日本文学(作品・全集)―vol.2
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番号 書名 著者・訳者 出版社 詳細
状態
発行 売価
1 契丹伝奇集 中野美代子 日本文芸社 *函入り帯,後見開きに古書店シール貼り痕有,重版 (発行時定価\2600)
1990 1000
2 湿った空乾いた空 吉行淳之介 新潮社 *函入り帯,初版 (発行時定価\550)
昭47 1000
3 蒼生の暦 氏原大作 大日本雄弁会講談社

*初版,ヤケ痛み 装幀:小川倩葭 蒼生の暦/天神祭/里戀抄/将棋仲間/女の日/あこや貝 作兵衛の爐ばたには,今朝からもう三人も訪客があった。ことほど結構な爐ばたかといふと,さうでもないようだ。屋根のふき草は秋になってから三度目の颱風にひつぺがされて,ちやうど自在鍵の上に大きな穴があいた。ある雨の日,部落會長が通 りかかつて見ると,作兵衛は笠を炭にのせて,芋を煮てゐた。部落會長は俳諧のたしなみがあり,みづからのんきなとうさんとも稱し,また酔仙山人とも號してゐるくらゐだから,つまらぬ ことに感心し,ああ風流なことぢやとほめた。すると作兵衛はつむじをまげて,なにが風流ぢや,雨が降ればこのていたらくぢやし,風が吹く日は寒い。穴から抜けてよいのは煙だけぢやと,そっぽを向いた。(のように『蒼生の暦』は始まる。)

昭21 1000
4 谷川俊太郎 思潮社 旅+旅別冊(谷川俊太郎/吉増剛造他)2冊函(僅痛)入り,帯,初版 センセーションを巻き起こした刊行当時から四半世紀の時間の波に洗われ,さらに光沢を増した名詩集の完本化。さまざまな『旅』評と,対談・英訳を付した別 冊も合本。(発行時定価\2400)
1995 売切
5 愛染椿 川口松太郎 矢貴書店 川口松太郎選集(13) *初版 装幀=喜多村榮太郎
昭21 1500
6 長篇詩 取経譚 天澤退二郎

山梨シルクセンター出版部

*ビニールカバー(僅痛),本体後見返し古書店シール小剥がし痕有,初版 造本者=金井久美子 (発行時定価\450)
1972 1000
7 庄野潤三 新潮社 *カバー(背ヤケ),本体小口天少ヤケ,初版 装幀:曾宮一念
昭37 1000
8 近藤 勇 井上友一郎 新潮社 *カバー,本体小口天ヤケ,初版
昭28 1500
9 法王庁の避妊法 篠田達明 文藝春秋 *カバー帯,初版 ローマ法王庁が認めた唯一の避妊法「オギノ式」の生みの親,荻野久作の情熱的研究生活と彼を支えた女たち (発行時定価\1400)
1991 売切
10 喜劇 人間百科 あるいはブヴァールとペキュシェ物語  池内 紀 村松書館 *カバー(僅ヤケ)帯,本体小口天少シミ,初版 中年の独身男二人が,首吊りに始まり「人間愚劣の百科辞典」作成へと至る,数々の遍歴の物語。満を持して著者が放つ快心の笑劇。 (発行時定価\1500)
1980 3000
11 牧野信一作品集 武田信明編 沖積舎 *ビニールカバー+カバー帯,初版 (発行時定価\3500)
平5 2500
12 乱反射 三枝和子 新潮社 *函(僅ヤケ)入り,帯欠,初版 (発行時定価\780)
昭48 700
13 中村真一郎小説集成 全十三巻 中村真一郎 新潮社

*函入り,帯,月報付 1 死の影の下に<五部作> 第一部,第二部,第三部,[付録]人物表・年表 2 死の影の下に<五部作> 第四部,第五部,檻・雪,昨日と今日の物語 3 夜半楽,冷たい天使,回転木馬,[初期短篇集]デモンの,他六篇 4 自鳴鐘,熱愛者,女たち,[自伝的短篇集]野性の女,遠い昔,他二篇 5 恋の泉,雲のゆき来,[王朝短篇集]水の女王,寝覚,他七篇 6 空中庭園,燃える薔薇 7 孤独, 金の魚,火の祭り,[旅行三部作]感情旅行,空想旅行,室内旅行 8 [幻想短篇集]五篇,死の遍歴,四季<四部作>第一部 春 9 四季<四部作>第二部 夏10 四季<四部作>第三部 秋,[心理短篇集I]夢想,他四篇 11 四季<四部作>第四部 冬 [心理短篇集II]遠隔感応,心の裂け目 12 [風俗短篇集]暗い森,他九篇 [人間精神の諸領域の研究I] 八篇 13 [人間精神の諸領域の研究II]永遠のなかの龍,家鴨の世話,他二十三篇 (発行時定価計\71500)


1992 売切
14 至高聖所 アバトーン 松村栄子 福武書店 *カバー帯,初版 第一〇六回芥川賞受賞作/涙には溶けない鉱物質の孤独へ,もう一つの孤独が寄り添って行く―。入学から初冬までの成長を描くキャンパス小説。 (発行時定価\1400)
1992 700
15 ベトナムから遠く離れて (全三巻) 小田 実 講談社 *カバー帯,本体天極々僅シミ,初版 (発行時定価\4900+\4700+4700)
1991 7500
16 ものいわぬ壺の話 臼井吉見 筑摩書房

*函(僅痛)帯入り,本体美,初版 老残の新聞記者を語り手に,永仁の壺事件をめぐる,当代無類の陶芸家東金藤十郎と,彼をとりまく人間模様を描いた奇妙で滑稽な物語。/…ともかく, 永仁の壺事件によって,東金藤十郎という,途方もない変種人物の,きてれつな言動のおかげで,いかにもぬ かりなさそうに見えて,そのじつ,とんだ抜け目だらけの人間社会の愚かさが,滑稽なまでに照し出されたのは痛快じゃないか!(発行時定価\750)

1976 750
17 透明な時の中で 島尾敏雄 潮出版社 *函帯入り,函および本体表紙僅ヤケシミ有,初版 著書がかつて住んだことのある土地を再訪して感慨を綴った文章は現在と過去が交錯し幽明な世界を醸し出す作品群に沖縄を舞台にした小説「安里川溯行」も収録した遺稿集。(発行時定価\1200)
1988 1000
18 椎名麟三信仰著作集13 小説夜警番の日記ほか 椎名麟三 教文館 *函(僅痛)入り,本体美,初版,月報付 首巻き/マグダラのマリア/丹野短助氏の人生手帖/夜警番の日記 解説=森禮子 (発行時定価\1800)
1982 1000
19 小説太宰治 檀 一雄 審美社 函(僅痛)入り,重版
1971 800
20 曲り角 神吉拓郎 文藝春秋 *カバー帯,本体小口天極僅ヤケ,重版 都会派短篇小説珠玉 の十七作 (発行時定価\1200)
昭60 600
21 洋食セーヌ軒 神吉拓郎 新潮社

*カバー帯,初版 日常の食べものや,さりげない食卓の情景を通 して浮びあがる人生の機微。小説 食の情景。 (発行時定価\1100)


昭62 1000
22 ブラックバス 他六篇 神吉拓郎 文藝春秋 *カバー帯,本体小口天少ヤケ,初版 ブラックバス/かぼちゃの馬車/昔噺 じゃがの/巫山の夢/二ノ橋 柳亭/目の体操/金色の泡 (発行時定価\1000)
昭56 1000
23 孤獨の人 藤島泰輔 NESCO/文藝春秋 *カバー,復刻初版 ……さうだ。今日,傅統といふ言葉は,ほとんど一種のスキャンダルに化した。傅統といふ用語のかげには,必ず,あやしげな,暗い,まやかしものの感じがひそむやうになつた。しかし一方ではすでに,一見明快な,新鮮な,「民主主義的な」,新しい傅統が形成されつつある。そしてそれも早くも半ば,あやしげなものとなりつつある。一體,傅統と流行が同義語であるような時代は,どういふ時代であらう。 皇太子は,傅統の象徴であり,また流行の中心でもある。この『孤獨の人』は,存在論的孤獨の人なのではなく,ただ制度によって孤獨なのであるが,孤獨といふことの深く人間的な側面 と,制度の非人間性とが,尖鋭な對照をなして,この少年を不幸にしてゐる。そして二つの側面 は,互に他を反映しつつ,他を強めてゐるのであるから,この少年の孤獨をただ人間的に救濟するといふ企ては,はじめから矛盾を含んでゐる。 冒頭數十枚の讀後の印象では,作者がこの矛盾を犯してゐるやうに私には思われたが,全篇を通 讀して,それが私の誤解であることがわかった。作者は多くの學生を登場させて,あらゆる側面 から照明を當て,皇太子に對する同級生の各種の反應を客観的に並べてゐる。そして小説的に興趣のある點は,皇太子なる人物が,丁度故人を女主人公にした『レベッカ』のやうに,小説の背後に淋しい肩を見せて立ってゐるだけで,すべての登場人物に影響を與へ,行動の動機を與へてゐることである。作者が小説家として皇太子を拉し來つた企らみは,正にここにあつたのかもしれない。……(序:三島由紀夫)より (発行時定価\1200)
平元 売切
24 蘆花徳冨健次郎 (全3巻) 中野好夫 筑摩書房 *カバー帯(僅痛),重版 大仏次郎賞受賞/純粋無雑な真実の追求者で,同時に矛盾撞着の人でもあった作家蘆花の稀有な人間像の全体を描く伝記文学の白眉。 (発行時定価\1700+\1700+\1900)
1974 売切
25 人非人伝 金子光晴 構成・桜井滋人 ペップ出版 *カバー,重版 序文/鬼の児誕生/業火/金亀子/赤土の家/乱拍子/水の流浪/ニッパ椰子の唄/人非人道 (発行時定価\690)
1975 売切
26 ひたくれなゐ 齋藤 史 不識書院 原型叢書第十五編 *函帯(僅シミ),初版,作者署名入り 書くものが「短歌」でなければならないとも思わなかったのです。それなのに,五十年のあいだ書きつづけてまいりました。わたくしにとって「短歌」とは何なのでしょう―<ことば>が,奥深いところから合図するのを,懸命に掬いあげようとして来た―ような気もするのです。それは,いつも掌の中から逃げてゆきましたけれども……。 (発行時定価\3000)
1976 10000
27 椰子・椰子 川上弘美 絵・山口マオ 小学館 カバー,初版 (本体価格\1400)
1998 700
28 初版本完全復刻版 化面の告白 三島由紀夫 装画=猪熊弦一郎 河出書房新社 函帯入り,カバー帯,月報および復刻版付録付き,初版 1949年7月刊行の初版本を,47年振りに本文・カバー・表紙・扉・月報・帯まで完全復刻/あらたに,三島由紀夫氏の幻の未公刊文書「作者の言葉」(全文初公開)などを付録として挿入 (発行時定価\2000)
1996 2000
29 明治の宰相 杉森久英 文藝春秋 *カバー,帯(僅痛),本体小口天少ヤケシミ,初版 足軽の家に生まれながら,天分と不断の努力で,ついには宰相の印綬を帯びた伊藤博文の傑作伝記小説 (発行時定価\490)
1969 1000
30 野分酒場 石和鷹 福武書店 *カバー(背僅アセ)帯,後見返しに高橋英夫の新聞書評切抜きが上部一点の糊付で貼ってあります,初版 (発行時定価\1500)
1988 1200
31 サンテ そのとき僕は…… 佐川一政 角川書店 *カバー,初版 サンテ刑務所は,いわば僕の観念の停留所だった。……/この世の表には何の価値もない。何も起こってはいない。只,起こっているように見えるだけだ。それは,本当はどうでもいいことなのだ。…ニーチェ (発行時定価\1200)
1990 1000
32 アパラシオン 石井睦美 ベネッセ *カバー,帯,初版 それは,うっとりとやるせない甘美な退屈。―暑い午後の散歩,美しい彩 りの食事,抱きあって眠る夜……ふたりきりのひそやかな夏の日々が,すべてを遠ざけて,ただゆっくりと積み重なっていく。/中村真一郎氏・今江祥智氏推薦! (発行時定価\1300)
1995 1300
33 ベルリン漂泊 柏原兵三 文藝春秋 *カバー,帯(痛),小口天扉等僅シミ,初版 (発行時定価\650)
1972 1000
34 現代日本のユーモア文学3 吉行淳之介・丸谷才一・開高健=編集 立風書房 *カバー帯,小口天僅シミ,初版,付録:連載鼎談「ユーモア・文学・人間」第3回=艶笑譚,エロチックな笑い(吉行淳之介・丸谷才一・開高健)付 ●太宰治(ロマネスク/親友交歓) 堀口大學(人魚/数へうた) 丸谷才一(思想と無思想の間) 筒井康隆(やぶれかぶれのオロ氏/最高級有機質肥料) 遠藤周作(初春夢の宝船/扮装する男) 田辺聖子(種貸さん) 山田風太郎(甲子夜話の忍者) 佐藤惣之助(西遊記の一節) 源氏鶏太(たばこ娘) 木山捷平(尋三の春) 室生犀星(鮠の子) (発行時定価\1000)
1980 売切
35 齋藤夏風句集埋立地 斎藤夏風 風神社

昭和俳人選書14 *カバー,初版 (発行時定価\2300)

1980 売切
36 田岡嶺雲全集 第五巻 田岡嶺雲 法政大学出版局 函(背少ヤケシミ)入り,帯(痛),月報付,初版 「明治叛臣傳」は…福島事件,加波山事件,飯田事件,名古屋事件,静岡事件と,自由民権運動の中でも武装暴動を企てたもっとも過激な事件ばかりを選んで記述しているところに嶺雲の叛骨がいかつくあらわれている。…もしノン・フィクションに本道がありとしたら,まさにそれに属するものといえよう。…「明治叛臣傳」も「數奇傳」も,どちらも口語体で書かれている。そしてそのことはさいわいである。…かたそうな殻の内側にきわめてやわらかで甘美な近代的な魂が息づいていることを知ることができるのである。―杉浦明平氏評 記録:『戦袍餘塵』『下獄記』も収む。(発行時定価\2500)
1969 2000
37 ナージャとミエーレ Nagia e Miele 山口椿 TREVILLE カバー,初版 山口椿のエロティシズム (本体価格\1500)
1990 800
38 詩集 海原 高橋新吉 青土社 *函,帯(僅痛),本体美 (発行時定価\1800)
1984 2000
39 片隅の迷路 開高 健 毎日新聞社 *ビニカバー(僅痛),帯,カバー(僅ヤケ),新装版初版 異色裁判小説 (発行時定価\880)
昭51 800
40 津軽世去れ節

長部日出雄

津軽書房 長部日出雄・津軽の本1 *カバー帯,初版 ■本文にはじめて添削をほどこした決定稿による待望の作品集成。全六巻の1『津軽世去れ節』(小説集―直木賞受賞) 装幀:村上善男 (発行時定価\1600)
1987 1500
41 津軽から飛んだ 長部日出雄 筑摩書房 *カバー,初版 (発行時定価\1200)
1974 500
42 逃げ水 子母澤 寛 中央公論社 *ビニカバー,帯,カバー,重版 ■転変動乱の幕末を槍ひとすじに生きた名人泥舟高橋伊勢守の生涯を描く。 (発行時定価\580)
昭45 1000
43 踊ろう、マヤ 有為エンジェル 講談社 *カバー帯,初版 (発行時定価\1300)
1990 1300
44 雪中群烏図 <続 鴉戯談> 円地文子 中央公論社 *函,帯,初版 (発行時定価\1500)
1987 1500
45 十二階崩壊 今東光 中央公論社 *カバー帯,僅シミ有,初版 (発行時定価\980)
1978 700
46 母 その悲しみの生涯 有馬頼義 文藝春秋 *函帯(いずれも少痛み,ヤケシミ),本体良,初版 ■皇族から有馬家に降嫁した貞子女王―苦悩と悲哀を抱いたままひっそりと七十七年の生涯を閉じた母の肖像を,限りない愛情をこめてつづる (発行時定価\1500)
1967 売切
47 眠れる霧に 黒井千次 文藝春秋 *カバー帯,初版 (発行時定価\1500)
1987 800
48 まどろむ入江 阿部 昭 福武書店 *カバー帯,初版 (発行時定価\1100)
1982 1000
49 探美の夜 (上,下) 中河与一 湊リサーチ

*カバー(僅シミ)帯,初版 ■「谷口潤一郎氏夫人,佐川春夫氏と結婚」昭和5年8月19日,朝刊紙上に発表され,一大センセーションを巻き起した“細君譲渡事件”。ロマン派中河の流麗・端正の筆が描きつくす潤一郎の妖美な精神世界 (発行時定価\1600+\1500)

1976 3000
50 見知らぬ町で 飯田善國 思潮社

*函(少ヤケ),帯(痛),初版 ■飯田の詩が僕にとって驚きとともに,深い共感を喚んだのは,ことばのバロック的過剰といっていい大盤振舞の裏側に,ゲルマン神話のあの宇宙的時間が,冷たく輪廻の時を刻んでいるのをききつけたからだ。(田淵安一) (発行時定価\2500)

1983 2000
51 袈裟の首 松本徹 福武書店 *カバー,初版 ■『源氏物語』『今昔物語』『奥の細道』謡曲『弱法師』など様々な古典のテクストと現在の風景とが,重層的に往還する夢幻的空間を描く 最新小説集■塩竈の煙/袈裟の首/敦盛/源氏供養/弱法師/玉藻狐 (発行時定価\2000)
1991 売切
52 歌集秘帳 湯浅真沙子 皓星社 B6-180P. カバー帯,初版 ■底本/有光書房1956年刊 (本体価格\1800)
2000 1800
53 くわんおん(観音)

水原紫苑

河出書房新社 B6-193P. カバー帯,初版 (本体価格\1600)
1999 1600
54 ベッドサイド 林あまり 新潮社 B6-109P. *カバー帯,重版 (本体価格\1900)
1998 1000
55 菅野満子の手紙 小島信夫 集英社 *函(背僅ヤケ)帯,初版 (発行時定価\2600)
1986 売切
56 地獄変相奏鳴曲 大西巨人 講談社 *函,表紙に僅シミ有,初版 (発行時定価\2400)
1988 売切
57 黄色い髪 干刈あがた 朝日新聞社 カバー帯,初版 (発行時定価\1200)
1987 800
58 父の法要 夏目伸六 新潮社 *カバー,カバー小口天地等全体にヤケ,初版 (発行時定価\280)
1962 800
59 津軽世去れ節 長部日出雄 津軽書房 *函入り,再版 (発行時定価\780)
1973 1000
60 受け月 伊集院 静 文藝春秋 *カバー帯,初版 (発行時定価\1300)
1992 1000
61 まだ見ぬ故郷 (上,下全2巻) 長部日出雄 毎日新聞社 *カバー,帯(下のみ),初版 ■信長・秀吉・家康…,三人の天下人の世にあって,こころの領土をひろげることに情熱をかたむけた右近。追放さきのマニラにて死す。彼の夢みた真の故郷とは… (発行時定価\1500+\1500)
1991 1000
62 長男の出家 三浦清宏 福武書店 *カバー帯,初版 (発行時定価\1000)
1988 1000
63 花衣ぬぐやまつわる‥‥‥わが愛の杉田久女

田辺聖子

集英社 *カバー帯,初版 (発行時定価\1600)
1987 500
64 思い出さないこと忘れないこと 山本かずこ ミッドナイト・プレス

*函入り,初版 ■メタフィジクと肉感性―山本かずこの新詩集に寄せて=芹沢俊介 (本体価格\1800)

1998 1500
65 菊帝悲歌 後鳥羽院 塚本邦雄 集英社 *カバー帯,小口天極僅シミ,再版 (発行時定価\880)
1979 1000
66 旅びと ペトロ岐部の一生 松永伍一/平野 遼絵 偕成社 偕成社の創作文学53 *カバー(僅痛),小口天極僅シミ,初版 ■ペトロ=カスイ岐部という日本人のスケールの大きさを,チースリス神父の書かれた本で知ってから,かれのたどった道を歩いてみたいとおもいつづけてきました。「東のマルコ・ポーロ」とも呼ぶべきこの日本人を,わたしは物語にまとめてみたいと考え,いろいろ材料を調べつづけてきました。それでも,こまかいことでわからないところがたくさんあったのです。でも,その部分は,愛をこめて話をつくって,つなぐことにしました。だから,この『旅びと』は,ペトロ=カスイ岐部の伝記というより,かれの一生を物語にまとめたものだと考えてください。そして,「自分の信ずるもののために,いのちがけでたたかった意志の固い日本人」の,その「美しく貴い心」をかみしめてもらえたら,作者としてはとてもうれしいにです。(著者あとがきより) (発行時定価\1600)
1984 売切
67 私小説 from left to right 水村美苗 新潮社 カバー帯,初版 (発行時定価\2000)
1996 800
68 小説 富士 第一巻 徳富健次郎/徳富愛 福永書店

*函(痛,シミ)入,本体シミヤケ有,表紙裏に「飛報あり,本日午前十一時兵庫県豊岡を中心として関西山陰地方に大震突発,一昨年の関東地方に於けるよりも強大なりと。第二報如何?大阪を震源地に近し,阿兄在り,恙なき哉。胸痛める時…云々,大正十四年五月二十三日 又男」の書込み有,重版 いと小さき夫妻が結婚生活史,やがてまた新世界の創造史。第一巻は明治二十七年から明治二十九年にわたる。

大14 1000
69 小説 富士 第二巻 徳富健次郎/徳富愛 福永書店 *函(痛,シミ)入,本体シミヤケ有,表見返しに購入日付の書込み,馬場又男の印有,重版 『富士は今覚めんとすなり。今覚めぬ 。見よ,嶺の東の一角薔薇色になりしを!』―(自然と人生,「此頃の富士の曙」から) 小説富士の第二巻は,『富士』の目ざめの巻である。第二巻は明治三十年より明治三十三年にわたる。
大15 1000
70 小説 富士 第三巻 徳富健次郎/徳富愛 福永書店 *函(痛,シミ)入,本体シミヤケ有,表見返しに購入日付の書込み,馬場の印有,重版 第一章 原宿  東京は赤坂,青山北町六丁目に,善光寺といふ尼寺がある。寺の門を入って,本堂前から右に折れ,裏へぬ ける小路を行く。右は木柵でしきつた師範学校の運動場,其処にはよく午後の日を浴びて紅い顔の青年達が盛に球を投げ受けして居る。小路の果 は静かな屋敷町。此処はもう市内ではない,東京府,豊多摩郡,千駄ヶ谷村,字原宿である。市内に属する青山とは背合はせの邱つづき,西へなだれて明るく打開いた郊外の一区。此原宿の一帯を南北に長く青山練兵場の方へ貫いた大通 りは,屋敷の間々に小さな店などあって,やや町らしい容子をして居る。善光寺裏から大通 りを突切つて西すれば,穏田田甫に下りる。此四辻の南西の角に,大きな桜が一樹枝をひろげた二百坪そこそこの小さな屋敷があつた。逗子のあらめ屋を引きあげて四年ぶりに都へ帰つて来た熊次駒子の巣がそれであった。此辺はもと藝州侯の下屋敷,維新以来追々開かれて,侯爵家の貸家が建ち,地所を借りての家も建つて,今は相応の屋敷町をなして居る。旧幕臣の藪といふ四十年配の人が差配をして居た。熊次夫妻の家も,其貸家の一つ。先には佐官級の軍人が借りて居たさうなが,其後久しく空家になつて,「庭は犬の糞だらけでした。」と先日掃除に来た本宅の書生が笑った。……
昭2 1000
71 江戸櫻 加藤郁乎句集 加藤郁乎 小澤書店 *函入,初版,限定九八〇部のうち六五八番 (本体価格\5000)
極美
1988 4500
72

あゝ玉杯に花うけて

佐藤紅緑 六藝書房 *カバー(僅痛),本体美,初版 (発行時定価\950)
昭50 1000
73 メランコリーの川下り FLOATING THE RIVER IN MELANCHOLY 谷川俊太郎 ウィリアム・I・エリオット/川村和夫訳  思潮社 *カバー(僅ヤケ),初版 (発行時定価\1500)
1988 1000
74 泥汽車 日影丈吉 白水社

物語の王国 *カバー帯,本体天僅ヤケまた表見開きに1990年10月18日付の日本経済新聞記事「泉鏡花賞に日影丈吉氏」の小さな切抜き添付有,初版 (発行時定価\1300)

1989 1500
75 恋と吹雪と砲弾 壇 一雄 桃源社 *函(少スレ,シミ)入り,初版 (発行時定価\450)
昭38 800
76 詩集 北の貌 佐伯郁郎 平凡社 *カバー背痛補修必要,扉に小さな蔵印あり,初版 序:吉江喬松/前田鐵之助 雲 断崖 秋 跋:倉橋彌一/吉原重雄/田中令三 (定價金壱圓)
昭6 2000
77 牧歌 ぼんぼん第四部 今江祥智 絵・長新太 理論社 理論社の大長編シリーズ *カバー帯,小口天ヤケ,再版 …作品に根づよく執拗に現れる戦争体験のパロディは,本来なら,ほかの作家なら,陰惨でやりきれないしこりとして描写 されるだろう。しかし今江氏の作品ではそれを反芻しつつ,なおもモーツアルトのように生の歓びにひたっているようにみえる。あたかもコップの中のおりが底に沈澱し,うわずみがろ過されて残ったように,暗さや湿っぽさや虚無感が消えてしまっている。…手塚治虫 (発行時定価\1400) 1985 800
78 遠い日のこと 飯田龍太 角川書店 *カバー帯,天極僅シミ,初版 ■ひっそりとした山のなかの集落に行くと,路傍に小さな雑貨店を見かけることがある。贅沢な品はなにひとつない。主として土地の人達がとりあえず必要とする日常品のようだ。ときに,時代遅れのものも平然と並べてある。 たまたま渓流釣りの帰りなど,こんな店に出会うと,私は思わず立寄ってみたくなる。 このささやかな一集は,いわばそんな田舎の雑貨屋のようなものかもしれない。ただし,並べてあるものは,おおかたが俳句にかかわる小品である。……(あとがき より) (本体価格\1500) 1997 800
79 飯田蛇笏集成 第一巻〜第三巻 (三冊) 俳句 I 俳句 II 俳句 III/俳論 飯田蛇笏 角川書店 *カバー帯,初版,月報付き (発行時定価\4600×3) 極美 1994
1995
7500
80 飯田蛇笏集成 第四巻 鑑賞 I 飯田蛇笏 角川書店 *カバー帯,初版,月報付き■解説:野山嘉正 (発行時定価\4600) 1994 2000
81 飯田蛇笏集成 第六巻 随想 飯田蛇笏 角川書店

*カバー帯,初版,月報付き■大正5年より昭和33年まで,半世紀にちかい随想九十編を精選収録。自分の文学のすべては俳句と随筆であると明言する著者が,常住する甲斐の山村の人間模様と天然自然の千変万化を詩情ゆたかに描く。 解説:竹西寛子 (発行時定価\4600)

1995 2000
82 海の夫人 谷川健一 写真:時詩津男 河出書房新社 *カバー帯,初版 ■海の夫人 六十二首 * (評論) 海神の使者 竜蛇の末裔 うぶすな 豊玉姫考 わだつみのいろこの宮 渚の民俗学 海の祝祭 海神祭の由来 * (紀行) 海人神話の回廊 * (短篇) 見る―角膜について (発行時定価\2000) 1989 1500
83 太平記 (全三巻) 後藤丹治/釜田喜三郎校注 岩波書店 日本古典文学大系新装版 *函(背僅ヤケ)入り,二巻三巻表紙に白い絵具による汚れ有り(写 真参照),本文美,新装版初版 (発行時定価\4000+\4200+\4300) 1993 9000
84 火山島 I 〜 VII 全七巻 金石範 文藝春秋 函帯入り, V巻の函背面少シミ有,I 〜III 重版,IV 〜VII 初版 (発行時定価\3800×7) 1996
1997
売切
85 昭和詩鈔 萩原朔太郎編 冨山房 冨山房百科文庫 *新書サイズ 370pp.,天僅シミ,裏表紙僅折れ線有,新装初版 ■詩形の変遷と昭和詩風概説=萩原朔太郎/解題=安藤元雄 (発行時定価\750) 1977 700
86 斑猫 富岡多恵子 河出書房新社 *カバー帯,小口天ヤケ,再版 ■死者の魂を導く美しい虫“斑猫” 遠く離れて暮す娘の、秘めた歳月の鏡に二重に映し出されて行く母の様々な姿。その愛、欲望、おかしく哀しい女の業…絶妙のユーモアの裡に、深い哀惜をこめて綴られる、亡き母への鎮魂譜 (発行時定価\980) 1979 500
87 空飛ぶ虚ろ舟 古川薫 文藝春秋

*カバー帯,初版 ■享和三年、常陸国にUFOが出現!滝沢馬琴父子と空飛ぶ円盤の未知との遭遇 (発行時定価\1800)

1996 売切
88 浄瑠璃集 土田衞校注 新潮社

新潮日本古典集成 函帯入り,再版 (発行時定価\2600)

1993 1800
89 更級日記 秋山虔校注 新潮社 新潮日本古典集成 函帯入り,重版 (発行時定価\1700) 1992 1100
90 誹風柳多留 宮田正信校注 新潮社 新潮日本古典集成 函(僅痛み)入り,本体良好,重版 (発行時定価\2300) 1991 1100
91 馬は丸顔 内田百間゜ 朝日新聞社 *函(僅ヤケシミ)帯入り,再版 ■爽秋の机邊に贈る最新百鬼園随筆 装釘:中川一政 1966 1000
92 宇野浩二伝 水上勉 中央公論社 *ビニールカバー,カバー帯,天少シミ,初版 ■菊池寛賞受賞/全1冊 (発行時定価\1250) 1973 1000
93 日本永代蔵 村田穆校注 新潮社

新潮日本古典集成 函帯入り,帯僅痛,初版 (発行時定価\1300)

1977 1000
94 連歌集 島津忠夫校注 新潮社

新潮日本古典集成 函帯入り,帯僅痛,初版 (発行時定価\1800)

1979 1000
95 落窪物語 稲賀敬二校注 新潮社

新潮日本古典集成 函帯入り,初版 (発行時定価\1500)

1977 1000
96 すばる 1981・8 昂 第3巻第8号 集英社 *小口天ヤケ【競作・課題小説】中学生暴力:深沢七郎VS尾辻克彦/『地下水』(220枚)川崎長太郎 1981 1500
97

群像 1993・8 第48巻第8号

講談社 *「椎の若葉に光あれ」―葛西善蔵の生涯:鎌田慧 1993 500
98 冬の幻 飯島耕一 文藝春秋 *函,帯(少痛補修),本体美,初版 ■滝口修造を索めて/あんな過激な人、そしてあんなやさしい人はいなかった日本のシュルレアリストの困難な生に歩み寄る連作長篇/装画:サム・フランシス (発行時定価\1900) 1982 1000
99 死顔 中村真一郎 新潮社 *函帯,本体表紙僅アセ,初版 ■ある日突然、姿をくらましたひとりの恋人の<死顔>!孤独なパリのアパルトマンの個室で、たったひとり、目を見開いて死んでいたその女の<死顔>!―成熟した男女の恋愛感情に伴う苦悩、嫉妬などの、人間精神の不可思議な諸領域を研究する壮大な連作六篇 (発行時定価\980) 1978 500
100 東橋新誌・前篇 (とうきょうしんし・ぜんぺん) 高見 順 六興出版部 *初版五千部 ■昭和18年「東京新聞」連載。未完の長編小説。 昭19 1500
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