喜歌劇『ルクセンブルク伯爵』
(全3幕・上演時間:約2時間)
最終更新日:2007年7月27日
[あらすじ|CDリスト]
作 曲: フランツ・レハール
原 作:
台 本: アルフレート・マリア・ヴィルナー、ロベルト・ボダンスキー(ドイツ語)
初 演: 1909年・ウィーン・アン・デア・ウィーン劇場
登場人物: ルネ伯爵(Br)/アンゲリカ(アンジェール)・ディディエ(S)/マンフレード(T)/ジュリー・ヴェルモン(S)/バジル・バジロヴィッチ侯爵/アナスタシア・ココソワ(S)
ルクセンブルク伯爵ルネは、放蕩生活が祟って、財産を差し押さえられてしまった。が、そこに耳寄りな儲け話が舞い込んでくる。ある若いご婦人と見せかけだけの偽装結婚をすれば、報酬をくれるというのだ。話を持ち込んできたのは、ロシア領事のバジル・バジロヴィッチ侯爵、彼は、アポロ劇場の歌手アンゲリカ嬢と結婚したいと思っているのだが、身分違いの結婚となるため、とりあえず、アンゲリカ嬢を誰か貴族と偽装結婚させて、いったん貴族の身分に仕立てようと考えたのだ。ルネ伯爵と離婚したあとなら、バジル・バジロヴィッチ侯爵は、めでたく「ルクセンブルク伯爵夫人」のアンゲリカ嬢と華燭の典を挙げられる・・・という次第。大金を手に出来るとあって、ルネ伯爵も、喜んで承諾し、早速偽装結婚が執り行われることになる。そうして、花嫁アンゲリカ嬢と花婿ルネ伯爵は、互いに顔を合わせることもなく指輪を交換し、バジル・バジロヴィッチ侯爵の思いどおり、滞りなく結婚式が終了する。
バジル・バジロヴィッチ侯爵は、アンゲリカ嬢の結婚のことは内緒にしていたが、カーニヴァルの火曜日、アポロ劇場の華やかな舞台で、彼女の姿を見たルネ伯爵は、自分が偽装結婚した相手とも知らずに、アンゲリカ嬢に心惹かれ、さよならパーティーにもぐりこむ。パーティー会場で互いに惹かれあう二人・・・だが、バジル・バジロヴィッチ侯爵が、偽装結婚の内幕を発表し、ルネ伯爵は、金と引き換えにとんでもないことをしてしまったことを悟る・・・
灰の水曜日の朝、とある小さなホテルに一同が集まった。そこには、バジル・バジロヴィッチ侯爵を愛しているアナスタシア・ココソワ夫人の姿もあった。ルネ伯爵は報酬のお金を返し、アンゲリカ嬢と正式に結婚すると言う。アンゲリカ嬢をあきらめきれないバジル・バジロヴィッチ侯爵だったが、仕方なく二人の結婚を認め、自分はアナスタシア・ココソワ夫人と結婚することにし、ついでに、マンフレードとジュリーも結婚することになって、3組のカップルが誕生する。