あかりの家では、地域の協力を得て、利用者全員が生産的作業に従事しています。
自閉症の人たちにとって、作業は、「社会的な思考と行動を身につける」場であり、障害が重くても、作業環境・関係の工夫により、作業は可能と考えています。
平日の午前・午後、合わせて約3時間を作業時間として設定しているため、日中活動の場として、生活のリズム・日課として見通しの立ちやすいものになっています。
作業は、情緒の安定を目的とした時間であるとも考えています。 ただ単に、大量生産していくだけではなく、作業工程で、しっかり見て行う事、正しい動き(自分の体を意識して使う)をする事に、注意しながら取り組んでいます。
実際に、単調な作業を感覚的に行い続けると、情緒的な乱れがあらわれたり、無意識に繰り返してしまう動作が確立されることがあります。そうならないように、毎日の作業を集中して行うことで、情緒の安定、動きの安定をはかるのも、作業目的の一つです。
作業を行う大きな目的として、「仕事をして収入を得る」(生産→報酬→消費のサイクル)ことが一番にあげられます。
作業は、生活の場と切り離して職住分離を図るとともに、個々の能力が発揮しやすい作業環境と関係を工夫しています。



(3)解体されて取り出された銅線を、(1)の4名の作業台から一箇所に集める。

この作業班は、はっきり言って、屋外作業での寒暖、力仕事ということで、大変ハードな仕事です。そのため、作業工賃で喫茶店にお茶しに行くことを励みにし、その瞬間は、労働者としての自覚と醍醐味を感じる大切な瞬間になっています。
会社内の一室を作業場として借り、作業を行っています。施設から徒歩15~20分の所にあるその作業場までは、通勤時に出会う地域の方々とのコミュニケーションを大切にする意味を含め、毎日、徒歩で通勤しています。
割り箸の袋詰め納品作業





ただ単に、大量の箸を生産していくだけではなく、作業工程で、しっかり見て行う事、正しい動き(自分の体を意識して使う)をする事に、注意しながら取り組んでいます。
一見、単調動作で感覚的に行ってしまいがちな作業の動きの中では、情緒的な乱れがあらわれたり、感覚的な動きが確立されてしまいがちです。しかし、そうならないように日常的に行われる作業を集中して行うことで、情緒の安定、動きの安定をはかる事を目的としています。

パチンコをして稼いでいる訳ではありません。リサイクル業者からパチンコ台の解体を委託され、作業をしています。
パチンコ台には様々な種類の素材が装飾されており、それらを解体・分解して、一つずつ間違いの無いように可能な限り素材別に分けて、リサイクルしています。

(2)装飾物・電子部品を更に細かく分解する。


様々な工程を経て、目的(リサイクル)が成されますので、その工程すべてを一人ひとりがそれぞれに行うのではなく、個々の役割を決め、作業班全体として、一連の作業になるように設定しています。
作業班の全員が自分の役割が全体の中にあることで、責任を伴う形にしています。このようにすることで、誰かができていないという管理的なものではなく、その人のどういったところが苦手なのか把握することができる、援助者側の利点と、一人ひとりが、その工程のプロとして、仕事に誇りを見出してくれるようになりました。現在、作業内容は全員が理解し、ほとんどの方が主体的に活動できるようになっています。
ある程度、全員が技術を見に付け出した頃、問題になってきたことが、技術アップに伴う作業動作の単調化と、それに伴う疲労でした。その対策として、休憩を細かく取る設定を行うようにしました。

“さをり”と“播州糸”の2種類の糸を使用し、機織り機で反物を織り上げます。
縦糸を織り機に通す工程から、自分で選んでシャトルに糸を巻き、糸を寄せながら織ります
作業中の工夫として一時間半の間でもメリハリをつけるためにタイマーを使用し、織り機から離れた別の椅子に場所をかえて、細かく休憩をとっています
寄付で頂いている布を利用し、玄関や台所などに敷くマットを作成しています。年に一度のバザー出展に向けて、日々取り組んでいます。
(1)細長く切ってある布を、両端から糸が解れてこないように、両端を中に織り込むようにアイロンをかけます。
(2)枠に張られた縦糸に、交互に紐を通します。
(3)枠から外したマットの端に職員がミシンをかけて仕上げます。