二期倶楽部 at 那須

 高速を降り那須の林の中をくぐり抜けて行くと突然コンクリー
 ト打ちっぱなしのモダンな建物が見え隠れする。つい通り過ぎ
 てしまいそうなさりげない佇まいで現れるのが滞在型リゾート
 ホテル二期倶楽部。ここ二期倶楽部は42000坪の広大な敷地に
 本館6室・新館14室あわせてわずか20室。新館は「茶室がある
 部屋」「囲炉裏がある部屋」など個性溢れる部屋ばかり。いず
 れもモダンなテイストでまとめられている。
 パーキング係に誘導されて車を停め、那須の新鮮な空気を深呼
 吸。するとパーキング係のおじさんが荷物を運ぶベルボーイに
 早変わりしあれが本館でこちらが新館ですと案内&説明を受け
 ながらレセプションに案内される。

 レセプションデスクには既に先客が。BARコーナーの真っ赤なソファーにてチェックイン。赤い色が
 キレイな冷たいハイビスカスのハーブティーがサービスされほっと一息。ロングドライブの疲れが徐々
 に癒されてくる。スタッフから本日ブライダルパーティーがはいっているとの事。そういわれてみれば
 建物全体がザワザワ賑わっているような雰囲気。しかしスタッフの方が色々と気を使ってくれたので滞
 在中気になるどころかとても快適に過ごせた。

 room

 本館は池に面している建物で1号室から
 8号室(6室)まで。部屋は入るとまず
 玄関に雪駄とルームシューズが用意して
 ある。大きなリビングには3人掛け用の
 ソファー(エキストラベッドにも変わる)
 とリクライニングチェア。一輪挿しには
 野の花がさりげなく飾られている。
 ミニキッチンを挟んだ向かいには大きな
 窓の眺めがいいバスルームがありバスタ
 ブから景色を楽しむ事ができる。天井が高くて気持ちいいベッドルームにも
 大きな窓があり緑が溢れかえる広大な敷地の庭が望める。

 restaurant

 アフタヌーンティー(2名¥5600)は予約制になって
 いるので宿泊と同時に予約したほうが確実。通常ホールで
 サービスされるとの事だが宿泊当日ブライダルパーティー
 がはいっていた為に急きょレセプション棟前のテラスに変
 更。アフタヌーンティーは例のシルバーの3段重のもので
 スコーンやパウンドケーキとボリュームのあるサンドウィ
 ッチ。スコーンにはクロテッドクリームとブルーベリージ
 ャムの2種類。鳥のさえずりをBGMに優雅な香りを放つ紅茶
 をいただく至福のひととき。

 お待ちかねの夕食はレストラン「ラ・ブリーズ」へ。オーベ
 ルジュという事で楽しみなひととき。宿泊予約時に洋食・フ
 レンチ「シェフのおすすめコース」をオーダー。レセプショ
 ン棟にレストランがあり階段を一歩ずつ降りるごとにラ・ブ
 リーズ」の全体像が徐々に見えて来る。吹き抜けになってい
 るので天井が高く案内された席に着席するととても開放感が
 ある。全面ガラス張りの窓は可動式で気候や天気がいい日に
 はオープンになるそう。外へ続いているデッキでも食事を戴
 いてみたい。

 ディナーはメインを肉or魚と選ぶプリフィクススタイル。ワ
 インセラーには1200本以上もあるというワインを選ぶ楽
 しみも。前菜には敷地内の農園でとれたハーブや香りのいい
 高原野菜達の登場。香菜が苦手なのでドレッシングの力をか
 りてトライ。ドレッシングは3種類(岩塩とオリーブオイル
 ともう1種)それぞれで頂いた。自家製のパンはモチモチっ
 とした触感でとても美味しい。その後スープ・メイン・デザ
 ートと続きコクのある香り高いコーヒーで素敵なディナーの
 エンディングとなった。他にも和食(炭火焼きや川魚など)
 のコースもあったのでそちらも試してみたい。
 
 一晩明け、前日に降った雨が緑を潤おしすがすがしい朝に。朝食はディナーと同じラ・ブリーズで。
 天井まで全面の窓からは朝日がさんさんと差し込んできてまぶしい。照明の効果か同じダイニング
 とは思えない程昨晩とは違う表情をみせている。朝食はサラダやフレッシュジュース、フルーツや
 ヨーグルトなどはビュッフェスタイル。好きなものを好きなだけはうれしい。好みの卵料理につけ
 合わせはソーセージやハムなど。サーブされる自家製のパンは昨晩とは違う顔ぶれ。昨日はずっと
 着席したままだったので自分から見える景色が限られていたがサラダなどを取りに立ち上がって歩
 く事で視界が変わり色々な角度から風景を楽しめた。

 
写真は冬に訪れた時のもの



 ゆっくりとお茶をいただいた後はお楽しみのエステ。
 
アロマトリートメントサロン「アルゴーフィト」にてフィトテラピー
 によるフルボディトリートメントを体験。他にはフルボディトリート
 メントやレッグトリートメント・バックトリートメントとフットケア
 のコースがある。フィトテラピー(植物療法)とは聞き慣れない言葉。
 サロンの方に聞いてみると「アロマテラピー(精油)とハーバリズム
 (ハーブ)が互いに補完し病気や身体の不調、皮膚の障害などに植物
 性薬理作用物質を応用して手当する」との事。一見すると難解な感じ
 がするが要するにアロマオイルとハーブを使って体を癒すということ。
 またパンフレットによると「フランスコティの研究所長や工場長を務
 め、調香師として活躍しているアルベール・アルゴー氏が総合監修し
 た新しい心と身体のトリートメントサロン」
だそう。

  アルゴーフィトではまずカルテ作成の為の簡単な問診票に記入し、身体を温める意味でサロンの向かいに
 あるパブリックバスへ。その後心地よいBGMが流れている個室にて施術スタート。先程の問診票を基に
 調合されたカクテルオイルを使ってマッサージ。ブローシャーに「心と身体のバランスをとり、リズミカ
 ルなタッチを通してリンパの流れを整えて健やかなコンディションを保ちます。」
と書いてあるとおり施
 術師の指先が心地よいタッチで背中をマッサージ。アロマの香りとあいまってあまりの気持ちよさに眠り
 に落ちてしまった。施術後しばらくしてスタッフの方に声をかけられ目覚め着替え。その後はゆっくりと
 ハーブティーを飲みながら休息。カクテルオイルについての話や自宅でのケアの方法などを聞きほどなく
 して終了。部屋へ帰る途中本当に身体が軽くなったのには感動。

 3万5千坪の広大な敷地内を散歩していると渓流にそって
 遊歩道がある。途中小雨が降ってきたので行けなかったが
 奥の方にはテニスコート、ハーブガーデンなどあるようだ。
 この遊歩道、階段があったり砂利道になっているので足下
 には注意が必要。
   

 レセプション棟から歩いて2〜3分の丘の上にある
 大展望露天風呂。脱衣所には服を入れるカゴと籐の
 椅子が用意してあるが、屋根等はなく植裁だけで目
 隠しになっている完全に屋外状態。ここで服を脱ぐ
 のはちょっと勇気がいるかも。お風呂に入ってみる
 と外の遊歩道から見えるのではないかと不安になっ
 てしまう程開放感たっぷり。
 この他にメインホールの下に総檜張りのパブリック
 バスがある。木の香りが漂よい気持ちがいい。  

 ルームサービスでコーヒーをオーダーしたがクローズ時間を少しまわっていたので念のため問い合わせ
 てみると「少々お時間がかかりますがよろしいでしょうか」との事、そのスマートかつフレキシブルな
 心遣いがうれしい。しばらくすると雨音と共に「こんばんは ルームサービスです」とたっぷり入った
 ポットサービス(5〜6杯分)が届く。酸味が強くなくコクがある好みのローストで部屋中がコーヒー
 の香りにつつまれる。美味しいコーヒーを飲みながらDVD鑑賞のひととき。
 ベッドサイドには二期倶楽部も紹介されている「デザインホテル」が置いてある。帰り際にこの写真集
 をわけて欲しい、とお願いしたところ新しい本を出してきてくださり「お持ち頂いて結構ですよ」と思
 いがけずプレゼントしてもらいとてもうれしかった。
 
 心も身体も本当の意味でリラックス&リフレッシュできとても心地よいステイだった。
 今度は他の季節にも訪れてみたい。

2000.5.12

 二期倶楽部
 
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
 TEL: 0287-78-2215
 FAX: 0287-78-2218
 http://www.nikiclub.jp/index_02.html