’98・12・05 愛の輪ふれあいソング授賞式
あの日の神戸


山本れい子・著書「あの日の神戸」 1260円
普賢岳・奥尻島・阪神淡路大震災、そして最近では鹿児島出水市の土石流災害、次々と 起こる自然の反乱を目の当たりにし、自然が人間に復讐しているように思えてなりませ ん。大地や森林を痛めつけ悲鳴をあげた自然に対して、私たちが謝罪しなければならな いときがきたように思います。人間の命の尊さと自然に対する畏敬の念をもう一度真摯 にとり戻すことが、自然災害で亡くなられた方々のご供養になるのではないでしょうか? このことこそ、私たちが大きな犠牲をはらい学んだことです。 ボランティア活動を通し、ある高齢者の方から「若い人からパワーをもらうよ。」と言 われ、その言葉が大きな励みとなり、ボランティアグループ"あいうえお"が誕生しまし た。この震災は私の人生を大きく変えました。一人の平凡な主婦を人として成長させて くれました。

「あの日の神戸」あとがきより



お年寄りに日本の歌−神戸から『あいうえお』来伯 平成14年6月

 音楽ボランティア〃あいうえお〃(兵庫県神戸市、山本れい子代表)が「移民の日」の六月十八日に合わせて来伯、日系老人ホーム二施設でお年寄りに懐かしい日本の歌を届ける。 同グループは一九九五年の阪神大震災をきっかけに結成されたもの。以後、「高齢者の心の支援」をモットーに、神戸市内の仮設住宅をはじめ、日本全国各地で演奏活動を展開している。
山本代表を含めて三人が来伯する。サンパウロの滞在日程は六月十七日から二十一日まで。スザノイペランジャホーム(福島庄太郎ホーム長)と憩の園(中川テレザ園長)を慰問する。ブラジル日本文化協会での公演も十八日に企画されている。 山本代表の叔母は三十数年前に米ロサンゼルスに移住した。
渡米後わずか五年で亡くなった。異国の地で暮らす寂しさや心細さを共有する海外移住者の前で歌いたいと昨年、ロスとシアトルでの公演を実現した。山本代表は、「次回はぜひ、ブラジルでと切望していた。懐かしい日本の歌で心和むひとときを持っていただければ幸いです」と、メリケン波止場の乗船記念碑から、ブラジルへの思いを募らせている。矢田五郎神戸市長は受け入れ機関への推薦状で、「〃あいうえお〃は震災で傷ついた市民の心をいやそうと、各地でコンサート活動を展開、多くの人々に感動を与えてこられた。本公演の開催により、ブラジル友好交流が進展することを願っている」と、歌の持ついやし力を共有してほしい旨をしたためている。                                                    平成14年6月





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