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行政書士小谷  正

和歌山県行政書士会会員

 

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入るを(はか)りて出ずるを()

収入を考えて、それに応じた支出を行う。礼記に「30年の通を以って国用を制し、入るを量りて以っていずるを為す」、よく誤用される言い方「入るを量りて出ずるを制す」

 

人に剛臆なく気に進退あり

人間に生まれつき剛気と臆病の区別があるわけではなく、ただ物事に対して積極的と消極的の別があるだけである。その気にさえなれば誰でも強くなれるものである。

焦頭(しょうとう)爛額(らんが)上客となる

昔、ある人が、火災の起こるのを心配して、煙突を曲げ、薪を他に運ぶように勧めたが用いられず、その後ついに火災になり、頭を焦がし、額を爛らして防火に努めたものが、皆に尊ばれて上客となったという故事。禍乱を未然に防ぐ策を講じたものは省みられず、鎮定の功を立てたものが重賞を受ける。参謀や文官は世に出ないが、戦功の武将のみが世の喝采を受けるもの。私見:消防署みたいなもの、火事がないようにすることが良いことだが、火事がないと無用のものと思われ、火事を消すと喝采される。世の中では、ドジで騒ぎを起こして取組んだら、苦労したと褒められる。頭を使って、何事も起こさないようにすると認められない。こんなことが、ままあります。

実は(うそ)の奥にあり

人間は誰しも、嘘をついているとき、嘘をついていることを意識しているわけで、そのとき心のおくには真実があるものである。私見:「故に、真実は相手の目の奥に見とれる。」

大智は愚の如し

 真の知者は、むやみに小利口なことをしないから、見たところ愚者のように見ることを言う。大賢は、愚に似たり。太公望はこのような人物であっらしい。

知者は未萌(みぼう)に見る

 知者は、物事がまだ表面化していないうちに、それを察知することができる。戦国策に「愚者は成事に暗く、知者は未萌に見る」。(注意):「成事」は・・「政治」を誤記したものではありません。

人心は山川(さんせん)より(けわ)

 人の心は山川より険悪で、油断のならないことを戒めたもの。荘子に「孔子曰く、凡そ人心は山川よりも険し、天を知るよりも難し」

見え張るより頬張(ほおば)

 世間体を張るよりも、内実をよくする方が肝心であるの意。花より団子。義理ばるより頬張れ。

 

長者三代

一代目は苦労して財を築き、二代目は親に指導されて一応守るが、三代目は幼少よりおごりの癖がついて、家をつぶしてしまうものが多い。

類似のことわざ 長者に二代なし。売り家と唐様で書く三代目

 

資料出所:故事ことわざ辞典・新文学書房

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