aine's Dream Night at the Opera

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楽劇ニーベルングの指環【第三夜】神々の黄昏
(全3幕プロローグ付・上演時間:約4時間30分)

最終更新日:2006年7月21日

あらすじCDリスト

 実に過酷なワーグナー月間も最終週を迎えました(笑)。世界を焼き尽くす炎とともに、私まで燃え尽きてしまったみたい・・・

作 曲: リヒャルト・ワーグナー
原 作: 中世ドイツ英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」・「ヴェルズンガサガ」・古代北欧歌謡集「エッダ」など
台 本: リヒャルト・ワーグナー(ドイツ語)
初 演: 1876年・バイロイト祝祭劇場
登場人物: アルベリヒ(B−Br)/ハーゲン(B)/グンター(Br)/ジークフリート(T)/グートルーネ(S)/ブリュンヒルデ(S)

あらすじ

 運命の女神ノルン3人が、運命の綱を編みながら、これまでのストーリーを語る・・・アルベリヒの呪いをうけた神々は滅亡が目前にある・・・彼女たちが編んでいた運命の綱は、最後のひと引きに耐え切れず切れてしまう・・・女神たちは「この世の終わり」と一声叫び、地底へ降りてゆく。
 かわって現れたのはブリュンヒルデとジークフリート。ジークフリートは今しも新天地を目指して旅立とうとしている。ブリュンヒルデは、自分の馬を、ジークフリートは、ニーベルングの黄金の指環を、それぞれ相手に贈って愛を確かめ別れる。

 さて。ライン地方の豪族ギービヒ家グンターの館。グンターは、異父弟ハーゲン(ハーゲンは、実はアルベリヒの息子だ)に、自分に足りないものは何かと尋ねる。すると、ハーゲンは、配偶者がいないと答え、兄グンターにはブリュンヒルデ、妹グートルーネにはジークフリートではどうかと薦める。グンターが気乗りしない様子なのを見たハーゲンは、ジークフリートに忘れ薬を飲ませてグートルーネの魅力で虜にしてしまい、隠れ兜の力を借りてブリュンヒルデをつれて来たらよいとそそのかす。そこに、角笛が鳴り響き、ジークフリートの到着を知らせる。グンターに温かく迎えられたジークフリートは、グートルーネが薦める忘れ薬入りの杯を飲み干し、グンターに請われるまま、ブリュンヒルデを連れ出すために、二人でライン河をのぼってゆく。ハーゲンは、ほくそえみながら留守を守る。

 ブリュンヒルデが、指環を手に、岩屋で幸せな思いに浸っていると、姉妹のワルトラウテがやってきて、神々の破滅が近いことを告げ、指環をライン河の水精たちに返してほしいと頼む。ブリュンヒルデが拒絶したので、ワルトラウテは絶望して帰ってゆく。そのとき、ジークフリートの角笛が響き、ブリュンヒルデは大喜びで彼を迎えようとするが、実際に現れたのは見知らぬ男。グンターと名乗った見知らぬ男は、ブリュンヒルデに迫り、指環を取り上げると、岩屋へ追い立てる。
 その頃、グンターの留守を守っているハーゲンの夢にアルベリヒが現れて、「指環を手に入れろ」という。すっかりお膳立てをしているハーゲンが、「心配は要らない」と告げると、アルベリヒの姿はかき消える。夜が明け、ジークフリートが意気揚揚と戻ってきた。首尾は上々で、グンターとブリュンヒルデはあとからやってくるといい、グートルーネは喜ぶ。ハーゲンは家臣たちをかき集めると、早速二組の婚礼の準備を始める。グンターに連れられてやってきたブリュンヒルデは茫然自失としていたが、ふと隣に目をやると、そこにいるもうひと組のカップルは、なんと、わが夫ジークフリートと別の女性(グートルーネ)! しかも、見知らぬ男が自分の手から奪ったあの指環を、ジークフリートが持っているではないか・・・! ブリュンヒルデが、「私を手に入れたのは、指環を持っているあの男です!」と叫ぶと、グンターや家臣たちは色を失うが、ジークフリートは、「間に剣を立てて、グンターへの誠は守った」と誓う。ブリュンヒルデは、「彼が言い寄ったときには、剣は鞘の中にありました」と切り返し、頃を見計らっていたハーゲンは、自分の槍を突き出すと、ジークフリートに誓いを立てるように迫る。そして、ジークフリートは、言われるままに誓いを立てる・・・ブリュンヒルデは、「彼の誓いは偽りです」と叫び、混乱の中で、ジークフリートは去ってゆく。残されたグンターとブリュンヒルデは、苦い思いに沈み、そんな彼らに、ハーゲンは、「裏切り者に復讐しよう」と持ちかけるのだった。

 ライン河のほとりで、水精たちが戯れている。そこにやってきたのは、狩りの途中のジークフリート。水精たちは、指環の呪いについて歌い、返してくれるように頼むが、ジークフリートは聞き入れないばかりか、笑い飛ばして去ってゆこうとする。水精たちは、ジークフリートの死を予言すると水の中へと帰ってゆく。
 そこに、ハーゲンが家臣たちと連れ立って現れ、酒宴を開く。酒宴に連なってはいるものの、グンターは心晴れぬ様子。ジークフリートは、彼の心を引き立てようとして、自分の冒険について語り始める。物語がファフナーを倒したあたりまできたとき、ハーゲンは、こっそりと忘れ薬の解毒薬をジークフリートに飲ませる。今は忘れ薬の効き目もなくなり、ジークフリートは、炎に守られた岩山で眠っていた美しい女性を目覚めさせた話も語りはじめ、グンターは驚く。そのとき、背後から忍び寄ったハーゲンが、ジークフリートの背中−ジークフリートのただひとつの弱点−を刺す・・・ジークフリートは、最期の苦しみの中、ブリュンヒルデへの愛を歌い、息絶え、その遺骸は葬送行進曲にのって、ギービヒ家の館へと運ばれてゆく。夫を待っていたグートルーネは、ジークフリートの死を知り、兄を呪う。ハーゲンは、ジークフリートから指環を取り上げようとするができない。ブリュンヒルデがジークフリートの手から指環を抜き取り、自分の指にはめ、薪を高く積み上げさせると、火を放ち、ジークフリートへの愛を歌うと、彼に殉じて、指環の呪いを断ち切ると言い放つ・・・そして、彼女が燃えさかる炎に身を投げると、ヴァルハラにある神々の館も同時に炎上する。ブリュンヒルデがジークフリートの妻であると知ったグートルーネも息絶える。ライン河が氾濫し、水にのって現れた水精たちは、指環を取り戻し、引きとめようとしたハーゲンを水底へと引きずり込む。

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☆ CD & LD List ☆ がついているCDがお薦め! 3つが最高です。★印はDVDです。

★『神々の黄昏〜舞台祭典劇《ニーベルングの指環》第三夜』 
 Grammophon(UCBG-9019/20)
 演奏はメトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団、指揮はジェイムズ・レヴァイン。
 メトロポリタン歌劇場でのライブ収録。
 舞台セットに圧倒されてしまう。これを生で観たら、きっととても素晴らしいでしょうね。想像もできないけれど。
 ご都合主義のジークフリートに対して、ブリュンヒルデは、頑な過ぎるほどに誠実。でも、彼女はこうでなければ・・・と言うところもあるのでしょうか。DVDが終わった後、しばらくはただ黙って画面に見入るばかりでした。

『Gotterdammerung』 
 DECCA(455 570/3-2)
 演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、指揮はサー・ゲオルク・ショルティ
 全幕、感動もの! 特に最終幕。ブリュンヒルデの素晴らしさが私の聴く気を支えてくれていたのですけど、最終夜のブリュンヒルデは最高です。ニーベルングの指環を全部通して観るのは腰が引けるけれど、これだけは、この「神々の黄昏」だけは、いつの日か、必ず本物の舞台を観てみたいです。

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