て続けに衝撃的なできごとに遭遇したリンダは、いまだ正気を失ったままなのだ。それを聞いたカルロは、リンダのそのありさまの責任は、自分が取ると決心する。

 ボアフレリー侯爵は、甥のシルヴァーノ伯爵と名前も明かされない女性との結婚式が間もなく行われることを、村人たちに告げる。錯乱状態のリンダも、ピエロットに連れられて帰ってきた。カルロは、借地契約証書を直接アントニオに手渡そうとやってきて、狂ったリンダと出会う・・・彼が、今も変わらぬリンダへの愛を打ち明けると、リンダの狂気は去る・・・村人たちが喜ぶ中、リンダとカルロは、二人の将来を誓い合う。

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☆ CD & LD List ☆ がついているCDがお薦め! 3つが最高です。★印はDVDです。

★『歌劇《シャモニーのリンダ》』
 TDK(TDBA-0071)
 演奏はチューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団、指揮はアダム・フィッシャー。
 1996年、チューリヒ歌劇場におけるライヴ収録。
 エディタ・グルベローヴァが出ているので買ってしまいました。声は素晴らしいけれど、生の舞台でも素晴らしいけれど、DVDでアップになったときには、リンダというには苦しいかも・・・

『歌劇「シャモニーのリンダ」全曲』 
 ナイチンゲール(IDC-6405/7)
 演奏はスウェーデン放送交響楽団&ミカエリ室内合唱団、指揮はフリードリヒ・ハイダー
 ヒロイン・リンダはもちろん、あのエディタ・グルベローヴァ。なんといっても、グルベローヴァのためのナイチンゲール・レーベルのCDですから(^^;
 とっても綺麗なオペラなんだけど、グルベローヴァの声はとても澄んでいて嫌いではないんだけど、やっぱり、ヴェルディがいいなぁ・・・(笑)

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