
愚かなる秋秋空が晴れて縁側に寝そべってゐる目を細くしてゐる空は見えなくなるまで高くなってしまえ |
小さな庭もはや夕0暮れ近いころである一日中雨が降ってゐた泣いてゐる松の木であった |
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白(仮題)あまり夜がふけると私は電灯を消しそびれてしまふそして 机の上の水仙を見てゐることがあ
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曇る雲一面に曇っている 蝉が鳴きゝれてゐる いつもより近くに隣りの話声がする |
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昼昼は雨 ちんたいした部屋 天井が低い おれは ねころんで1ゐて蝿をつかまえた |
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白(仮題)あまり夜が更けると私は電燈を消しそびれてしまふそして 机の上の水仙を見てゐることがある |
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12月炭をくべてゐると火箸鉢が蜜柑の匂いがする曇って日がくれて庭に風が出てくる |
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窓を開ければなんであるのであらう
くもりガラスに夕やけが映つてゐる
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夢眠っている私の胸に妻の手が置いてあった紙のように薄い手であったなぜ私は一人の少女を愛してゐるのであったろう |
花花を買ってゐた花屋は美しかった私は原の端を通って手に赤い花を持って家へ帰った |